【京都祇園】観光客は来るな!京都は観光客を望んでいない。
日中は暑くて外に出るのが億劫な京都。やはりこの時期に来たのは間違いだったようです。しかし秋になれば紅葉シーズンで京都も人が多くなるのでしょう。それによりホテル代も高くなる。つまりオフシーズンである夏場に来るしかないわけです。まぁ人がいない分気兼ねなくいることができるという点ではこの時期に来るのはアリなんだと思います。
しかし暑くて出ていません。今のところ観光地に行ったのは清水寺と東寺のみです。金閣寺とか遠くて行くのが面倒です。そんな感じでかなり制限されます。
日が傾くとだいぶ涼しくなります。ムシムシしていますが直射日光がない分歩きやすくなります。そんなわけで活動する時間が徐々に遅くなっています。
ついに夜に動き出すようになりました。日中暑くてずっとホテルに籠ったまま。そして日が暮れてから外出する感じです。しかしこれだと観光地に行っても店も施設もやっていません。かといって飲み屋に行くのもちょっと気が引ける。そんなわけでただ街をクルクル周りたいと思います。
題して「夜の繁華街何もしないツアー」です。
18時、先斗町まで来ました。ここは花街だった場所で、先日訪れた島原遊廓あったのと同じように歌舞練場があります。
島原は住宅街に変わりましたが先斗町は飲み屋が連なっております。舞妓さんを見かけるのもこの付近なんじゃないでしょうか。
夜の街、先斗町。そのため人が結構出ています。花街の夜の雰囲気ってやっぱりいいもんですね。
先斗町の鴨川沿い。川沿いに座るカップル。等間隔に座る法則があるということですがそうでもありません。
そして夏の風物詩、川床です。まだ川床は始まったばかりのようです。
日が暮れてあたりは暗くなりました。暗くなっても四条は人が多いです。
こちらは八坂神社。先日日中にお参りしてきました。
八坂神社のそばに花見小路という脇道があります。祇園町の南側に位置する小路なんだそう。ここは京都らしい雰囲気がそのまま残っており観光客にも人気のようです。
このように私道では撮影禁止の看板が出ております。
調べたところここは公道です。そのため撮影はOK。ただこの道から脇にそれる側道は私道のようです。どうやら公道に設置してある看板と私道に設置してある看板では違いがあるらしく、私道では「許可のない撮影は一万円申し受けます」と書いてあり、公道設置の看板はその書き込みが無いんだと。
祇園町南側地区協議会が撮影禁止を決定しこの看板を設置したらしいです。祇園町南側地区協議会の話では公道での撮影はOKとのことですがそもそもどこが私道でどこが公道なのかはどこにも表記されていません。
今回ネットで調べてどこが公道かどこが私道かが分かったのですが外国人には公道と私道の区別がつきません。地図で「ここは禁止」という表記があれば分かりやすいのですが、そういうことをする気は無いようです。公道はOKといいつつ指定していないあたりが観光客を受け入れる気ゼロな感じ。
そもそも観光客に来てほしくないというのが住民の総意なんだと。
ここに住み生活をしている人がいます。お店はありますが一見さんお断りの店ばかり。そのような場所で観光客は客になりえないのです。そんなわけで客にもならん金にもならん人が街でうろつかれるのが嫌なのでしょうね。
皆が望んで観光客を受け入れたいというわけではなく静かに暮らしたい人もいるのでしょう。そんな中で人の家の前でカメラ構えてパシャパシャ撮られるのは嫌になるのでしょう。それは公道だろうが私道だろうが関係ないのでしょう。ただ公道は規制できないため敢えてどこが私道か明確にせず、「私道は撮影禁止」としているのでしょうね。如何にも京都らしい描き方。ほんとのところは撮影禁止ではなく進入禁止にしたいんだと思います。要はよそもんは出ていけってことなんでしょうね。
「えらい遠くから来はって。おこしやすぅ(田舎モンは来るな)」
こんな感じなんでしょうね。京都らしい感じがしてよいんじゃないでしょうか。
それとも「観光客に来てほしくない」というのは実は「来てほしい」という意味なんでしょうか。
でも住民の総意なのであれば仕事以外でもうこの界隈に近づかないようにします。とくに祇園は今後は来ることはなさそうです。そもそも祇園で飲む金も器量も持ち合わせてないので、歓迎されていたとしても行けないのですが。
歴史云々といってもそれはほんの一部分のみ。大部分はそこら辺にある飲み屋街です。
よくあるスナックが建ち並ぶところ。
フィリピンパブもあればニューハーフパブもある。これが伝統と歴史を守ってきた祇園の姿です。
夜の街も素敵ですが、「観光客に来てほしくない」って言われるとなんだか複雑です。
少しでも観光産業の役にたてればと思っていたのですが、独りよがりの行動だったようです。
先斗町の川床がオープンしました。
雰囲気はよさげですがこの時期はムシムシするし虫も多そうです。
今日はなべ焼きうどんにしてみました。京都といえば「おうどんさん」です。そしてこんな時期に温かいやつ。鍋焼きうどんを食べると100%火傷します。今回もいつも通り火傷しました。レバ刺しが禁止されるのに鍋焼きうどんが禁止されない理由がわかりません。
このクソ暑い夏の時に口の中ベロベロになりながら食べる鍋焼きうどんも粋ではないでしょうか。
コロナがなければ夜の繁華街も出てまわりたいのですが、さすがにそれをするのはリスクが高すぎます。
宿泊費が安いため延泊を考えていたのですが、招かざる客のようです。そのため延泊せずに帰ろうと思います。