山林生活

新吉原へ大門から登楼 吉原遊ばない観光

新吉原へ大門から登楼 吉原遊ばない観光

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私、人生ではじめてです。初めての吉原です。

いや、吉原には何度も足を運んでいます。はじめてなのは大門から吉原に入ることです。
むかしは廓の中ということで吉原一帯が囲まれて入り口は大門からしか出入りができない感じだったのでしょう。しかし現在はその掘はなくどこからでも出入りできます。
大体の方が三ノ輪か入谷もしくは浅草から来るのではないでしょうか。
三ノ輪であれば大門から入るのでしょう。いつもは入谷からだったので大門側から登楼するのは初めて。

今回は三ノ輪よりスタートします。

いきなり吉原に行くなんて無粋です。
江戸っ子はその辺を考えて行動をするわけです。何事にもお膳立てが必要です。

とりあえず行った先は寺です。

ここは遊女の投げ込み寺です。
遊廓のそばにある寺は浄土宗。反対に浄土宗のそばにはその手の店があるかもしれないってことです。

生れては苦界 死しては浄閑寺

こちらの浄閑寺にまつわる川柳です。遊廓で働くことを苦界、そして死んでも投げ込み寺に行くということなんでしょう。遊女は華やかで艶やかな仕事の印象がありますが病気や生い立ちなどを考えれば無残な生涯だったのでしょう。最期はゴミくず同然で捨てられるわけですからね。

でもここに投げられた人たちがいたから今の吉原があるわけです。
赤の他人ですが、私が江戸時代にタイムスリップした際はまず最初に行くのは吉原でしょう。
他人という感じもせず、手を合わせます。

ここから結構歩きます。
基本的に吉原って周りに駅がないんです。一番の最寄り駅は三ノ輪かもしくは「つくばエクスプレス」の浅草駅でしょうかね。
まぁ歩くのも粋ってやつでしょうか。送迎を呼ばずに直接行くのも吉原の楽しみ方の一つです。

吉原大門に到着しました。
大門の入り口は土手通り側にあり、その当時はここに河川が流れていたそうです。浅草、隅田川の方から土手沿いを登ると吉原大門にたどり着く形となっていたそうです。男どもはこの土手沿いで今晩どうするかの作戦を練っていたのでしょう。

大門の前にあるのは見返り柳というただの木です。
遊廓で遊んだ人がここで名残り惜しみ振り返ったからその名前が付いたようです。

しかし振り返ったところで道はくの字で吉原は見えないようになっています。
この作りって名古屋の遊廓でも同じような感じでした。

まがーりーくねったー♪ 道の先に(みちのさきにー)♪

外界からは外が見えないつくりになっている。まさにビデオ屋で18禁コーナーの入り口は暖簾で隠されているやつと同じです。

その当時からここは見せるべき場所ではないという認識があったわけですね。外から見られて「○○さん入ってったわ」って見られることが恥ずかしかったのでしょうね。でもそういうの見られるのが好きな人も中にはいるわけです。その辺江戸っ子は何もわかっていませんね。

吉原大門です。ここが明烏の舞台となった「大門でとめられるよ」のところです。

その大門で止めるのは当時ここの門番をしていた人です。現在は近くに交番があります。
現代の大門の門番といったところでしょうか。ここの交番の人たちはこの敷地にある店で何が行われているのか知らないんでしょうね。

お巡りさん「パチンコ屋の換金?そんなのあるはずがない」
お巡りさん「えっ?だって、ここって普通のお風呂屋さんでしょ!?」

現在は大門でとめられる心配はなさそうです。

警察の方は知らないようですが、皆さんご存知の風俗街です。
最盛期は200軒以上あったそうですが現在は150軒ほどになっているようです。「性風俗は悪しき文化」で締め出されていますからね。営業するにもお上にお伺いを立て、何か粗相をすれば営業停止や営業廃止となるわけです。需要があっても日陰の商売なので楽な仕事じゃないですよね。

日中に行きましたが、ここは日本一のソープ街です。昼もそれなりの人がいて、そして店先には黒服の人がいます。

基本的にこのような地域は写真に写りたくない人がいます。ぼかし処理などをしてはいますが、撮られて気持ちの良いことはないでしょう。そのため出来るだけ人が写らないように撮影していますが、店前で立たれていると写さないように撮るのは困難。そのため撮影は控えます。

ただ唯一撮りましたのでご査収ください。

ソープランドと思いきやラーメンランド!

一応吉原は日本三大遊廓の一つだったところで、現在は日本三大ソープ街でもあり、そして日本三大ソープの一軒があるところです。
とはいえ今回は観光スポットを巡る旅。中は軽く見つつ反対側へ。

道中には吉原神社があります。弁天様でこの吉原遊廓の守り神なのでしょう。普段であれば一目散に店に入ってしまうため見ることもありませんでした。

こちらでは吉原の古地図、というか吉原店舗案内図が売っています。
江戸の頃のお店の名前が記されたガイドマップ。そして赤線街だったころのもの。さらには売春防止法後のソープ街の様子。それらを見れる地図が売られていました。ブログに載せられるならば買おうと思ったのですが、多分版権とかあるため買いませんでした。でもああいうやつって昔を知れるのでよいですね。

東京都立台東病院です。
こちらは100年前は警視庁病院(吉原病院)という名前で性病専門の病院だったそうです。
名前の通り警視庁が管轄で設けた病院だったそうです。今はごく普通の病院となっています。
ここ以外に性病を取り扱う小さなクリニックは多く吉原にはあります。キャストに定期的に性病検査をさせ、安心安全のイメージをつけたいのでしょう。需要と供給が成り立っているというわけです。

こちらは吉原内にある小さな公園。
公園内ではキャストの宣材写真を撮影する姿も。私は代わりにパンダの写真を撮っておきます。

本日は紳士な対応でどこにも立ち寄らずに吉原の裏口側から廓の外に出ました。

吉原の裏側には吉原弁財天本宮があります。昔は吉原遊廓の後ろには弁天池が広がっていたそうです。この池は遊女が逃げ出さないためにあったそうで、ど関東大震災の時に池で亡くなった遊女が多数いたそうです。その供養塔がこちらにあります。多くの遊女が眠っているのでしょう。

所詮は風俗街の一つですが、江戸の頃からそれは続いているところです。
廓と日本史は切っても切れない関係です。歴史上に出てくる有名人も足繫く通っていたわけです。

人によってはこの手の話を毛嫌いする方もいるようです。

でも、お前だって股の間から産まれてきてるんだぜ。

ってことは理解してもらいたい。

職業に貴賎なし。
しかし実際は虐げられている業種なんでしょう。この手の商売がなければ性犯罪は増えるかもしれない。かといって必要悪という風にはしたくない。実際に古くは人身売買のもととなり、それは今でも借金返済のために働かなければならないなんて人もいるわけです。
もしかしたら100分32000円の写真指名なしで支払った私の身銭が誰かを助けることもあるかもしれないわけです。

かよって応援ってやつでしょうかね?

そういえば大門から出ずに裏口から出るのは粋じゃありません。ここはやっぱり戻るのが江戸っ子ってヤツ(江戸っ子じゃない)ですかね。

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