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京都・四条大宮にある餃子の王将本店に行ってみた

京都・四条大宮にある餃子の王将本店に行ってみた

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基本的に夜はホテルで食事を取っております。ホテルのレストランではなく部屋で食べています。コロナウイルスの影響もあり、外食をするのが少し気を使うようになりました。とくに夜は酒も入り皆が大らかとなります。マスクもせずに大声でしゃべり、笑い、膝を突き合わせて話す距離にいるわけです。まさに密接しているのです。これまでであればそれも良しと出来たのでしょう。知らない街の赤ちょうちんがぶら下がる居酒屋で、酔っぱらったサラリーマンに絡まれる。そういったものも旅の醍醐味でした。しかしそれで感染する、感染させてしまうリスクがあるわけです。
京都は人が少ない。観光客は減ったとはいえ関西の大都市であることには変わりません。そこに住む人がいて日々生活をしています。そのため夜の繁華街は変わらず人がいるわけです。
そこで食事をするのは気が引けるため、できる限りテイクアウトや弁当を買って帰っています。

スーパーの安い弁当298円。このあたりが外食の下限となるでしょう。
おばんざいとか色々京都にはあるんです。でも基本的にどこも高いんです。とくに四条烏丸に近いところのホテルに泊まっています。付近は大丸やら高島屋といったデパートがある立地。東京でいう銀座のような場所です。そのようなところで安いお店を探すのが容易ではありません。
たまの食事を豪勢にするのであればよいのです。でも毎食2000円とか3000円とか出したくないんです。できる限り安く。カップラーメンでも十分なんです。このコンビニ弁当でも別に構わない。不味くないんです。でも京都らしさを感じられないんです。せっかく京都に滞在しているんです。やっぱりここでしか食べられないものを食べたいじゃないですか!そんなわけで歩いて行ける距離で少しだけ遠くまで買いに行きました。

王将です。ぜんぜん普通のファストフード。
都内でも頻繁に利用し、なんだったら子供のころから王将の餃子は食べています。学生のころにもよく行きました。餃子定食。餃子二人前にライス。それだけでお腹いっぱいになりました。近年では専らツマミとなっていますが餃子は変わらず食べています。
王将のチャーハンとかを過去に食べたことがありますが、それも餃子込み。基本餃子を基点に“サイドメニュー”を頼んでいます。
餃子といえばビール、ですが今回は日本酒を合わせてみました。

最近では大阪王将という店舗も都内で見かけるようになりました。大阪王将は京都王将で働いていた人がはじめたお店のようです。どのような経緯で“王将”を名乗ったのかは不明ですが過去には名称で裁判もあったそうです。とりあえず和解という形になりました。
本家である京都王将がなじみがあるのでこちらに行ってしまいますが、味音痴の身としては正直なところ違いが分かりません。個人的にはどちらも“王将”なんです。

京都は王将発祥の場所。
餃子といえば宇都宮、消費量一位だった浜松をイメージしますがそうではないんです。子供のころから餃子といったら王将だったんです。
まさに京都は日本の餃子のルーツのような場所なんです。

そんなわけでせっかくだから餃子を持ち帰ったわけです。やっぱりいいですね。正直なところ餃子の味の違いとかよくわかってないけど、この懐かしい味わいがいいんです。ご飯にもよく合う、そしてビールにもよく合います。中国では焼き餃子という文化は無いそうです。そのためこれも魔改造してできた日本料理なんでしょうね。

そして馬鹿の一つ覚え。翌日も同じように「京都名物の餃子」を買いに行きました。ホテル近くに王将がないため駅一つ分ほど歩いて行きます。場所は四条大宮というところ。

何の気なしに看板を見上げると一号店と書いてあります。
ここ、どうやら餃子の王将の一号店だったようです。まさかの原点でした。

大阪王将ができたのは1967年。加藤朝雄という方が創業者のようです。ここが一号店となっていますが、本当に最初の王将は七条烏丸だったそうです。1967年に200万円で七条烏丸にある飲食店の権利を購入。その飲食店の名前が「王将」だったそうです。でもどうやら詐欺だったそうで本当の経営者とトラブル。その結果四条大宮で一号店をオープンする運びとなったんだとか。

あくまでもここが創業地。本店ってことです。
そのため王将の起源は1967年12月24日なんだそうです。

王将の先代社長は大東隆行という方。この方は創業者・加藤朝雄の義理の弟にあたるんだとか。しかし2013年に本社前で拳銃で射殺されましたね。犯人は未だに見つかっていません。明らかに社長を狙った犯行ですが理由もわからずです。大東隆行氏は三代目。二代目はかなり羽振りよく色々問題があったようですが三代目は社に貢献している様子でした。そんないわくつきの餃子屋ですが、味は昔から変わらずです。

また同じように餃子を注文してしまいました。これを肴に酒を飲む。最高の京都旅行なんじゃないでしょうか。しかも今回も日本酒。伏見の日本酒・玉乃光にしてみました。

王将であれば別に都内にあるんです。王将はどこで食べても同じ味というのが安心で素晴らしいです。でも、やはりルーツの起源である本店のヤツを食べるのがよいですよね。実際にお店は混んでいて持ち帰り客も多くいました。それだけ有名でしっかりしているのでしょう。

まぁ本店と知ったのは後からでしたが。

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