山林生活

インド人だって毎食半日かけてカレー作らんだろ

インド人だって毎食半日かけてカレー作らんだろ

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昨年のインドに向かう旅はインドに行けずとなりました。かといって仕事も終わったのでインドに行きましょうとはなかなかなりづらいものです。

東南アジアは素人の旅行者でものんびり旅ができる。

まさしくこの通りでした。世界各国のバックパッカーがインドシナ界隈を歩き回ってくれた結果、道ができ安心して旅行ができるようになりました。ネットで検索をすればチケットの購入方法やルートなど全て見つけられるわけです。地球の歩き方がなくても地球を歩くことができました。しかしインドはちょっとだけ難易度が高くなっています。インドもバックパッカーの聖地ですが、タイやベトナム、カンボジアと比べると情報はそこまで多くないです。そもそもインドは広いんでほかの国よりも薄い情報になってしまうのは仕方がありません。

タイなどのインドシナ地区は初心者向け、インドはちょっと旅慣れた人向けという感じでしょうか。中国もどちらかというとインドよりのところがあるのでしょうが、比較的発展している、同じ東アジア人、それと漢字が読めるという点で中国は日本人にとってはそこまで難易度が低いのでしょう。でもインドは全然読めない字だし、アジアだけど雰囲気全然違うし、場所によってはまだまだヤバそうなところ多いし。文化が大きく異なるのでそこが難易度を高くしているんだと思います。そんなわけでインドに行くのは気合入れなきゃならんというわけです。別にパキスタンとかアフガニスタンとかの紛争地域に行くわけではないので大丈夫なのでしょうが、ミャンマーですら慣れない土地でちょっとだけ難易度の高さを感じたんです。そんなわけなのでインドに行く前にもっと緩い海外に行きたいですね。バンコクかホーチミンか、その辺でしょうかね。次回は大移動せずにそこでのんびり過ごすことにします。

しかし、インドには憧れがある。

行こうと思って行けなかった場所です。そんなインドに想いを馳せているわけです。インドを少しでも感じたいと思い、私は最近カレー作りにはまっております。
以前からカレーは香辛料で作ることの方が多かったんです。売ってるカレールゥもよいのですが、スパイス混ぜて作るのも結構おいしいんです。そして新宿に住んでいたころは大久保あたりで香辛料が簡単に手に入れられました。そんなわけでカレー作りはしていたんです。でも、カレー作るのってスゲー手間暇かけるじゃないですか。香辛料を乾煎りして油に香りを移すとか。玉ねぎをみじん切りにしてあめ色になるまで炒めるとか。弱火でじっくり煮込むとか。作るのに半日かけるわけです。
でも思うんです。

インド人だって毎食半日かけてカレー作らんだろ?って。

そりゃそうなんです。朝ご飯作るのに前日夜から仕込み、朝起きたら昼の仕込み、昼過ぎに夜の仕込み。こんなこと家庭でやるはずがないんです。確かにじっくり煮込んだカレーってのもあるんでしょうが、短時間で作るカレーっていうのもあるのでしょう。そしてその存在を知ったわけです。そもそも私はカレー好きなんで簡単に作れるカレーがあるならばそっちの方がよいわけです。ということでスパイスを買ってきました。

まずカレーに使うスパイスはコリアンダーシードとクミンシード。これを粉にしたものです。基本的にこの二つがあればカレーができます。でもインドっぽい感じを出すためにカルダモン、クローブを入れます。そして収穫したトウガラシ。

食材はニンニク一片、ショウガ一片、玉ねぎ一個、カットトマト缶、鶏肉、ブイヨン。

できる限り簡素に作ります。油を敷いた鍋にカルダモンとクローブと唐辛子を入れて弱火をつけます。油が温まったらすりおろしたニンニクとショウガをぶち込み、そしてみじん切りにした玉ねぎもいれます。あめ色になるまで炒めるのではなく火がとおったくらいでトマト缶をぶち込みます。そこにブイヨンと鶏肉をぶち込み、さらにコリアンダーとクミンを入れて塩とナンプラーを入れて少し煮込んで出来上がりです。

食べましたがカレーじゃなくてトマト煮込みなんです。酸味が強いんです。何度かコレを繰り返しました。鶏肉をひき肉にしたりシーチキンにしたりしたのですがやはり酸味が強いんです。

煮込む時間を長くすれば酸味が飛ぶんですがそれではダメなんです。短時間で簡単に作れるカレーじゃなきゃダメなんです。その結果、トマト缶ではなくトマトジュースにしてみました。そして香辛料にターメリックを追加しました。
作り方は以前と変わりません。カットトマトをトマトジュースに変えただけです。これが案外うまくいくもんで酸味がなくなりました。そしてカレーっぽいです。インドっぽい感じがします。カレー作るのに15分くらいでしょうか。もっと短縮したいです。

今のところニンニクとショウガはすりおろして使っていますが、これをチューブタイプにすればすりおろす時間が短縮できます。カルダモンやクローブを軽く炒める作業も面倒なのでガラムマサラを買ってきました。香辛料はクミンとコリアンダーシード、ターメリック、唐辛子、そしてガラムマサラです。一番時間がかかるのは玉ねぎのみじん切りですかね。でも作業を減らせば10分くらいでできるんじゃないでしょうか。なんだったら玉ねぎ無しでもいいのかもしれません。

時間をかければ野菜から出汁が出る、深みが増すのでしょうがその作業がめんどくさい。それであれば顆粒出汁に頼ります。それならレトルトカレーでいいじゃないか?ってなりますが、香辛料から作るのって結構楽しいんです。そんなわけでここ最近の昼はずっとカレーです。玉ねぎとニンニクとショウガがあればトマトジュースと缶詰で作れるわけですからね。これなら自分好みのマサラさえ作っておけば小屋でカレーも作れます。唯一の難点はやっぱ玉ねぎですが。近々玉ねぎ無しカレーも作ってみたいと思います。

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