素人でもできる株式会社設立5-法務局で法人登記-
電子定款が出来ました。それをもって法務局に行って渡せば終了ってわけではありません。
法務局でもそのほか必要な書類を用意しなければなりません。順を追ってお話しします。
■登記申請書
申請書の手順通りに書けば問題ないです。以下のサイトをご確認ください。
登記申請書
こんな感じで書きます。
■登記すべき事項を保存したCD-R
これは電子定款のものではなく、それ以外に法務局が登録するであろう情報を箇条書きにしたものをデータに起こして渡すものです。
法務局サイトにテキスト形式でデータがあります。これをもとに記入していってください。
また書式や使用するCD-Rにもいろいろとケチつけられているのでそれは以下を見てください。
■定款
認証の際に作成した定款を持参します。
■発起人の決定書
発起人の決定書とは要は「俺は海賊王になる!」ってやつを書面で交付するわけです。
会社はどこの住所でやるのか。電子公告はどこのURLを利用するのか。これを書面で残す必要があります。
■取締役の就任承諾書
誰が取締役なの?誰が代表なの?っていうのを決めないといけないみたいです。
一人会社なんだからオレが社長だってわけなんですが、ちゃんと承諾書を残さなきゃならんのですわ。
承諾も何も俺が俺の承諾っていうのもおかしな話なんですが、仕方がないことです。
■自分の印鑑証明
印鑑証明って不動産を買ったり車を買ったりしないと早々作らないですよね。
私は昔車を買った際に印鑑証明を作りました。山林を買う人も必要になるんで印鑑は登録しておいた方が良いでしょう。
■払込を証する書面
資本金がちゃんと用意されているかが分かるようにしないといけないみたいです。
しかし現状で会社はできてません。
そのため会社の口座は無い状態です。
この資本金に関しては自分の口座でやるしかないみたいです。
またいくつか条件があって、
・資本金の払込は定款の認証後じゃなきゃダメ。
・口座残高はゼロにしたうえで振り込み。
・振込金額と氏名が分かるように個人名で振り込む。
この条件を満たさなければなりません。
口座をゼロにするのは面倒なんで新たに口座を作っておきます。
最近は口座を作るのもうるさくなりましたが、法人設立のために口座が欲しい旨を伝えれば比較的楽に作れました。
通帳の表紙、裏表紙、払込が印字されているページを印刷。
それに払込があったことを証する書面を以下のような感じで作成します。
■印鑑届出書
★★★☆★★★★★★
騙しリンク無し!!上記サイトの真ん中から下の方に印鑑証明書交付申請書がありますのでそこをクリック!
これらの書類を用意します。
そして製本です。印鑑証明書以外のものをホッチキスで止めます。
そして見開きの部分に契印を押します。
1登記申請書
2定款
3発起人の決定書
4取締役の就任承諾書
5印鑑証明書
6出資の払込を証する証明書
これと印鑑届出書、登記すべき事項が書かれたCD-Rとお金を持って法務局に。
どうやら郵送やネットでもできるみたいなんですが、せっかくなんで直接法務局で届け出ました。
登記申請にかかるのは15万。ここまでで20万円ほど...。
なんでも金、金うるさいですね。会社作る前に破産してしまいます。
書類の不備があれば登記官から指示があるみたいです。
私は問題なく審査が通り、晴れて法人設立となりました。
そうです。これからはシャチョさんって呼ばれる立場になったのです。と喜んでもいられません。
一応登記はされたもののその後の作業もまだあるんです。
銀行口座の作成。税務署への届け出。。。これらの作業も面倒なんです。
とりあえず審査が通ったら法務局に行って会社の登記簿謄本を3通ほど発行した方が良いでしょう。
これをもって次のステップに進みます。