山林生活

京都から静岡の掛川へ。掛川の夜の街を歩く。

京都から静岡の掛川へ。掛川の夜の街を歩く。

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京都を出る前にちょっと立ち寄りたいところがありました。今年の夏に京都に滞在しました。その際に清水寺とか周ったのですが、京都の東側に流れる川の向こう側は異界、つまりあの世とされていたのです。鴨川は三途の川とされ、その向こうはあの世とみなされていたそうです。

あの世への入り口「轆轤町」にある六道の辻へ
あの世への入り口「轆轤町」にある六道の辻へ

京都といっても広いです。京都市内でも結構広いです。バスが発達しているため移動しやすいのですが、どうしても行きたい

そのため清水寺のそばは異界への入り口となっていました。
四条烏丸の近くに京極通りと呼ばれるところがあります。東の果てという意味で京極なんだそう。つまりその先は京都の外、異界という扱いなんだとか。
南北には境がありませんが東西には境があります。京極通りは東の境。西側にも西京極と呼ばれる地域があります。本日はそちらの方を回ってから帰ろうと思います。

にし、ニシ、サイ、西。日本語は難しいです。中国であればシャーでしょうか。日本語の場合はニシといったりサイといったり様々です。鴨川が東の河原、つまりトウノカワラであれば西に流れる桂川は西の河原、つまりサイノカワラとなるのでしょう。

実際のところは不明ですが、京都の西側には賽の河原があったそうです。
こちらの寺は西院の近くにある高山寺というところです。こちらの寺の西側には西大路通りというのがあり元々ここには川が流れていたんだとか。その川の名前は佐比川という名前だったんだとか。当然その川の河原は佐比の河原と呼ばれていたのでしょう。それが転じて賽の河原になったんだとか。

元々仏教はインドから中国を経由してきた宗教です。インドといえばガンジス川に死体を流すイメージがあります。同じように京都もそんな感じだったのでしょう。東にある鴨川をガンジス川、西にある鴨川をインダス川。川は埋葬地になっていたんでしょう。ここ佐比川も同じように埋葬地となっていたそうです。

当時の風習などはわかりませんが、子供は西に大人は東にといった決まりがあったのかもしれません。賽の河原は子供が行く場所。一つ積んでは父のため...というのも詩も賽の河原のやつです。

地蔵が並んでいます。いつからあるかは不明ですがそういった信仰があるのでしょう。

賽の河原は群馬とか千葉にも似たような伝承があるのでどこが発祥なのかは不明です。もう少しヤバそうな雰囲気のあるところだと思ったんですが普通でした。そもそも佐比川あるかどうかもよくわからなかったし。

ということで京都から帰ります。今年は京都になんか縁がありました。もう今年は最後でしょう。次に行くのは何年後でしょうか。

賽の河原がどこなのかよくわからないまま京都の西側をぐるぐるしていたせいで結構遅い時間となってしまいました。もう昼過ぎです。そのためお昼ご飯にしたいです。今日静岡に泊まったら明日には帰るつもりです。そのため旅を飾るものを食べたいのですがなんも思いつきません。

とりあえず途中のパーキングである土山サービスエリアに立ち寄りました。最近上下線同じサービスエリアのところが増えています。これだと上下違うとサービスの差が出ますがこれであればそれがありません。また一つにすることで規模も大きくなるのでこっちのタイプの方が好きです。

土山サービスエリアは甲賀市の先にあるところ。つまり滋賀県です。滋賀といえば琵琶湖、そして近江牛です。先日は兵庫県で近江牛コロッケ食べました。せっかく地元に来ているわけです。近江牛を堪能したいです。

近江牛コロッケ定食(豚汁付き)。近江牛を使ったコロッケ。まぁ肉っぽい何かが入ってるのですが、全然近江牛を楽しめていない。楽しめているのは北海道産のジャガイモの味!そしておそらく豚肉だろう豚汁の味!

ただこれで名産地滋賀で近江牛を食べたと自慢してもよいでしょう。近江牛はジャガイモっぽい味がしました。

刈谷サービスエリアに寄って今後の宿泊地を決めたいと思います。浜松は除外です。そうなるとそれより先になります。三島や沼津に泊るのであれば頑張って帰ります。つまり静岡より西側となります。当初は静岡駅界隈で考えていましたが安い宿がないんです。観光地ではない静岡、でも企業が多くあるためビジネスホテルはあります。ビジネス街はコロナの影響は少ないため値下げがそこまでないんです。そのため静岡市内は若干高めの料金です。

そのようななか掛川は少し安かったので本日の宿泊地は掛川としました。18時前にチェックイン。これより掛川の夜の街を歩きたいと思います。

【チャリできた】藤枝宿から浜松、そして浜名湖・二川宿へ【浜松餃子】
【チャリできた】藤枝宿から浜松、そして浜名湖・二川宿へ【浜松餃子】

朝6時です。昨晩雨が降ったようで路面が少し濡れています。雨が降ったおかげか少し涼しいです。でも現

東海道五十三次の旅をした際に掛川は通りましたが早朝だったためスルーしました。店もやっておらずただ通り過ぎただけ。別に悪い街ではないんです。先日の東海道を京都に向う旅は自転車で移動していたためそのような扱いになってしまったのです。徒歩であれば宿泊していたのでしょう。

そんな掛川駅界隈を歩きたいと思います。

一応スナック街的なところがありますがかなり規模は小さめです。フィリピン、キャバクラが少々。あとは場末のスナックがチラホラ。

掛川城が近くにあります。しかし他の城下町とは違って現在は大分静かです。少し離れた場所に旧遊廓があるそうですが現在は住宅地のようなので辞退しました。

以前早朝に目の前を通った飲み屋街。

しかしお客さんは数える程度しかいない状態。夏であればもう少し人も多かったのでしょう。コロナ前であれば観光客も見込めたのかもしれません。しかし現在はかなり厳しい状態のようです。掛川に何かしら名物があるとよいのですが。

掛川の名物といえばとろろとウナギ。

でました。とろろとウナギ。まさに土地の痩せたところで取れるような食材。それでもいいんです。それが名産でありちゃんと押し出してるのであれば。でもすごい弱いんです。そもそも近くに浜名湖があってそちらのウナギのほうが有名なんです。浜名湖のウナギより掛川のウナギの方が断然美味しい?でもそれってわからないですよね。まだイモ汁のほうが食べてみたいと思います。でもあまりパンチがないんですよね。ここでしか食べられないっていう感じじゃないんです。
というより掛川駅の近隣店舗がそこまでイモ汁を推してない。浜松の浜松餃子とか、丸亀の骨付鳥のように前面に出してくれないと名物料理って感じがしないんです。浜松といえばウナギ、餃子でしょう。丸亀といえばうどん、骨付肉でしょう。掛川といえばなんでしょうか?イモ汁ですか?

ぜんぜん響かないんです。

結局何も食べずにホテルに戻ることに。コンビニでお酒と納豆、もずくを購入。すべてGOTOキャンペーンの地域振興チケットで購入しました。つまり食事代はただです。

晴耕雨読、こちらの炭酸割りは美味しいです。

中身は焼酎と炭酸。これでいいんです。

いいちこ。これ、美味しくありませんでした。

カボスを入れて爽やかさアップのつもりなんだと思いますが微妙でした。いいちこは麦茶割りに限ります。

明日、帰ります。

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