素人でもできる株式会社設立のための登記手順
おれは海賊王になる!ではないですが、誰しも夢を見るお金持ち。
金を稼ぐには社長になるしかない。
フィリピン人だって「シャチョさん」って言うぐらいなんで社長業はすごいものなんです。
でも社長ってそんな簡単になれるもんなの??と疑問に思うかもしれませんが、なるのは比較的簡単なんです。
今回は山林開拓とは外れますが、今後山林を所有し、何かしら事業を始めようとお考えの方に、会社登記の方法をレクチャーしようと思います。
一山買って一山儲ける。山林は稼げる!って言いたいですよね。でもその前に会社作んなきゃならんでしょ。
レクチャーっていっても私それに精通しているプロでもなく、詳しいわけでもないです。
たまたま分け合って会社を立ち上げたことがあります。せっかくだから全部一人でやってみたいということで色々と調べてやりました。
複雑そうに感じますが、やってみると比較的楽です。そのため皆様に「俺スゲー」的なところを見せようかなと...。
ただただ手順に倣って登記の手続きをするだけです。
どうしても役所のサイトは暗号のような小難しい言葉で書いてあるためわからない部分が多いのですが、理解すると簡単な作業です。
会社を立ち上げたい方、別に立ち上げる気がなかったとしても話半分でいいので見てってください。
まず会社を作るのにもお金がかかります。
一人で登記を済ませたとしても株式会社だと20万円ちょっと合同会社だと12万くらいでしょうか。
また、登記の手続きを行政書士か司法書士に頼むって人が多いでしょう。
煩雑な作業を他人に任せるのは当然です。
人はいつか死ぬわけで、無駄な時間を過ごすのはもったいない。
誰かに任せてその時間を自分のために使うのが一番!
ではありますが、現実問題お金というのは重要です。
金は命より重い。by 利根川
ざわ・・・ざわ・・・
とはいっても時は金なり。司法書士に頼んでも安いところで2、3万でやってくれるんで頼むほうがいいとは思います。
それでも自分の会社なんだから自分で作りたいって人もいるでしょう。
とくにこのような経験は普段しないですからね。時間がある人はやってみるのもよいでしょう。
会社を作るということは法人登記ということです。法人という新たな人格を作ります。
人ではないが人の為りをしたものを作るわけです。「はいつくりました」では許されないみたいです。
その法人なるものを国に認めさせ、人格を形成しなければならないのです。
届けを出すのは法務局。しかし「会社作るんでよろしくー」では通らないのがこの日本です。
それでは何が必要なのかを説明いたします。
とその前に、会社を作ろうとしているのであれば一番最初に以下の用意をした方が良いでしょう。
1.マイナンバーカードの取得
登記の際に必要となります。紙のものではなくカードを申請しておくべきでしょう。
2.印鑑登録及び印鑑証明
個人のものです。登記の際に必要となります。最低でも二枚必要になります。
3.新規の銀行口座
法人用の口座を作る際に用意しておくとスムーズです。出来れば法人口座を作る予定の支店で作成してください。
とりあえずこれだけは事前に用意しておきましょう。理由は読んでいけばわかります。
それでは順を追って説明します。
第一ステップ:会社名と会社登記の目的を考えてみる
ただ会社を作りたいだけ。理由はそれで十分なんです。
実はかく言う私も会社を設立しました。理由は作ってみたかったからというものです。
大体の方が節税のためや信用のためという名目で会社を作るのですが、私は「代表取締役」って書かれている名刺を作りたかったからという理由です。
このように作りたい理由はどうでもよいのです。
キャバクラのねぇちゃんに自慢するだけでもいいでしょう。同窓会で自慢するためでもいいと思います。
アンケートとかの職業欄の会社経営者にマルをついたいからでも結構です。
このように作る理由は何でもいいのですがどのような会社にしていくべきかという部分を決めなければなりません。
つまり何する会社?ということです。
何もしない会社では法務局も認めてくれないでしょう。
法人を作るということは国にとっても税金が取れる場所が増えるから願ったり叶ったりです。
しかし会社として機能しないのであれば話は別です。
法人という新たなものを作るわけですからちゃんとしたものがなければなりません。
名もない。何するかわからない。正体不明の会社ではダメっていうことです。
そのため最初に決めることは定款をつくることです。
定款とはこの会社が何の目的で何をするのかを取り決めたいわゆる会社のガイドブック、ルールブック的なものです。
会社はこれをもとに運用されるみたいなんです。
ルールを決めよ。というのが原則です。
まずは社名を決めなければなりません。
名もない会社というわけにはいきません。
名もない会社なのであれば「株式会社名もない」か「名もない株式会社」にするしかないのです。
子供が生まれれば名をつけます。同じように会社を産むためには名をつけなければなりません。
この会社の名前に関していくつか条件があるようです。
子供に名前を付けるよりも少し厳しいようですね。
一つは株式会社を作るのであれば「株式会社」という文字を入れなければならないこと。
かっこよく「Co., Ltd.」とかにしたいと思ってもできません。
まぁ会社作りたいって考えている人にとっては「株式会社」っていうのはなんか響きが良いですよね。
前につけるか後ろにつけるかはご自由にとのこと。
二つ目は同一住所に同じ名前はダメというところです。
会社の事務所がマンションや共同オフィスだった場合、同じ住所ってこともあるでしょう。
例えば親が自宅で山田株式会社っていう会社を作っていた場合、子供が山田株式会社は作れないみたいです。
また豊田市に住んでいる自動車屋さんがトヨタ自動車っていう名前は使えないでしょう。
法務局でも通らないし、仮に通ったとしても訴えられるだけです。
このように通ったとしても後々問題になるケースもあります。
同一住所ではなかったとしても同市内、同区内で同じ名前がある場合は注意すべきでしょう。
いっそのことライトノベルのように長めの社名にしてもよいかもしれません。
ちなみに日本の社名で長いのは137文字のようです。せっかくだからギネス目指しましょう。
市内、区内にどんな会社名があるかは法務局で確認ができます。
またその会社がどんな業務をしているのかも確認可能なんでそれを見て会社名を決めるのがよいですね。
三つ目は使える文字が限られているみたいです。
常用漢字や日本語は問題ありません。記号も一部可能のようです。
ハングルやタイ語とかは無理っぽいようですね。記号に関してもそれだけっていうのはまずいみたいですね。
記号はあくまでも句読点などに使うためのようです。
四つ目は使用できない文字があるということ。例えば山田銀行(山田さんすいません)。
これだと銀行だと思います。これじゃダメなんです。
あなたが銀行をするのであればいいのですがしないのであればダメなんです。
要は利用者が間違えるから。反対に銀行は銀行ってつけないとダメみたいです。
「ジャパンネットバンク銀行」
バンクと銀行がかぶっているけどこれは日本の法律のおかげです。
こんな感じで決まっているようです。
そのほか公序良俗に反する社名も禁止のようです。
ここに関しては子供の名前と同じようなもんですよね。
しかし何をもって公序良俗に反するかは不明な部分があります。
もしかしたら「株式会社山田(山田さんすいません)」が公序良俗に反すると言われれば通りません。
またわいせつなものが公序良俗に反すると言いますが、何がわいせつに当たるのでしょうか?
タートルネックはわいせつですか?わいせつじゃないですか?
人によってはこれを男性器と思い「卑猥!汚らわしい!」って思うかもしれません。
これを言い出すと始まらないんで次に進みます。
要は普通の何の変哲もない名前を付ければいいんです。
名前でちょっと他と差をつけようなんて思わないでください。
変な名前を付ければ「キラキラ会社名」とか言われるんで「●●商事」とか「●●コーポレーション」とかにしとけばいいんです。
名前なんて別に気にする必要はありません。よく「社名はその会社の顔」とか言いますが、結局はだれも気にしてないんで。
山田さんは株式会社山田でいいんです。