山林生活

【自家醸造】日本酒を國酒と呼ぶためには法改正が必要

【自家醸造】日本酒を國酒と呼ぶためには法改正が必要

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「ENJOY JAPANESE KOKUSHU(國酒を楽しもう)」プロジェクト

五年ほど前に国家戦略局が提言したものです。日本酒や焼酎を「國酒」と呼び海外に売り込もうってやつです。国家戦略局については過去のものとなりましたが、日本酒は海外でも人気となりつつあります。当方としても日本酒や焼酎を「國酒」として扱い、外国の人に飲んでもらうというのは良いと思います。ワインやウィスキーとはまた違った味わいであり、日本独自のものがあります。文化を広げるという点で大いに結構です。

しかし、國酒と呼ばれるべき日本酒や焼酎。作り方は知っているのか?となると実際の所あやふやです。

米を発酵させて作るのが日本酒。
日本酒を蒸留して作るのが米焼酎。

これくらいは大体の方が分かっています。では日本酒に適した米はどういったものなのか、発酵する温度は?麹の割合は?発酵日数は?火入とかって?こんな感じでわからない部分が多いのです。日本を代表とする國酒にもかかわらず、日本人がその作り方すらよくわかっていない。こんなものを国を代表する商品として出してよいものなのだろうかと疑問に思っています。

日本では古くより酒の自家醸造がありました。自家醸造といっても大掛かりな器材はありません。甕に仕込んで作る程度のものです。清酒ではなくどぶろくというもの。これに関しては一定の知識があればだれでも作れました。しかし明治32年に自家醸造が禁止されました。

禁止の理由は税収の強化です。当時は日清戦争後の税収不足があったそうです。そのため酒税業者に酒税を課したわけです。しかし税金で高くなる酒を買うわけがないわけで、酒税業者は反発。その結果、自家醸造を禁止にして酒税業者からお酒を買わなければ手に入らない形にしたのだとか。これが自家醸造禁止の始まりです。

酒税法ができた際の効果はかなりあったようです。国税の全体の30%。その当時で一番の税収割合だった時期もあったのだとか。しかし現在は1.3%。かなり割合は目減りしております。ただでさえ若者の酒離れがあり、飲酒に対するイメージも悪くなってきております。しかも酒税に消費税が加算されるという二重課税です。また税金の値上げ、原材料の高騰などで酒の値段も高くなっております。

お酒を飲まなくても楽しめる。そのように考える人も多くなっております。結果的にノンアルコール飲料の売り上げも伸びているわけです。

約40年ほど前にとある事件がありました。社会活動家である前田俊彦氏が「ドブロクをつくろう」という書籍を出版。

その中で「自分がのむ酒は自分でつくる」と述べています。その後前田氏は酒をふるまう宴会を催し国税庁長官にも招待状を送ったそうです。招待状というよりは挑戦状です。当然ながら国税局は酒税法違反を認めるわけにはいきません。これが理由で起こる裁判が有名な「どぶろく裁判」です。

自家醸造を禁じるのは幸福追求権・財産権の点から違憲であると主張し、最高裁まで争いましたが、最高裁では税収確保のため自家醸造を制限するのは憲法違反ではないという判決に。結果、最高裁の裁判長が言ってるからそれに従わなきゃならんよなーという状態になってしまいました。

日本ではお酒を造ることは酒税法に反するわけですので免許を持っていなければ作れません。かといって免許を取るためにはそれなりの器材が必要となります、甕でつくって自分で飲むっていうのはダメってことなんでしょうね。このような経緯があるため酒造りがどうやって行われているのか、何が必要なのかもわからず、当方らは誰がどこで作ったのか、また何が入っているのかもよくわからない酒を飲むしかありません。

そんな酒の作り方も知らない日本人が國酒と呼ぶのはちょっと問題があるのではないでしょうか。

当方は自家醸造を解禁すべきだと思います。
そもそも、自家醸造の場合は作れる量も限られ、また使える器材も限られます。酒蔵のようなしっかりとしたところで作るわけではありません。当然、酒造メーカーが作る酒の方がおいしいでしょう。日本酒に限らずビールについても技術と知識がある酒造メーカーには及びません。自家醸造を解禁して酒の売り上げが落ちるとは思えないのです。反対に酒に対する意識が高まり、売り上げが伸びると思うのですがどうでしょうか。

もし自家醸造ができるようになれば、自ら酒を造り、そしてメーカーの酒と飲み比べ、味の違いを確かめると思います。このように売り上げにつながると思います。当然、酒造利権だけで大した酒も出していないところは消えてなくなるわけですが、しっかりとしたところはちゃんと残るでしょう。

色々なブログを見ていると、お酒の作り方を書いている人もいます。

でも必ず「アルコール1%以上は酒税法違反なので注意が必要!」とか「飲むときは沸騰させてアルコールを飛ばしてください!」とか眠たいことを言っている人もいます。実際のところ自家醸造で自家消費するくらいであれば国税も目くじらを立てはしないのでしょう。でも違法で作ってお咎めがないのと、法に触れずに作れるのとはわけが違います。当方が求めているのは、ただ自分でつくった酒を飲んでみたい。それだけです。

別に誰かに販売するつもりも無く、振る舞うつもりもありません。当方が死ぬ前、または酒が飲めなくなる前までに解禁してほしいです。

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山林

千葉に山林を購入しました。
小屋暮らし、土地持ちホームレスを目指し開拓中⇒プロフィール

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