山林生活

夏の終わり-ツクツクボウシのなく頃に

夏の終わり-ツクツクボウシのなく頃に

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まだ蝉の声が聞こえますがアブラゼミやミンミンゼミではなくツクツクボウシがメインとなりました。夕方にはヒグラシが鳴いております。蝉よりも鈴虫系の鳴き声の方が酷いですね。それと鹿かキョンの鳴き声もこの時期酷くなります。秋はとくに獣が山から降りてくる時期です。これより獣との死闘が始まるわけです。

獣除けに電柵を設置したりかかしを設置したりと農家の人は試行錯誤しておりますが、最近は音で獣を遠ざける手法を取り入れているようです。
定期的にスピーカーから大音量を出して獣を驚かせる、動体センサーで動くものを認識した際に音を流す。近隣の畑でもそれを取り入れたようです。

日中に長閑で静かな山林の中でクラブミュージックっぽい重低音が突然鳴り出すんです。私は特に気にしませんが、もし静かな山奥でのんびり過ごしたいと思っていたのに六本木のクラブで流れるような音が日々していたら、そりゃ移住したいとは思いませんよね。しかし獣の被害は年々酷くなっています。森林開拓で獣の住処も減っています。食糧がなくなれば里に下りてくるわけです。木を植えよう森を復活させようとしたところでそこまでの効果は得られません。そして獣を狩るハンターも減っております。行政に期待できない今、このように自衛するしかないわけです。

音でビビらせるやり方も猿とかは賢いので時期に慣れていくのでしょう。
今後どのような対策が出てくるのか楽しみです。

本日も降ったりやんだりの天気です。

現在の小屋の床の状態です。スタイロフォームで埋め尽くしました。そしてその上に木の板を乗せてあります。この野地板は小屋の軒下にしまってありました。恐らく壁材として使用していたあまりだと思います。これを床に敷いていけばそれっぽい感じになるのではないでしょうか。最悪ダメであればその上からフローリングシートを敷いていけばよいだけです。ただ野地板の枚数が足りないです。ホームセンターで確認したところ現在同サイズの野地板の取り扱いがないとか。どこで購入したのかは不明ですが無かったら別の板を切った貼ったしていくしかないですね。あと中心の部分は囲炉裏なのでこのあたりは加工していかなければなりません。

あまりにもすることがないので本日も動画の撮影をします。長めに録画してみました。

以前よりも変化のない動画となっております。
人気が無いなら本数で稼ぐしかありませんよね。動画の途中で重低音のBGMがなるシーンもあります。どこで鳴るかはご自身でご確認ください。

日暮れからそれと夜の動画です。
近くの人んちの畑、しかもすでに刈られたところです。夏であれば蛍とか撮影できたんですが、そういうのもういませんでした。最終的に日が暮れてしまい、動画なのか静止画なのか全くわからない状態になってしまっています。ただヒグラシや鈴虫的な何かの音色が響き、夏の終わりを彷彿とさせる動画に仕上がりました。本来動画は観るものですが、ここでは聞くものとして仕事しながらでも聞いてみてください。これが日本のクソ田舎というのがよくわかります。

料理作るのがめんどくさくてついついカップうどんに逃げてしまいます。
ラーメンよりも蕎麦うどんのカップのやつの方が最近美味しく感じています。お気に入りはファミマのうどんです。
手ごろなサイズでちょうどいいんですよね。味噌ラーメンはサッポロ一番が至高なのにうどんはどこのメーカーでも今のところ違いは分かりません。なんだったらこのファミマのうどんが結構うまいような気がします。お湯沸かして入れるだけで出来るんでこれが一番楽なんですよね。そのためついつい頼ってしまいます。

何もやる気が起きないというよりやることがないんです。今回surfaceを持ってきませんでした。ノートパソコンは持ってきてるのですが出すのが億劫です。そして動画を観るためのFire7タブレットを持ってきませんでした。スマホいじりも飽きますし、葉巻も昨日吸っちゃいましたし、もうすることがありません。雨だから農作業もできずかといって買い物に行く元気もありません。でも案外この退屈な感じ、いいんですよね。

何もしないって素晴らしい。
余暇は人生のご褒美だよ。
晴耕雨読。雨の日はのんびり読書もいいもんだよ。
自然と触れ合える幸せを噛みしめよう。

近くにスナックが出来ることを切に思います。

スナックでいいんです。キャバクラとかは望みません。おばあちゃんがママのスナックで充分なんです。やっぱり山奥一人って結構寂しいんです。とくにこの時期って人が誰も来ないんです。近くの農家の人は収穫を終えているので次に来るのは年明けくらい。たまに来ますがかなり少ない頻度となります。猟師の人も農家の人と知り合いなので収穫が終われば奥の罠は撤去される。近くまで来るものの小屋のところまで来るのは農家の人と同じように数える限りです。東京電力の方は二カ月に一度。その間来るのは猿くらいです。一人でいたいという気持ちもありつつ、やっぱり周りに人がいないと不安という気持ちもあるわけです。

人間というのは贅沢なもんです。
都心にいれば田舎に憧れ田舎にいれば都心に憧れます。結局どっちにいたとしても満たされないわけです。小屋暮らしや山暮らしも同じで満たされるところもあるが満たされないところもある。それであればどっちつかずの状態が一番なんでしょう。常に満たされずに何かを求めることになるわけです。私もやはりほかの人と同様に日常生活に満たされませんでした。その結果山を購入してみたわけです。しかし購入したもののその“渇き”は満たされずのままです。
山林を買って後悔した側面もあります。だってクソどうでもいい山だったわけですからね。その場の勢いで買ってしまったという気持ちもあり若干後悔している部分は否めません。でもまた買ってよかったという部分もあります。元々千葉なんて関東の外れで来る機会もありませんでした。アクアラインも趣味で一度渡っただけ。その先がどこにつながっているのかなんて知りませんでした。しかし山を購入したことで千葉のことをある程度理解できました。そして開拓する中で色々な経験を積んでいると思っています。恐らくそのほとんどが人生に役立つものではないんだと思います。けれども人とは違う経験をしているという点では良いのではないでしょうか。
一概に良いか悪いかと判断はできません。ただ売ることもできない以上よいと思ったことを最大限生かしていくしかありません。まだ山林開拓は始まったばかりです。徐々に良くしていこうと思います。

それで、蝉をあぶって食べるとうまいと聞いたのですが。

蝉を食べるのは来年に持ち越しです。

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