これであなたも擬似穴兄弟!堀田駅前の私娼窟「平和園」の名残り

本日は名古屋市瑞穂区に来ております。
こちらは名鉄線の堀田駅です。
堀田(ほった)じゃなく堀田(ほりた)です。知らなきゃ確実に堀田(ほった)って読んじゃいます。
私はこの駅で降りるのは二度目。以前は乗換えで降りました。
同駅の南側に地下鉄名城線の堀田駅があります。このように堀田駅は乗換駅ですが二つの駅は400m離れているんです。地下通路のようなものはなく雨の日は乗り換えるのに傘が必要です。名城線と名鉄線は金山でも乗り換えられます。わざわざ堀田で乗り換える人はいないのでしょう。
私はわざわざ乗り換えた人だった。
そんな地味な駅ですが結構利用者が多いです。利用者が多い理由は企業があるため。
ブラザー工業、トヨトミ、パロマ、フルタ電機。ほかにもこの界隈は工場が目立ちます。堀田は町工場が多い地域のようです。

こちらは国道一号線の交差点「内浜」です。ここは旧東海道が通っていた道。西へ向かうと東海道最大の宿場町「宮宿」です。
通り沿いにはトヨトミとパロマの看板が見えます。
トヨトミは石油ストーブなどの空調機メーカー。
パロマはガス器具メーカー。
兄弟会社っぽいんですが二つの会社は別企業。同業他社のライバル企業のようなところですがそれが隣り合ってあるんです。ここが工場街だから大きな企業があるのでしょう。

そして一番目立つのがブラザー工業です。ミシンメーカーとして有名なブラザー工業。私は以前ブラザーのパソコンを使ってました。また複合機も同社の製品を使ってました。このようにPC機器の印象が強いですが元々のはじまりはミシン製造で今でも同社の主力商品となっています。
同社は1908年にここ堀田で創業。安井ミシン商会の名前でミシン修理業をはじめました。1925年に創業者が他界したことで創業者の子供10人が事業を継承。安井ミシン兄弟商会に屋号を変更し熱田伝馬町に店を構え修理業を続けたそうです。しかし不況によりミシン修理の需要が減少。そこで修理ではなくミシン製造に着手しました。現在の堀田は町工場の多いところですがかつては田園風景が広がる地域だったそうです。
堀田の地名の由来は増水すると田んぼが堀のようになるから。つまり田んぼが多かったのでしょう。また堀田駅の周りには苗代町など稲や田んぼを連想させる地名があります。そもそもの瑞穂区もみずみずしい稲穂が由来で平坦だったこの場所は田んぼに適してました。
穀倉地帯では副産物として藁が手に入ります。そのためここでは麦わら帽子の製造も盛んでした。それに目をつけたのが安井ミシン兄弟商会。
麦わら帽子を製造するミシンを開発。ブラザーの商標で販売を始めたそうです。兄弟が力を合わせて作ったミシン。ブラザーってそのままの意味だったんですね。そして堀田だったから作れたミシンでした。
ここはブラザーの発祥の街だったのです。
ミシンの修理業から始まったブラザー工業。今じゃ日本三大ミシンメーカーになっており堀田駅の周りにはブラザー関連の建物が多いです。もう堀田駅じゃなくてブラザー駅でもいいんじゃないかってくらいです。それくらい堀田に貢献しているのでしょう。

多くの社員が行き交う堀田駅。仕事終わりに一杯ひっかける人もいるはずです。駅前には飲み屋があります。
スナックビル的なヤツでしょうか。ブラザーが仕事終わりに飲みに行く店がちゃんと用意されています。

こちらはエビス大黒市場で公設の市場のようです。だいぶ年季が入った市場ですがその隣の路地。スナックがあったであろう街並みが見れます。

ブラザーがここで一杯飲んでいったんでしょう。
それもこれもこの界隈は工場街だから。
ライバル企業で敵対してるとしても仕事が終わればみな兄弟。もしかしたらほかの企業の社員とともに酒を酌み交わしていたのかもしれません。でもその様子はもう見れないようです。
需要があるから供給がされる。
かつてはそれを求められたのでしょうが今は仕事終わりに飲みに行く頻度も減ってます。
おでんにもつ焼き モツ煮に土手焼き、名古屋料理を扱う居酒屋も多かったのでしょう。またスナックも結構あったのでしょう。
仕事終わりに飲みに行くのが当たり前だった時代。もうそんな時代ではなくなりました。堀田の飲み屋はだいぶ減ったようです。

堀田駅前の飲み屋は減ってしまいましたがそれでもこの界隈は工場街となっています。
かつては穀倉地帯だったのが工場街へ。それにはいろいろな歴史があったのでしょう。なんか歴史を感じれるし感動的です。
ちなみにブラザー瑞穂工場に隣接する神穂町にはかつて私娼窟があったそうです。
いろいろ感じれるところで全然感動的じゃない。
風俗街があったから工場を建てた可能性もある。

こちらは神穂町にある東ノ宮神社です。
ご祭神は熱田大神。
明治以降に建てられた神社のようです。現在は神穂町ですが古くは八丁畷という町名で東海道の宿場町「宮宿」から八丁離れていたためその名で呼ばれていたそうです(諸説あり)。

熱田神宮へ奉納する供米田があったことから神穂町と呼ばれるようになったのでしょう。また瑞穂区の由来もこの地が関係しているようで明治元年に明治天皇が東京行幸でここを訪れた際、初めて農作業を見たそうです。それが由来で瑞穂と呼ぶようになったんだとか。そう考えると結構神聖な領域ですがこの神社の門前に私娼窟があったそうです。その私娼窟は平和園というところで戦後にできた風俗街でした。

ここは瑞穂区神穂町。
名前の通りこの界隈は田畑が広がる地域。辺り一面田園風景、人通りの疎らな場所。唯一あったのがブラザーの工場でしょう。
誰がための風俗街だったのか容易に想像できる。
風俗街があったから工場を建てたわけではない。工場があったらか風俗街ができたのです。

まぁどちらが先にせよ、その利用者はヘイブラザー。工場街の憩いのスポットだったのでしょう。
でも売春防止法施行により平和園も衰退。その後も生き残ってはいたのでしょうが自然消滅したのでしょう。5年前まで平和園の街並みが見れたそうですが今はキレイな街並みに変わりました。

私娼窟だった様子はなく、ぱちんこ屋があるくらいです。
神聖な領域!
ブラザーの工場の目の前に私娼窟があったなら、まぁ通っていてもおかしくないでしょうね。でももうそういった店はここにはないようです。
ここで働く工員らは寂しい思いをしてたでしょう。とつぜん目の前の風俗街が消えたんですからね。
私も川崎堀之内に住んでいた時、ちょんの間が摘発に遭い壊滅しました。それを目の当たりにしたとき愕然としました。
明日から私は何を目標にして生きればいいのか。
そんな風に悩み、夜も眠れず早朝になってからソープに行きました。
何も変わってなかった。
堀田で働く工員も多分同じ悩みを抱えてたはず。
でもなんとかなっていたのでしょう。
だってここは名古屋ですから!

商店街の方に戻ってきました。
こちらは町内にある喫茶店です。
名古屋といったらモーニング。この界隈の喫茶店は必ずモーニングがあります。
朝ご飯を悩む必要がないのが名古屋の良いところ。小倉あんトーストも名古屋飯のひとつでしょう。甘じょっぱいこの感じ、名古屋らしさを感じされます。
朝ご飯はご飯に味噌汁が一番ですがたまにはパンとコーヒーってのもいいもんです。こういう喫茶店で朝飯を食べるの、まさに名古屋って感じ。

その喫茶店の上の階、ヘルスがあります。
まさに名古屋って感じ。
名鉄線堀田駅近くの商店街、地域密着型の商店街ですが商店街にあるべきではない店があります。こにあるのは密着系のヘルスです。
神出鬼没の風俗店。
町内の一画、ポツンと一軒ヘルスがあります。名古屋らしいと言えば名古屋らしいです。
なぜか名古屋は普通の商店街に普通の商店みたいな感じで風俗があるんです。八百屋、精肉店、風俗店、鮮魚店みたいな感じ。なんか町内に溶け込んでるんです。
いや溶け込んではない。

でもポツンではなくもう一軒あるんです。
町内に紛れ込む風俗店。いやあまり紛れ込んではない。
なぜこんなところに風俗店があるのかな。
利用者が多いのかな。
需要があるのかな。
あっ!そういえば堀田駅の周り、工場街だった!
これは第二の私娼窟。工員のための憩いの場。
パロマやトヨトミ、実は穴兄弟だった!
かつては平和園という私娼窟がありました。
戦後にできた私娼窟。でも1950年代末期には閉鎖されてます。その後長らく工員たちは寂しい思いをしたはず。仕方なく電車に揺られ別の街に遠征してたのでしょう。でも新たなお遊びスポットが堀田にできたのです。この界隈の店は90年代にできたのでしょうか。わざわざ電車に乗らなくても堀田駅前で乗れる。この界隈で働く多くの人が来たに違いありません。
たった二軒の風俗店。
大企業がいくつかあるし小さな工場もある堀田。
そりゃ大混雑ですよね。
いや...さすがに職場のそばの風俗はちょっと...ってなるのがまともな大人の考え方です。
そりゃそうです。
もし入店するところを同僚に見られたら。
もし入店するところを上司や部下に見られたら。
職場の空気が気まずくなるじゃないですか!
だから控えるんです。まともな大人は。
でも風俗行くやつってまともな大人じゃないんです。もちろんこの界隈で働く多くの人がまともなんです。でもいるでしょ?ちょっとまともじゃない人。
この界隈でどれくらいの人が働きどれくらいの男性がいるかはわかりませんが大きな企業があるってことはそれなりに男性従業員はいるはずです。であればその中に変態がいてもおかしくはない。
つまりここの風俗利用者は必ずいるはずです。
トヨトミ、パロマ、フルタ電機、そしてそれはブラザー社員の中にも。
つまりブラザー社員も兄弟だった。
一応ここはヘルス店。
正確に言うなら擬似穴兄弟。
それ兄弟でも何でもない。
本日は堀田を散策しました。
名古屋駅からさほど離れていませんが観光客が来ることがあまりない堀田駅界隈。でも企業が複数あるので仕事で来たことがある人はいるのでしょう。
仕事終わりに一息。
そんなこともここでは実現可能だし実現した人は一人や二人どころじゃないはずです。
多くの兄弟を産んだのでしょう。
時間は10時。
お店がそろそろ開く時間帯。
というわけで私はちょっと一息ついていきます。
これで私もブラザーのブラザーになるのか。







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