山林生活

アーユルヴェーダのSPAがある!?「カロルバグ」

アーユルヴェーダのSPAがある!?「カロルバグ」

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こちらはチャイです。

10ルピーのチャイ。チャイはお店で味がかなり変わりますがここのはかなり甘め。基本的にインドのチャイは甘いです。甘い理由は色々あるようですがイギリスの植民地時代だったころに茶葉生産が始まり上質な茶葉はイギリスに輸出していました。生産過程で出た出荷できない茶葉や質の悪い茶葉を美味しく飲めるようにしたのがチャイなんだとか。渋みが強い茶葉だったので砂糖やミルク、そしてスパイスを入れて美味しくする。このようにしてチャイが誕生したようです。

それと砂糖は体温を下げる効果があります。暑い夏の時期は甘いもので体温を下げるようです。そんなわけでチャイは基本甘いわけですが、こちらの店はこれまでの店の中で一番あまいです。紅茶味の砂糖シロップを飲んでるくらいの味。そしていつも通り溢れんばかりに入れるからこぼれてしまいました。

容器が柔らかすぎる!
手をやけどするしべたべたする!

手を洗いたいけど洗える場所がない。海外ではウエットティッシュを持って行きます。今回も日本で買って持っていったんですが食事のたびに手を拭いてためもうなくなりました。ウエットティッシュは多めに持っていくべきです。

知らないインド人の右に座りチャイを飲む。そして日本人が珍しいからか話しかけられる。インドの朝の光景です。

本日はデリー駅の西側、カロルバグに来ております。メトロで4駅ほど離れたところにあるカロルバグ。この付近は住宅街でもありつつ商店街もある地域。100年前は何もない土地でしたがニューデリーに新首都建設をする際に中心地から立ち退きにあった人が住みだしたんだとか。
デリー中心からも近いため比較的裕福な人が住むエリアとなっています。

デリーの中心に近いわりにゴミゴミしていません(ゴミはその辺に転がっているけど)。そして裕福な人が住むエリアのわりに殺風景。
カロルバグは碁盤の目のように街が整理されてて地図で見るとキレイな街並みです。ただ商店街も混じっているためゴミが散らかるのでしょう。なんとなく祭りの後の静けさがある街って感じ。

こちらはヒンズー教の寺院です。
かつてこの界隈はムスリムが多い地域でしたが現在はいろんな人が来る街となったようです。デリーからそこまで離れていないためこの界隈にはホテルが複数あるようです。

デリーで宿泊するとなるとバックパッカー街のパハールガンジか高級ホテルがあるコンノートプレイスでしょうか。私は予算の都合上パハールガンジになりましたがカロルバグには安くて良いホテルがあるんだとか。はじめてのインドで位置関係が不明でしたが、普段から地下鉄で移動するのであれば中心地から少し離れていてもよかったかも。

パハールガンジみたいにごちゃごちゃしてないしめんどくさい客引きも少なそうなカロルバグは宿泊には適していそうです。

この通りがカロルバグのメイン通りでしょうか。こちらはアジュマルカーンロードです。

元々は安価な服飾系の店が並ぶ通りでしたが現在はブランドショップエリアとなっており大型店舗もあり道も広く整備されてます。でもゴミは散らかっている。

こちらはガッファーマーケットってところ。
主に電化製品を扱うエリアで家電店が目立ちます。輸入品のスマホやパソコンなどを扱ってるようで並行輸入品やグレーマーケットの正規品もあればコピー製品も売られているガッファーマーケット。またスマホの修理をしてくれる店があるんだとか。

電器街ってなんか魅力的ですよね。日本でもかつては秋葉原がその役を担っていましたが今の秋葉原はもう電気街の様子はなくメイド喫茶を経てコンカフェエリアとなりました。近いうちガッファーマーケットも萌え萌えキュンキュン美味しくなぁれって言ってるインド人メイドが現れるかもしれません。

こちらはバンクストリートです。貴金属を扱う店が軒を連ねるエリアでブライダル用のジュエリーを扱ってるんだとか。ここは御徒町の宝石街のようなところのようです。

そういえば御徒町の宝石街はインド人が多くいました。

殺生をゼッタイの禁忌とするジャイナ教。

殺生がダメなので畜産業は当然できない。
畑を耕すことで虫を殺すため農業もできない。

そのためできる仕事が商人だったんだとか。

バンクストリートにはジャイナ教寺院があります。ここの街にもジャイナ教徒がいるんじゃないかな。

こちらはグルドワラロードです。
通り沿いにシク教の寺院があります。日本人にはあまり馴染みの薄いシク教ですが日本人のイメージするインド人、大体シク教徒なんです。

インド人ってターバン巻いてるじゃないですか?

あれってシク教徒なんです。

髪と髭は神様から与えられたものなので髪を切らずにターバンでまとめてるんだとか。私はシク教の寺院に何度か訪れています。シク教寺院の良いところはタダ飯食えるんです。

信仰心がゼロの発言。

グルドワラロードは問屋街のようなところ。
靴屋が軒を連ねるエリアのようで路上に多くの靴が置いてあります。
このようにカロルバグは場所によって特色があり色々見てまわるのは楽しそうな町です。

そしてこのあたりも少し特色があるようです。
比較的ホテルが多い地域のようですがそのホテルに混じってスパが目立ちます。日本でもビジネスホテルに呼べるあん摩があるようにホテルのそばにはマッサージ店があるものです。それは万国共通なのでしょう。

インドといえばアーユルヴェーダ。
アーユルヴェーダとはサンスクリット語で生命の科学って意味で5000年前にできた伝統医療のことです。中国医学と古代ギリシャのユナニ医学を合わせて三大伝統医学の一つとされているんだとか。
心と体と行動そして環境の調和こそが健康を維持する重要なファクターとしてとらえ病気を治すのではなく患いづらい体を作るという予防医学に重点を置いたアーユルヴェーダ。医術の知識も乏しく科学技術のない当時は予防医学は重要だったのでしょう。5000年経った今でもその考えは引き継がれ現代でもインドに根付いた医療のようです。

占星術や宇宙論などちょっと偏った人が好みそうな部分もありますが日本でも人気となっているようです。アーユルヴェーダは仏教とともに日本に伝来してます。一般市民に認知されるようになったのは平成以降、アメリカ経由でヨガが紹介された際にアーユルヴェーダの名が広まったそうです。今あるオイルエステなどはアーユルヴェーダからきているようです。

お伝えした通り心と体と行動と環境が重要視され食生活の改善など食事指導もあるそうです。また欲求を我慢することは病気につながるとされ睡眠や排せつを我慢するのは好ましくないそうで、よく食べよく寝てよくウンコするのがよいのでしょう。また性欲も我慢すべきではないようです。

私はアーユルヴェーダの権化だった!

そういった店に行くか行かないかは別として行きたいって思ったときにいつでも行けるよう下調べだけはちゃんとしている私。まさに我慢をしないアーユルヴェーダの考え方。

そしてこの付近にあるスパ、アーユルヴェーダの考えを取り入れているはず。

オイルエステはアーユルヴェーダ。日本のオイルエステもアーユルヴェーダなのでしょう。でも日本にあるオイルエステ、だいたい中国人なんです。インドの伝統医療、関係なかった。オイルでいろいろ滑りを良くしてるだけ。

アーユルヴェーダの定義がわかりませんが欲求を解放してくれることにはかわりありません。

つまり駅前によくあるチャイナエステ店はアーユルヴェーダの考えを取り入れているのです。そしてここカロルバグにあるスパもインドの伝統医療の考えを取り入れてるはずです。

ここの施術者は本場のインド人
ってことは本当のアーユルヴェーダが期待できる。インド5000年のワザが受けられるのです。

看板を見たところこのあたりのスパは体だけでなく心もほぐしてくれるようです。

ほらこちらのお店。
リラックスユアマインド&ソウルと書いてあります。普通であれば心も体もリフレッシュと書きますがここでは体はリラックスできない模様。心と精神がリラックスできるようです。下半身がリラックスできなさそうな感じ。

こちらの店もマインド&ソウル。
これ、インドの隠語なんじゃないでしょうか。

Splash into better health

健康へのしぶき。これは下半身からしぶきが出そうな名前。

新しい精力って名前のスパ。
もうなんか名称がそのままになっちゃってる。

この界隈には複数のスパがあります。ここのスパがどんな業態なのかわかりませんがパハールガンジにあるスパはアッチ系のサービスがあるそうです。インド人の客引きが勧めてきました。

普段客引きには見向きもしない私ですが「マッサージ」の言葉に反応してしまいました。

アーユルヴェーダの考えが身にしみついている。
そこのスパは日本人が結構利用するんだとか。

日本人、アーユルヴェーダ好き!

日本でもそうですが街場にあるマッサージ店はアーユルヴェーダの考えを取り入れています別料金でその手のサービスが受けられるようです。

でもアーユルヴェーダって同性施術者が行うのが原則なんだとか。つまりこの界隈にあるスパはアーユルヴェーダとは関係なさそうです。そもそもアーユルヴェーダは伝統医療。性風俗まがいのゲスなスパとは全然違うんです。

でも性風俗まがいかどうかは確認せねばわかりません。もしかしたらちゃんとしたアーユルヴェーダかもしれないのです。

伝統医療のアーユルヴェーダか、それとも性風俗まがいのアーユルヴェーダか。それを知るためには一軒ずつ巡るしかないでしょう。

しかしまだ営業時間前です。探るためには店が開くのを待つしかありません。この手の店が開くのは夕方以降でしょうか。日本であれば夜に見に来れるのですがインドの夜は不安でしかない。そのため夜の外出はできないのですがどうやらデリバリーのアーユルヴェーダもあるそうです。

日本ではそれをデリヘルって言うんだぜ。

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