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‐素人でもできる株式会社設立2-定款の目的を考える-‐

素人でもできる株式会社設立2-定款の目的を考える-

先日からの続きです。やっと会社名が決まったところです。次に行うのは会社の目的です。
つまり、この会社が何の目的で作られたのかを決めなければなりません。

ラーメン屋はラーメン作るのが目的。
金貸しはお金を貸すのが目的。
パチンコ屋はパチンコを遊戯させるのが目的。
ってな具合にどの会社も理由を持って営業しているのです。

特に何もないけど会社作ってみました!では許されないそうなんです。
仮にそのような気持ちで作ったとしても表向きは目的が必要です。
これを定款に明記しなければなりません。
反対に考えると、ここに明記されていない事業はしてはいけないということです。

ラーメン屋だけど夜はゲームセンターにしよ!←だめです。
ラーメン屋だけど夜は居酒屋にしよ!←これも定款の目的によってはだめ。

このようにルールブックで決めた以上それに則った業務をしなければなりません。
そのため会社設立の目的はいろいろ書いた方が良い場合もあります。

1.ラーメン店の運営←これだとラーメン店の営業しかできません。
2.中華料理店の営業←これだとチャーハンだせるんじゃね?
3.飲食店の営業←これだったら和食もだせる!!

ってな具合に目的の内容で出来る業種も決まります。
それだったらすべての業務が出来るよう全てを書けばよいじゃない!?ってなるわけですが、これもこれで問題になるんです。

例えばラーメン屋に入って「味噌、塩、しょうゆ、とんこつ」全て選べます。パスタもできるしカレーもあるよ!
見たいな店に入った時、

「外れ引いた…」って思いませんか?思いますよね!?当方だけですかね!?

一部の方にはわかってくれるかもしれませんが、なんでもあるから素晴らしいとは思わず、何の店かわからないと思ってしまうのです。
会社の目的もそうで、色々と書いてあると何の会社かよくわからなくなります。
実態不明の会社。これでは誰も取引しようとは思いません。
実際に目的が多すぎると銀行口座が作れないなんてこともあります。
この目的に関しては後から変更可能(有料)ですので、まずはやりたいこと10個くらいに留めておきましょう。

1. 経営コンサルタント業
2. インターネットに関する総合コンサルティング業務
3. ウェブサイトの企画、設計、開発、運営及び販売
4. 広告代理業又は広告業
5. バー、クラブ等の飲食店の企画、経営及びコンサルティング
6. 物品の輸出入及び販売並びにその問屋業、仲立業及び代理業
7. 有料職業紹介事業
8. 食料品、飲料品及び酒類の販売及び輸出入
9. 古物営業法による古物商
10.前各号に附帯または関連する一切の業務

当方が法人設立の際、書いた内容は上記のものです。

1に関してはなんとなくそれっぽいものです。

経営コンサルタントって胡散臭いですよね。なんか資格があるわけでもなく何しているか不明です。
でもこれ書いておけばなんかやくにたつのかな~って感じで書きました。

2に関しても1と被るところがありますが、より具体的に書いてみました。
3と4がメインですね。つまりホームページ作ったり、それの販促物作ったりとここがメインです。

5に関してですが、キャバクラのコンサルとかできたらいいじゃん!
キャバクラで飲んでも経費通るんでしょ!だって、それ、仕事だし!っていう経緯がありとりあえず入れてみました。
また「企画、経営及びコンサルティング」って形にしたのでキャバクラ作れます。

6については「もし物を売るんだったら!」という理由で入れてみました。及び、並びに及び…何言ってるかいまいちわかりません。

7,8,9についてですが、これらは届け出だったり許可がいる業種となります。
許可を得ていても定款に書かれていなければ業務を行うことができません。定款に書かれていても許可がなければできません。

古物に関しては古物商の免許を。酒販売に関しては酒販の免許を。職業紹介に関しては人材派遣の免許をってな具合に免許を取得しなければなりませんが、それ以前に会社がその資格を有せる状況でなければなりません。この業務を行う行わないに関係なく、とりあえず定款の目的に記入しました。

ちなみに当方は古物商の資格を持っています。古物の資格に関してはまた今度お話しします。
このようにできる・できないで目的を決めるのではなく、やろうと思っている、やる業務を書けばいいんです。

10に関しては魔法の言葉です。
附帯または関連するってことはそれに似た業務もOKってことです。
ラーメン屋がチャーハン出すのは附帯する業務ってことですね。たぶん。

及び並びに、等、関する、関連する、附帯するって言葉は便利ですよね。
でも書き方がいまいちわからないって人は「定款 目的」でネット検索すれば色々と出てきます。
先人たちの目的を参考にして作れば比較的楽に作ることもできるでしょう。

定款の目的は許認可関連の業務を行うのであれば確実に必要ですが、それ以外はとくに気にする必要もなさそうです。
飲食店の場合においても許認可が必要なので目的に記載しないといけませんが、ウェブサイトの制作なんかは必要ありません。
2、3は不要で4で補えると思います。なんだったら1だけでかなりカバーできるところがあるでしょう。

「ウェブサイトの企画」=「コンサルティング業務」
「広告業」=「コンサルティング業務」

ただ、うちはネット関連の事業を幅広く手掛けてるんですよ!っていうアピールのため同じような目的を書いただけです。
まぁ様式美ってやつでしょうか。
でもダラダラ書いていても仕方ないのでラーメン屋はチャーハン出さずにラーメンだけ出しとけばいいんです。

「しょうゆラーメンだけ出す店舗の営業」
「前各号に附帯または関連する一切の業務」

明確で且つ男気溢れます。旨そうなしょうゆラーメン出してくれそうですよね。
銀行の融資も通りやすくなるのではないでしょうか。

素人でもできる株式会社設立3-定款を作成-
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Author:小鳥遊々
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小屋暮らしをするため、土地持ちホームレスを目指し開拓中

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