山林生活

16年前の明治神宮のお神酒「金婚」を発見

16年前の明治神宮のお神酒「金婚」を発見

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一人暮らしを始めてからある程度の期間が経っているものの、実家が近いため荷物を実家に置いたままとなっています。かといってそのまま放置しておくのも家族に迷惑がかかります。またいつ死ぬかわからない、そして年追うごとに死ぬ確率は高まるわけです。いわゆる老い支度のために色々と不要なモノを捨てていくわけです。

こちら、フランスワールドカップの時の記念ジッポです。たぶんパチンコの景品で取りました。全くサッカーに興味がないのに日本代表がワールドカップ初出場ということでなんとなくにわかファンになっていた時期です。買わずにパチンコの景品で取るあたりがにわかファンの証拠です。
このほかにも色々とゴミのようなものがありましたがそれらはまた別の機会にお話を。今回は酒です。

お酒に関してはにわかファンではありません。一般の人よりかは造詣が深いです。とはいってもただの酒飲みでめんどくさいウンチク語るレベルです。

Trois Rivieres1977を未開封で所持しています。
Trois Rivieres1977を未開封で所持しています。

ウィスキーの高騰問題の話をしていたら思い出しました。 某アイドルグループのテレホンカード。 「これを

とくに酒をコレクションしているわけではありませんが唯一ビンテージ物のラム酒が転がっています。いつか高値で売れるかもしれない(とくに空調管理していませんが)ということで飲まずに持ったままとなっています。いつかあける日が来るかもしれませんが腐ってるかもしれませんね。
古い酒は時に高い値がつくんです。山崎50年、100万円で売られた限定品ですが7年後には3250万円に値上がりしました。どうやら今年山崎55年を税別300万円で販売するそうですがこちらも値上がりするのでしょうね。なんだか夢があります。

お神酒です。明治神宮のヤツです。
いつ買ったのかは不明です。それが二本出てきました。

年数を見ると04年と12年。和暦ではなく西暦だと思います。つまり16年前と8年前のものです。まさにビンテージの日本酒です。明治神宮自体は以前毎日のように行っていました。しかしここでお神酒を買った記憶がありません。おそらくお神酒がもらえるということは祈祷してもらったのでしょう。
二本あるということは二回も祈祷してもらっているわけです。実家にわざわざ持っていったということはそれも何か理由があるのかもしれません。でもなんだか全くわからずです...。

祈祷してもらったかどうかは気にせず、じゃあこれを転売に...とするのは流石に罰当たりです。私は信心深い仏教徒です。神を崇めてるんです。神道だとしてもそこは同じ神様のはず。神様からの恩頼、つまりお恵みです。そして飲めって書いてあるんで飲むべきでしょうね。お早めにお召し上がりくださいとも書いてありますが。

中をあけると明治神宮と容器に書かれています。
美しい白い瓶です。盃の白もキレイです。

でも蓋には清酒と書かれています。アルコール度数は15度。いわゆる普通酒と呼ばれるお酒です。こちらは金婚というお酒で東村山にある豊島屋酒造というところが作っているようです。この「金婚」という酒は明治天皇の銀婚式のお祝いの際に命名したそうで明治神宮のお神酒としておさめられている唯一の酒なんだそう。
中身は普通のお酒ではありません。神様からの恩頼です。さぞ美しいものが入っているのでしょう。
封が開いていないということは飲んだことがないのでしょう。せっかくなので飲んでみたいと思います。まずは一番古い04年のお神酒から。

若干赤酒っぽい色味です。なんだかオリのような浮遊物が浮いています。澱んでいます。この茶色っぽいヤツ、これが“神様からの恩頼”ってやつです。
コレ、飲んじゃダメなヤツっぽいですよね。腐ってるっぽいです。と言いつつ一応舐めてみます。日本酒っぽい味はしますが、変な甘みがあります。ちょっとヤバそうなので飲むのを辞めます。
16年前の酒ですからね。まぁ想像していたような状態でした。でも8年前のものであれば大丈夫なんじゃないでしょうか。12年製造の方も開けてみます。

栓抜きで王冠を取るとこんな状態でした。おそらくコルクだと思います。ほぼ腐ってる感じ。
04年製造の方にもコルクがついていたのでしょう。年数が経ちすぎて全てなくなってしまったようです。それが酒の中に落ちていた。つまり茶色っぽい色のやつはコルクの色素、オリはコルクだったようです。04年の方は飲まずにそのまま捨てましたが少し茶色がかっただけという感じでした。
基本的にお酒には賞味期限というのが書かれていません。そのためちゃんと管理していれば飲めるのでしょう。でもあれを飲む勇気はありませんでした。少し期待していたのですが残念な結果となりました。やっぱりお早めにお召し上がりくださいって書かれてある奴は早めに飲むべきなんでしょうね。04年製造のも12年製造のも瓶の構造などは基本的に同じでした。つまり、今もまだこの形のままなんだと思います。つまり、また祈祷しに明治神宮に行けばこの酒を手に入れられるということですね。製造元はわかっていますが、それでは“神様からの恩頼”は受けられません。玉串料って5000円くらいからでしたっけ。味は一緒かもしれませんが、信心深い身としてはやっぱり5000円払って買うべきなんでしょうね。

いや、お金が重要ではなく、そこは心、気持ちなんじゃないでしょうか。神様だってわかっているはずです。玉串料を払わなくても受け入れてくれるはず。

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