【滅びゆく世界の中で】ドッグフード食べてみた【マッドマックス】
新型コロナウイルスの影響により、まさに世界は世紀末のような状態になっています。これより先は戦争や暴動、飢餓など様々な試練がのしかかってくるのかもしれません。
世紀末といえば北斗の拳のイメージがあります。核戦争によって文明が破壊され暴力が支配する世界に現れた北斗神拳の伝承者ケンシロウ。この言い回しだと北斗神拳によってケンシロウが世界を救うような雰囲気ですが、ザックリと言ってしまえば兄弟喧嘩を壮大に繰り広げられる話です。この「北斗の拳は兄弟喧嘩だ」ということについては異論を認めます。今回は北斗の拳の話ではなく、北斗の拳に影響を与えた映画「マッドマックス2」についてです。
マッドマックス2、メルギブソンの出世作といわれるオーストラリアの映画です。1ではなく2です。
北斗の拳は「マッドマックス2」の世界観に影響されています。北斗神拳とかそういったところはおそらくブルースリーの影響でしょう。その当時はカンフーといえばブルースリーでした。世界観や時代背景はマッドマックス2がもととなっているそうです。荒廃した世界、モヒカンヘアーの暴走族、暴力が支配する世界。マッドマックスと北斗の拳は同じような雰囲気です。
まさに今が世界の終りのような状況です。荒廃こそしていませんが、経済は止まり今後生活も厳しくなるのでしょう。食糧が足りなくなるなんてことになるかもしれません。食糧を奪い合う世界がもう目の前に来ているのかもしれません。そんなときどうすればよいのか。
とりあえずAmazonで肩パッドを買って、床屋に行ってモヒカンにしてもらい、バイク屋でモトクロスを購入すべきか。そうではありません。映画に出てくるマックスは冒頭でドッグフードを食べていました。食べているのはドッグフード、それをフォークを使ってうまそうに食べるんです。まぁ犬が食べれるわけですから人が食べても大丈夫なのでしょう。とはいってもアレは映画の中での話。実際はドッグフードではないのでしょう。でも今はその危機に瀕しているわけです。
じゃあ、これを機にヒャッハーすべきなんじゃないか??
今後食糧難になるかもしれません。スーパーに行っても棚は空の状態。暴力で支配される世界まではいっていないものの、統制も取れず買い占めが起きているわけです。でもペットフードコーナーにはまだ缶詰があるかもしれないんです。世界が荒廃し、肩パッドを入れたモヒカン野郎が走り回るかもしれない日が明日来るかもしれません。それであれば今のうちにそれに慣れとくべきなんじゃないかと!
ということでスーパーのペットフード売り場へ。
私はこれまで昆虫と爬虫類くらいしかペットを飼ったことがありません。いわゆる動物は飼っていないためペットフードを手に取るのは初めてです。ネコはマグロなんちゃらとかありますが、シーチキンっぽいです。やっぱり肉の方がいいですよね。コンビーフとかスパムっぽいです。
Chicken or Beef??
絵面は旨そうです。ほぼコンビーフとかそれっぽい写真です。
野菜入りっていうのもあります。そして安定の中国製です。食品ですら中国は不安があるのに食品でないものを食べようとしているわけです。本当に中華で安心なのでしょうか。
もう一つのはオーストラリア産のようです。おそらくオージービーフなのでしょうかね。マッドマックスもオーストラリア映画なので食べるのであればこっちの方がよさそうです。
でもなんだか色々栄養を入れている感じ。ケミカル要素が少しあります。
まぁ犬が食べるんで人が食べても害はないと思いますが、今回は予行練習です。栄養は必要ないので素材の味が分かるであろう中国産を選びました。
米にドッグフード。店員に「コイツ、これで白飯喰うんか?」って思われていそう。まぁあながち間違いではありません。
はじめて与える場合は便が緩くなる場合があるそうです。当然初めて食べます。
原材料は、チキン、ビーフ、コーンスターチ、ビーフオイル、落花生タンパク、増粘安定剤、着色料。原材料は材料の多い順に書かれています。そのため製品はビーフ味ですが主要材料はチキンなんでしょう。それにビーフとビーフオイルを足して味を調えているんだと思います。コーンスターチと落花生タンパク、増粘剤は成形するためのものなんでしょう。入っているものは特に不安なものは無いようです。
さっそく実食したいと思います。やっぱりマッドマックスと同じようにフォークで食べたいと思います。
見た目はスパムとかコンビーフです。鶏肉メインだと白っぽくなるので着色料でそれっぽくしているのでしょう。生臭い匂いをイメージしていましたが別に不快なにおいはしません。
実際に食べています。まずはそのまま食べます。人と同じ塩分を犬に与えるのは良くないという話を聞きます。そのためドッグフードは薄味だということでしたが、しっかりと味はついています。確かに塩気は薄いですが肉の味がしっかりしています。なんだったらこれ、旨いです。下手な缶詰よりもおいしい。最近だと100円くらいで安い缶詰売ってるじゃないですか。大手メーカーのではないとまずかったりするのですが、このドッグフードはそれらの缶詰よりも美味しいです。
しっかりとビーフの味がします。肉食ってます!って感じがしっかりします。肉の中に骨も入っています。おそらく鶏の骨を砕いたもの。人が食べない臓物や枝肉を粉砕し成形したのでしょう。そのため細かな骨が入っています。最初はその骨のせいで舌触りが悪いと思ったのですが食べているうちにそれがよく感じてきました。
半分くらい食べてから塩を足してみます。塩気が多い方が確かにおいしくなります。
ただ脂っぽいです。この脂が結構負担です。途中で飽きてきてしまいました。缶詰そのまま食べているわけですからね。量的には半分くらいで充分です。
煮込んだり炒めたりすればこの脂身も美味しい調味料になるんじゃないでしょうか。野菜とかと炒めてもよいでしょう。だって「ビーフ」ですからね。主原料は鶏肉ですがビーフ味です。ある種のニューコンビーフのジャンルに当てはめていいんじゃないでしょうか。コンビーフは高いですが、ドッグフードのビーフは100円で買えます。玉ねぎとコンビーフではなく、玉ねぎとドッグフード。犬はネギってダメなんですよね?人にしか食べられない新たなドッグフードができあがるんじゃないでしょうか。
ドックフード、意外にも美味しかったです。なんだったらまた買って食べてもいいレベル。ほかのやつも試してみたいですね。まぁ原材料を見る限りだとひき肉と大差ないですからね。ソーセージの中身だけ食ってるような感じでしょうか。ソーセージだってボイルしたり炒めたりしなければ脂っぽくて飽きますから、同じなんだと思います。
これまで食糧とみていなかった食材。今回挑戦したことで新たな道が開けました。当然メーカーによって味の違いというのはあるのでしょう。でも基本的に犬が食べる食材。だから食べられるのでしょう。そして犬だって美味しいものを食べたいわけです。人も同じ哺乳類です。そのため分かち合える部分があるのでしょう。
ビーフ100%のドッグフードもあるんでしょうね。そういうのも食べてみたいです。
でも次はチャオちゅ~るを食べるべきですよね。次回はキャットフードを攻めてみます。