山林にある畑っぽいところを畑っぽくする。
種を植えれば鳥に食べられ、種が育てば虫の食べられ、作物が育てば獣に荒らされる。
農家の人は設備もそろっていて農薬とかも使うんでこんな被害はないのでしょうね。
私の山林で育つ作物はハードモードで育ったやつです。
しかしこんなハードモードにしたいわけではありません。
本当であれば放っておいて収穫時期がくるまで待つっていうのがよいのですが、そのようにはいきません。
かといって放置すれば畑も荒れるわけで...。
ということで黒のビニールで覆い隠しました。
恥も尊厳も忘れ、築き上げてきた文明も科学もかなぐり捨てて。
自ら開墾した畑を慌ててふさぎました。
ビニールに隠れているところは雑草も生えない。
しかし雨風やそのほかの影響で剥げてきちゃうんですよね。
せっかくだから農地開拓をしようかと思いました。
枝豆もすくすく育っているので別の作物もついでに植えちゃおうって魂胆です。
とりあえず草刈りからです。
先日ご飯の中にいれたピーピー豆が大量に育ってます。
すべてポイーです。
ゴミとして処分です。ネットでは高評価だったピーピー豆。
私にとってはゴミでした。
草刈りをして手入れをしていたら一日が終わってしまいました。
でもちょっと農地っぽくなったのではないでしょうか。
とりあえず手元にあったバジル(二度目の挑戦)とカモミールと小松菜。
植えちゃいました。
さらに農地を拡張し、大根、サトイモ、大葉も植えちゃいました。
種の入った袋には植える時期や植え方というのが書いてありましたが、私は基本的に説明書を読まずに始めるタイプの人間です。ダメだった時に説明書を読む。作物を育てるのも同じです。
そもそも、適した時期に植える、適した方法で植えるというのは間違っているのです。
生命というのは様々な環境に合わせて生きているわけです。
寒い地域なのであればそれに適した防御策を、雨の降らない地域であれば水が少なくても育つように進化したわけです。
ここ、山林もそう。
管理者がたまにしか現れず、現れたと思ったら必要のない肥料を与えられたり、無駄に水を撒かれたり。
本来であれば石灰を撒いてから日にちを置くべきところを「試練じゃー」という理由ですぐに種を植える。
こんな感じで酷い仕打ちなのですが、これも進化の過程には必要なのです。
先人の枝豆やバジルは日の目を見ることなく消えていきました。
しかしその死があるからこそ未来があるわけです。
旧バジル「屍を乗り越えよ。そして耐え続けよ。さすれば道は開かれる」
先人たちはこのように言いました。
つまりは管理者の無理難題にも耐えられるよう進化しろ。
まぁそういうことです。
大葉とか雑草みたいなもんなので放っておけば育つでしょう。
さといもと大根は7月くらいに収穫のようです。
大根は間引きがー、とかサトイモには水がーとか書いてありましたが、ぬるいです。
アフリカでは一分間に60秒が経過してるわけで、ここの山林でも同じです。
間引かず、水もやらず、それで育ってこそ真の農作物です。
そうなることを期待して種撒いてみました。