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山林生活をする上でのソーラー発電考察

山林生活をする上でのソーラー発電考察

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私の山林には電気が通っております。
前所有者が電気を引いてくれました。そのおかげで電気工具を使うことができ、作業がかなり楽にできるようになっております。

しかし当初の目標はオフグリッド。
電気水道ガスを一切ひかず自給するという生活をしてみたい。
そのため山林を購入し開拓するつもりでした。
現状電気があるためその必要はないわけですが、どうしてもソーラーパネルから頭が離れません。
ヤフオクや海外サイトを見て安いものを探してしまっています。
やっぱり当初の目的の通り山林小屋のソーラー化を実現したいと思います。

色々とソーラーパネルを見てきてわかったことがあります。
まずソーラー発電をするためにはソーラーパネルが必要です。
それ以外に電気をためるバッテリーと電気をコントロールするチャージコントローラーが必要のようです。

ソーラーパネルに関してですが単結晶と多結晶という二つの種類があるのを確認しております。
単結晶は言葉通り一つの結晶からできているパネル。多結晶はどうやら小さな結晶を集めてできたものらしいです。
そのため単結晶のほうが高価なんだとか。ただ発電量は同じような感じらしいです。
単結晶と多結晶の違いは大きさのようですね。単結晶は小さいため敷地面積が狭いところに利用するようです。
多結晶は安いですが大きいため、設置場所を多くとってしまうとのこと。
太陽光発電のみを生業にしている土地は多結晶パネルを利用してることが多いみたいです。

問題の値段に関してですが、ピンキリです。何が正解なのかわかりません。
感覚としてですが、1ワットあたりの料金は単結晶の場合150円ほど、多結晶の場合80円といったところでしょうか。
中古のソーラーパネルで1ワットあたり40円くらいのもありました。ただソーラーパネルは劣化するので中古は少し不安があります。

ここで山林に必要なワット数を計算してみましょう。
一般の家庭で利用する一日の電気量は10Kwh(キロワットアワー)くらいのようです。
これにはエアコンや洗濯機など色々なものが含まれているようです。
山林にはこれらの用途に電気を使用しないため、半分以下で抑えられるのではないでしょうか。
普通に利用したとしても5Kwh程度で済むかと思います。

例えば100Wのソーラーパネルで充電したとしましょう。
表記されている100Wというのは一時間のソーラー発電量です。
日本の発電ができる日照時間は3.5時間のようですので一日の発電量は350Wになります。
5000W分を発電するとなると100Wのソーラーパネルが15枚必要となる計算です。
※山林を買おうとしていた時は100Wのパネルは一日100Wしか発電されないのかと思っておりましたが、このような仕組みみたいです。

15枚で1500W(1500W × 3.5h = 5250W)。単結晶のパネルの場合パネルだけで23万円、多結晶の場合は12万円必要となります。
実際100Wといっても恐らく発電量は8割程度なのでしょう。そのため15枚でも4200wしか発電されないのだと思います。
パネルだけで20万円以上。恐らくコントローラーや充電池なども含めると40万近くかかってしまうのではないでしょうか。

この金額を見るとあまり現実的ではありません。
せめてもう少し安い金額で抑えたいところです。
つまり5Kwhという電力は諦め、その半分2.5Kwh程度あればよいのではないでしょうか。

この手の冷蔵庫は車でも利用できるように12Vとなっております。消費電力は「(kwh/年):126」となっておりました。

1y=365d=8760h。126000W/8760h=14.3wh。

計算式が正しいかわかりませんが一時間当たりの消費電力が14.3wh。一日当たり350Wです。
つまりパネル一枚で冷蔵庫は動かせるということです。こんな感じで考えてみるともっと少なくてもよさそうです。
どうやらパソコンも一日の計金は同じくらいの電力を消費するようです。つまり冷蔵庫とパソコンで2枚のパネルが必要。
そのほか山林を開拓するための機器の充電。夜の明かり。色々と必要なものも多いですがとりあえずパネル5枚分、500Wあればまずは充分かもしれません。
そうなると単結晶でも75000円程度に抑えられます。多結晶であれば40000円です。この程度であれば現実的な金額となります。
もちろんこれのほかに充電池やコントローラー、設置するための架台、配線等々お金もかかるし作業もしなければなりません。
また100Vと12Vの使い分けなんかもしなければなりません。

でも上手く組み込めば井戸のモーターもソーラー発電で動かすことができるようになります。
水と電気と薪。山林生活の上で一番試したい事項です。少し安いパネルが見つかればとりあえず買ってみることにいたします。

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