面積の99%が琵琶湖の滋賀で「鮒ずしのタタキ」を食べる
GOTOトラベルの地域振興クーポンを手に入れました。早めに予約をしていればチェックイン15時の時点で利用できますが当日予約の場合反映されるのに時間がかかるそうです。一応近県で利用できるようですが現在静岡なので利用できるのは神奈川、山梨、長野、愛知です。これより京都に向かうため愛知は通り過ぎますが通り過ぎるだけです。
そして問題となるのが地域振興クーポンが紙ではなく電子クーポンという点です。
紙で発行されたのものであれば使える店舗が多いのですが、電子クーポンの場合使えないところが多いです。コンビニもファミマとローソンは紙クーポンのみの対応でした。唯一セブンイレブンで電子クーポンがつかえますが、すべてのセブンイレブンが地域振興券の対応をしているわけではなくおそらくオーナーによって対応しているところが変わるようです。
電子クーポンが対応しているかどうかをGOTOキャンペーンのサイトで確認できるのですがソート機能がないため一軒ずつ開いて確認しなければなりません。どこで使えるかどうかわからないためチェックアウト前にホテル近くのセブンイレブンでクーポンを使おうと思いました。
電子クーポンを使うためにはQRコードを読み取れるようにリーダーを立ち上げなければならないのですが、
まさかの未対応です。一応2世代前の機種で最新版のandroid11ですが動きませんでした。正直GOTOトラベルキャンペーンについてウェブサイトも微妙だし検索し辛いところがあり不満でした。そして過去に申請したことがあるのですが申請書類がエクセルでつくられていたりワードが必要だったりと環境とか何も考えずに作られた申請書類だったのです。この未対応に関しても適当に作った感がします。おそらく国ではなくどこかの業者が作っているんだと思うのですが、ちょっとひどいんじゃないでしょうか。これに税金がつかわれているわけです。
リーダーが動かなくてもパスコードを打てば利用できます。コンビニで1000円分。酒無しで1000円分だと結構な金額となります。ちなみにおつりは返ってこないため1000円以上の買い物をしたのですが、不足金に関しては現金でしか受付していないんだそう。感染症対策を考えればキャッシュレスが望ましいのですが、現金でしか対応しないというのも制度として問題ありですよね(※店舗によっては対応しているようです)。
チェックアウトをして東名高速に乗り浜名湖サービスエリアへ。ここから京都までは200kmくらいでしょうか。4時間ほどあれば到着します。でもこのまま京都にいくのは無粋でしょう。やはり京に上る前に一呼吸おきたいです。そのためその手前で一泊したいと思います。
降りたところは滋賀県です。道の駅アグリの里に立ち寄りました。京都に行くとなればその手前の滋賀で一泊するのが筋でしょう。本当ならばおごと温泉に一泊したいのですがGOTOトラベルキャンペーンの値引きに制限がかかっているときだったので今回も旅館に泊まることができませんでした。
今日泊るところはプリンスホテルです。少し中心地から離れるため前回は宿泊地として考えていませんでしたがかなり安い金額で現在宿泊できます。車だから離れた場所でも問題なく宿泊できるんです。
琵琶湖が見えるホテルです。接客がやっぱり違います。感染症対策がしっかりしています。東京がGOTOトラベルキャンペーンに参加した後は身分証の確認をするホテルが少なくなりましたがプリンスホテルはちゃんと確認しているようです。
部屋も広いし清潔です。本来こういったところのホテル暮らしをしたいんです。
全ての部屋が琵琶湖に面しているのでレイクビューが楽しめます。安いので低階層になりますが。
さて問題が食事に関してです。繁華街であればその辺に出ればお店があります。しかしプリンスホテルは少し中心から離れた場所にあります。このようなホテルに宿泊する人はお金のことを気にせずにホテルのサービスを受けるのでしょう。ホテル内にはレストランもあるしバーもあります。しかし貧乏人にはそれを利用できません。ということで外を歩きたいと思います。
日本橋から京都に向かう旅の時、三重の四日市でレンタカーを借りて滋賀まで向かいました。草津宿を抜けた後は直接大津に向かわずに琵琶湖大橋を渡り雄琴を経由し大津に向かいました。そのため琵琶湖の北側は通りませんでした。現在は橋が架かっているため何の問題もなく渡れますが、昔は難所だったのでしょう。「急がば回れ」の語源は琵琶湖の南側のルートと関係しています。
今回は草津から近江大橋(急がばルート)で琵琶湖を渡り大津に入りました。当然このあたりに旧東海道があります。
ここが旧東海道です。この道をまっすぐ行けば大津本陣に行けます。
大津駅の方まで行けばお店もいっぱいあるのでしょうがそこまで歩く気力がありません。ここは東海道ですので何らかの店があるでしょう。ということで道を歩き続けると一軒居酒屋っぽい店を発見しました。
明治のころは八百屋だったそうですが現在は居酒屋として営業しているんだそうです。すごいアットホームな店で一人で入るのが気まずいですが周りにお店もないのでこちらにお邪魔しました。
突き出しはいくつか種類があるそうですがお店の方にお任せしました。この煮物、スゲー旨いんです。さすがは元八百屋というだけあり野菜が美味しいです。
せっかく琵琶湖の目の前にいるわけですから琵琶湖由来の何かを食べたいと思います。
前回大津に立ち寄った時は鮒ずしを食べました。
鮒ずしは都内でなかなか食べないので今回も食べたいと思います。こちらでも鮒ずしはありますが「鮒ずしのタタキ」というものがあったのでそちらをチョイスしてみました。
こちらが鮒ずしのタタキです。正規の鮒ずしは麹を除けて鮒を食べるのですがタタキはなめろうのように細かく切り大葉などの薬味を混ぜ、さらに漬けていた飯も一緒に混ぜて提供するスタイルなんだそう。酸味があり美味しいです。飯が混ざっている分塩気は普通の鮒ずしよりも弱い感じ。でもモロ酒のつまみです。
オマケをもらえました。こちらも琵琶湖由来のやつです。日本酒によく合う肴。
ということでビワマスのひれ酒。
オマケで地元の酒造が作ったお酒ももらえました。
なんだか色々なモノ食べさせてくれました。ほかの料理も食べてみたいのですが酒を飲むと食べれなくなる傾向があり、結局頼んだのは「鮒ずしのタタキ」だけとなってしまいました。この店はまたこのあたりに来たときに立ち寄りたいですね。東海道沿いということで旅人に優しいお店でした。
明日は京都に向かいます。今回は車で京都に向かいます。このまま三条河原に行くのではなく比叡山の方を周っていこうと思います。