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素人でもできる株式会社設立6-口座開設・税務署等届出-

素人でもできる株式会社設立6-口座開設・税務署等届出-

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会社はできました。でもできただけでは何の役にも立ちません。
お金を稼ぐんだったらお上に面通ししなければなりません。
つまり税務署に届け出をする必要があります。

必要な書類は税務署のサイトからダウンロードできます。

■法人設立届出書
税務署のサイトにあります。

■定款のコピー
公証役場で認証した際に会社の保存用の定款があります。それをコピーしてください。

■登記事項証明書
会社の登記簿謄本です。3通のうちここで1通使います。

■設立時貸借対照表
ワードでもエクセルでもなんだったら手書きでも構わないでしょう。
お金は今のところ動いていなく、あるのは資本金だけです。

■株主名簿
この会社はいったい誰が株主なのかな?っていうのを教えないといけません。面倒です。

■青色申告の承認申請書
私、個人事業主として青色申告はしています。それと同じです。申請書は税務署のサイトにあります。

■給与支払事務所等の開設届出書
うちは給料払うんですけど。っていう届出書ですね。税務署のサイトにあります。

■源泉所得税の納金の特例の承認に関する申請書
一人会社だと別に関係ないんですが、これも申請書として提出します。税務署のサイトにあります。

これらを提出すればOKです。
続いて地方税に関する事務所へ。私は都内だったので都税事務所でした。
税務署と同じように「あんたのシマでシノギするから」って伝えなければなりません。

必要な書類に関しては地方税を収める管轄事務所のサイトを見れば申請書などの必要書類があると思います。
また私23区内で設立したため都税事務所に届け出を出せばよかったのですが、地方だと県税事務所以外に市区町村にも届け出をしなければならないみたいです。

どちらにしてもここで定款のコピーと登記簿が必要になります。

続いて人を雇うのであれば労働基準監督署、ハローワーク、年金事務所にも届け出が必要なんですが、一人会社なので私はこの部分分かりません。

最後に銀行口座開設です。
個人の時とは違い、法人は出来立てで何の会社なのかわかりません。
もしかしたらいかがわしい会社なのでは!?っと思われて銀行も口座開設をしてくれない可能性もあります。
とくに振り込み詐欺とかで売られた法人口座を用いることが多いため、おいそれと銀行も口座は作らせないようなんです。

世知辛い世の中です。

出来る限りスムーズに作るためには事前の準備が必要。できればこれは法人設立前に準備しておきましょう。

【用意するもの】
・賃貸借契約書
・ホームページ
・チラシやパンフレット、見積書などの書類

私は法人成り、つまり個人事業主から法人に切り替えるというのが(表向きの)目的だったためこれらのものを用意できました。
賃貸借契約書は借りている事務所の契約書です。
これに関しては容易可能でしょう。
一軒家であれば不動産登記簿を持っていけばよいと思います。

ウェブサイト。これがあると銀行側も判断がしやすいです。
結局のところどんな会社なのかを銀行は知りたいのです。
サイトがあれば会社の実態もある程度掴めるでしょう。
今後公告も電子公告をするのであればウェブサイトは持っておいた方が良いですね。

サイトを作れない方。お手伝いします。

それに合わせて営業していることが分かる書面があるとよいです。

客に渡した見積書のコピーとか、客に渡したと見せかけた見積書のコピーとか、客はいないけど作ってみた見積書のコピー。

この辺の実態があると証明できる、実態があると証明できそうな雰囲気の書類があれば審査が通りやすいです。
また今回法人設立にあたり、資本金を振り込む個人口座を開設しました。
同じ支店で法人口座を作るとそれも通りやすいでしょう。

このように用意をしても、資本金額が少ないという理由で通らないケース、定款の内容が不適切なもので通らないという場合もあります。
例えば定款の目的に「異性紹介業」とかいう明らかにピンク臭漂うものが書いてあると引っ掛かります。
ちなみに私は「バー、クラブ等の飲食店の企画、経営及びコンサルティング」の部分で回答を求められました。

「これは...これはですね。飲食店とかの販促物を作ったりとか、サイト作ったりとかそんな感じです。
 べっ...別にキャバクラとかやるわけじゃないんだからねっ!!」

って感じで話したら問題ありませんでした。
あまり目的が多すぎると審査も厳しくなるでしょう。また恐らく一つずつ理由を聞かれます。
そのため資本金はある程度の額、定款に書く目的は簡素にした方が良いです。

審査を通りやすくするため以外に以下のものを用意してください。

■登記簿謄本
ここで三つ目の謄本を使用します。
■認証を受けた定款
恐らく一部残っていると思います。それを利用します。
■印鑑証明書
法人の印鑑証明です。法務局で登録したやつです。
■会社の代表印
作成した印鑑です。
■銀行印に使用する印鑑
会社印のほか、銀行印を作ったのであればそれを使用しましょう。
■自分の身分証明書
免許証で構いません。

これらの書類を出し、審査を待ちます。早ければ一週間ほどで口座を開設できます。
これでとりあえず会社設立の作業は終わりました。
皆さんいかがでしょうか?一億総社長目指しませんか?ちなみに私はもうシャチョさんではありません...。
この山林生活ブログ。これまでとは毛色の違う形で今回書いてみました。
でも山林を購入した人の多くは職を辞め、自分で何かをしようとしている人が多いと思います。
そういった意味では法人登記の流れも重要な部分ではないでしょうか。

山林開拓並びに車中泊、その他それに附帯する一切の業務。ってことでよろしいでしょうか。

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