【さらざんまい】アウトドアグッズも手に入る合羽橋道具街
浅草に行くのに南千住から山谷を周り、そして吉原へ。かなり遠回りとなっています。危うく吉原に立ち寄って帰るところでした。
でも今回は目的があるのでそこはグッと我慢をして歩みを進めます。
そして本日は浅草のお話といきたいところですが、その前に難所が待っていました。
合羽橋道具街です。
いつもであれば浅草から来るのですが、本日は裏アサなので裏側からです。
ここに来ると時間が足りなくなるんです。大体合羽橋道具街に来るのは午前中です。そして夕方までずっとここにいるわけです。
何をするかって、それはやっぱり道具を揃えに来るわけです。一軒一軒見て回り欲しい道具を探すわけです。私と同じように合羽橋に来ると帰れなくなる人も多いのではないでしょうか。
1kmちょっとある通りに200軒近い数の店があるそうで、そのほとんどが料理人用の器材。そのため厨房道具はここに来ればほぼ手に入れられるわけです。大型機材からグラスや皿、シルバー類。あとは厨房で使う道具。そのほかにも飲食店で使用するポップやイーゼル、洋服など飲食業に関するものが揃っています。
基本的にプロの人が使う道具なんでいいものも揃っているわけです。当然質が悪いものも中にはあるため結局は目利きが必要なんです。
料理人の武器・防具屋って感じでしょうかね。
「あなたはこれを装備できないが、それでもいいかね?」
料理人でもない私でもここに来るとついつい長居をしてしまいます。だって、なんだかよさそうな商品とかが色々あるんですもん。
中には何に使うかわからない商品などもありますが、ここに来ると目を輝かせてしまいます。こういうやつ欲しかったという厨房道具がいっぱいあるんですよね。そこまで料理はしないんですが、それでも買いたくなっちゃうんです。とくに最近はキャンプ的なアウトドア的なことも始めましたのでそういうヤツとかも売ってるんです。中には掘り出し物なんかもあります。
料理に関するものであれば大概のものは手に入ります。
調理用のナイフとかもここで買うのはいいですよね。そしてグラスとかもアウトドアに適したものも手に入れやすいです。刃物類はピンキリで高いやつもあれば安いやつもあります。これを探し出すと何時に帰れるかわからなくなってしまいます。
コーヒーミルとか購入して山でコーヒーを入れるっていうのもありですよね。普通であればその手の商品はアウトドアショップに行くべきなんでしょうが、合羽橋だとアウトドアとアウトドアじゃない商品もあるので見比べて買うことができるわけです。とくに私はリュックを背負ってキャンプをしに行くわけではなく、所有する土地もしくは車の中でやるアウトドアです。若干インドア寄りのアウトドアなのでサイズ感とか別に大きくてもいいわけです。そのあたりを考えると見比べられる合羽橋の方がよいわけです。
最近ではネットでばかり買っていますが、やはり手に取ってみなければ判断ができないものがあります。とくに刃物類は実際触らなければわからないですからね。それだから料理人が多く利用しているんだと思います。
最近の合羽橋道具街は料理人よりも外国人が多くいます。浅草自体がほぼ外国人という状態です。そして厨房器具や食品サンプルなどお土産品を買いに来る人が多いようです。海外でもある程度有名になっているようですね。浅草の雷門からは歩いて15分くらいで来れる距離。そのため観光やお参りついでにここまで足を延ばす外国人観光客も多くいるようです。売ってるものはキッチン用具なんですが、好きな人はこういうの好きなんでしょうね。
そしてかっぱ河太郎像です。合羽橋道具街であり河童橋道具街ではありません。河童とは一切関係ないんですが、河童をモチーフにしているようです。この地は元々湿地帯だったそうですが合羽屋喜八という方が私財を投げて整備したことが由来になっているとかなっていないとか。元々江戸の町は葦の原っぱと湿地帯だらけだったらしいですからね。このあたりも同様に湿地帯だったのでしょう。地権者やその土地の有力者の名前が町名につくっていうのはよくあることなんだと思います。日立とか豊田とか、どっちが先なのかわかりませんがそういう街もあるわけですからね。
恐らく河童は後からついてきたものなんでしょう。河童と合羽、どっちも大差ありません。大正時代には古道具屋が数軒建ち、それ以降は徐々に増えて現在の街の形となっているようです。
合羽橋のイメージはコレですよね。
いつも合羽橋に来るときはニイミさんから見て回っていました。大体ここでかなりの時間を費やしてしまい、奥の方はあまり見れないという感じですが、今回は反対側から見れたので新鮮でした。しかしあまりゆっくり見れていません。時間的な余裕があればゆっくりと回りたいのですが、この後予定があるのと、当初行くといっていた浅草にまだたどり着いていないわけです。そのためここはグッと我慢をして合羽橋道具街をあとにしました。
道具街は久しぶりに来ました。山林を買ってから始めてきたのではないでしょうか。
以前はアウトドアの商品とか一切興味がなかったのに、今回はそういう商品を扱っているところばかりを見てしまいました。見たといっても店の中には出来るだけ入らず(入ると出てこれないため)、外から覗くだけにしましたが、それでもよさそうな商品がありました。
ダッチオーブン、絶対使わないけどちょっと欲しくなっちゃいますね。
今私が欲しいのは刃物類ですね。一生使えるやつ、もしくは安くて使い勝手がいいやつ。どちらかを選びたいですね。やっぱり人生で一度はいい包丁持ってみたいところがあるので前者でしょうかね。
前に燕三条のある道の駅で刃物の展示販売を観ました。あのあたりは鋳造や製鉄が古くより盛んだったため刃物が名産なんだそうです。いつの年になっても男子たるもの刀剣というのは興味が湧き、一度は手にしてみたいという気持ちがあります。刀は今の時代不要ですが包丁であれば「できる男」になれるんじゃないでしょうか。やっぱりそうなると玉鋼の包丁を選びたいです。
ついつい合羽橋で長居をしてしまいました。
田原町を通り浅草へ。明日こそ浅草の話をしたいと思います。