自家栽培した大根の一部を収穫【激辛】
大根の一部を収穫しました。
まだ育ち盛りの状態ですが、枝豆のように消失する恐れがあります。ここは青田刈りです。
大根というよりはニンジン、いや白いごぼうですね。
やせ細った大地で育った貧相な野菜って感じです。間引きがてら四本ほど収穫しました。
本来であればここまで育つ前に間引くのでしょう。しかし、それすらせずに育ってくれました。こいつらこそ真の山林生活者です。
しかし、ごぼうのように細いため普通には食べられません。大根本来の味を味わうのであれば、ふろふき大根とかがよいのかもしれませんが、この大根似て非なるもの。辛味大根よりも辛いんです。そのため薬味として利用することに。
これでそばを食べます。
大根を薬味にするといったらやっぱりそばでしょう。福井に行ったときにおろしそば食べました。福井のおろしそばは普通の大根だったと思いますが別にこれでいいんです。
とりあえず泥を落として卸しましたが、水気があまりないです。普通の大根ってすると水が結構出てくるのですが、全くその気配がありません。絞るのが不要。
そばの上に大根おろしをのっけて、ぶっかけそば。
見た目は普通です。味はというと、やっぱり辛いです。辛いというよりは痛いと表現した方が良いのでしょうか。明らかに食べ過ぎれば胃をやられる感じの辛さです。口の中がヒリヒリします。絶対に食べちゃダメなパターンのやつです。なんでこんなに辛いのか調べたところ、育て方の問題なんだとか。
大根はストレスを与えると辛み成分が増す。
土が固いと悠々自適に成長が出来ず、ストレスを感じるそうです。土が固ければ曲がって育つ。つまり、まっすぐな大根ほど甘みが強いというわけなんですね。私のは曲がってます。人間と同じで環境が悪ければ見た目も悪くなり、性格も悪くなるってことなんでしょうね。
しかしここまで辛いということはどれだけ虐げられた環境で育ったのでしょう。育ての親は私ではありますが。てっきり肥料が足りないとかそういうのだと思ったのですが、そうではないんですね。でも、今回このように食すことで次回の方向性が決まりました。
大根育てたければとりあえず深く耕せ。
こういうことなのでしょう。ふかふかのベッドで過保護に育てれば、甘みのある大根に育つ。今回のように放任主義で育てれば、私のように性根が腐ったような大根に育つ。であれば適度に耕すしかありません。
でも、この辛みの強い大根も薬味としては充分な能力を発揮しています。しかも、大根に含まれる辛み成分イソチオシアネートは癌の予防にもなるそうなんですよね。つまりこれを食べ続ければ癌知らずってことですね。明らかに食べ続ければ胃がんになりそうな刺激物なんですが。
来年の今頃は甘い大根が収穫できていることでしょう。