【まかない飯】今治名物「焼豚玉子飯」は発祥の地「白楽天」で
これより東京に帰ります。まっすぐ帰るのであれば瀬戸大橋で岡山を経由するか、往路と同じルートで淡路島から帰る形でしょう。でもせっかく四国まで来ています。まっすぐ帰るのではなくちょっと寄り道していきたいです。
何度か四国に来ていますが通らなかったルートがあり、一度通ってみたいところがあります。それはしまなみ海道です。
これまでしまなみ海道を通ったことがありませんでした。四国から九州に行ったときは愛媛から船で大分に渡ってしまった通らず、以前今治に行ったときも渡らずじまいでした。
しまなみ海道は四国から本州、または瀬戸内海の離島に渡るための道です。このような時でなければ渡らないです。
丸亀から今治まで120kmほど。そこから本州の尾道まで50km、さらに岡山まで100km。合計270km。結構遠回りになりますがこっちのほうに来なければ通ることもないでしょう。今後死ぬまでに来れるかどうかもわかりません。死ぬまでに一度は通っておきたいんです。というわけでしまなみ海道経由で帰ることにしました。
丸亀からすぐに高速に乗り最初のサービスエリアの豊浜SAに立ち寄りました。立ち寄った理由は高速に入る前に「しまなみ海道一部通行止め」の電光表示があったためです。
一部通行止めとしか表示されておらずどこが通れないのかは不明です。
そもそもしまなみ海道は一本道だと思います。一部通行止めならば全部が通れないのではないか?このまましまなみ海道のところまで行って「通れませんでした」ではまた戻らなければなりません。
サービスエリアであれば通行止めの場所もわかると思って立ち寄りました。
ぜんぜん教えてくれない。
サービスエリアであれば教えてくれると思ったのですがそこだけ非表示になっていました。結局ネットで調べることに。
どうやら今治から今治北の区間が通行止めとなているようです。この区間はまだ四国本土なので今治北からしまなみ海道に乗れば本州に渡ることはできます。
通行止めに関係なく松山自動車道としまなみ海道は繋がっておりません。
一度伊予で高速を降り下道でしまなみ海道に行く形になります。せっかく今治を通るわけです。そのためこちらでご当地グルメを食べたいと思います。
今治のご当地グルメといえば「焼豚玉子飯」です。
以前今治に来た時にも食べましたがまた食べたいと思います。行く店は白楽天というところです。
焼豚玉子飯の発祥は今治にあった中華料理店「五番閣」で賄い飯として食べられていたものを商品化したのがはじまりなんだとか。五番閣で働いていた人が各々独立して焼豚玉子飯を出しているそうです。源流は同じなれど味は店によって違いがあるそうです。ただ名前の通りチャーシューに玉子、それらをご飯の上に乗っけて食べる即席丼という点は変わりないのでしょう。
お昼少し前。すでに店は混雑していますが、一席あいていたためすぐに座れました。その後も続々人が集まり外には行列が出来ていました。
焼豚玉子飯の発祥の店は五番閣ですがその時は賄い飯だったため店で出していませんでした。お店で出したのは白楽天が最初だったようで、一応こちらが発祥の店と考えてよいのでしょう。まぁチャーシューの上に卵乗っけるスタイルってスタンダードですので発祥の店は諸説あるのでしょう。
注文をしたのは焼豚玉子飯に半ラーメンセット。周りの人も多くの方が焼豚玉子飯を頼んでいます。
通な食べ方はこんな感じなんだそう。半熟の目玉焼きが二つ乗っているので一個黄身を割ってご飯と絡めて半分食べてご飯が半分になったら同じ要領で食べる形。
ゼッタイ頼みすぎパターンのやつ。ミニラーメンなんですが結構大きいんです。それより焼豚玉子飯の器が大きくて量があります。焼豚玉子飯だけでもスープがついてくるんですが、やっぱりラーメンがあるならラーメン頼みたくなっちゃうんですよね。普段であればラーメンに半チャーハンですが今回のメインは今治名物の焼豚玉子飯です。そのためミニラーメンとなっています。
焼豚玉子飯の味はチャーシューの少し甘めの醤油ダレと胡椒。この胡椒のアクセントが良いですね。ご飯の硬さが最適です。
賄い飯というだけあってチープで大味な感じ、細かいことを気にせずにがっついて食べる感じのどんぶり飯です。
この半熟卵の絶妙な加減。いいんじゃないでしょうか。
ご飯の上にチャーシューを乗っけてタレをかける。その上に半熟目玉焼きを乗っけて胡椒をかけてあるだけのシンプルな料理。正直なところ誰でも作れそうな料理ですが料理人は一日何百食も作っているので、卵の半熟度合いやタレと胡椒のバランスなど、この絶妙な味はここでしか食べられないんだと思います。今治に来たときは是非食べてみてください。
どうやら今治は焼き鳥も有名なんだとか。それは今度今治に行ったときに食べたいと思います。
さて、これより今治北インターからしまなみ海道に乗り本州に向かいたいと思います。
尾道まで60km、六つの島を結ぶ橋を渡っていくしまなみ海道。海賊がいた島とかなんだかすげーワクワクします。
と思ったのですがしまなみ海道は自転車で渡らないとよさは感じられないっぽいです。
写真を撮りたいけれど停まるところがありません。そして車の流れは速いためあまり周りは見れない。トンネルも多いし。どうやら自転車と車ではルートが少し違うようです。景色楽しむなら自転車か徒歩移動なんでしょうね。
多分レンタサイクルとかもあるのでしょう。そういうのはまたの機会にしたいと思います。
今治から“死ぬまでに一度は通りたい”しまなみ海道を経由して尾道に到着しました。
これより尾道を歩きたいと思います。ただあまりのんびりできないためさらっと観てまわるだけです。