法令に関する一般的知識
■法令に関する知識
1.法令に関する一般的知識。
(1)狩猟関係法令 狩猟に関係する主な法令は、次のとおりである(かっこ内は所管省庁等)。
①鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(環境省)
鳥獣の保護と管理、鳥獣保護区、鳥獣の捕獲許可、狩猟免許・登録等について定めたもの
②鉄砲刀剣類所持等取締法(警視庁)
銃砲や刀剣類の所持規制などについて定めたもの
③火藥類取締法(経済産業省·警視庁)
装弾(実包)などの火薬類の売買・保管・消費規制等について定めたもの
④地方稅法(総務省)
狩猟税などについて定めたもの
⑤地方公共団体の手数料の標準に関する政令(総務省)
狩猟免許の取得・更新や狩猟者登録申請の手数料などについて定めたもの
(2)法令とは
法令とは、守らなければいけない決まりこととして制定された法律・政令・府省令・告示 (国の場合)、条例・規則 (地方公共団体の場合)などの法規の総称である。現代のような複雑化した社会においては、国会や都道府県 等の議会が法律や条例によって詳細な内容の規定を定めることは困難である。このため、行政機関は、法律や条例を執行するために必要な付随的・細目的 規定や、法律や条例の内容を補完・具体化する規定を、命令として定めることができるようになっている。国の場合は政令や府省令など、地方公共団体 の場合は規則などがあり、法律や条例より下位にある法規として位置づけられて一連の体系をなしている。また、この命令でも表しきれないような細目的事項、法令の解釈、運用方針などは、通達などという形で行政機関内における示達が行われている。