かつての花街「蓮池通り」現在の歓楽街「千葉富士見町」
千葉県は東京ディズニーランド、東京ドイツ村、新東京国際空港など、東京を冠する施設が多く見受けられます。これは東京にあやかってるのではなく、千葉県民の特色なのでしょう。
こちらは千葉中央駅です。この駅の近くにはJRの千葉駅があります。あとモノレール千葉駅もあります。近くに京成線が走っているため京成千葉駅もあるようです。
「中央駅」と名乗っているので当然西側には西千葉駅、東側には東千葉駅があります。また新しく作られたのでしょうか、新千葉駅もあるんです。最近は臨海部が開発され千葉みなと駅、モノレール千葉みなと駅もできました。そのほかにも本千葉駅、千葉公園駅、千葉寺駅といった具合で千葉を冠する駅が複数あるんです。
とりあえず地名つけとけばよいだろう精神。これが千葉なんでしょう。
千葉中央駅ということでこのあたりが町の中心になるようです。
目の前には歓楽街が広がっており隣駅の本千葉駅は官公庁がある地域となっています。
こちらは1950年ころの写真です。千葉は二度の大きな空襲に遭っており大半が焼け野原となったようです。マジで何もないところから千葉は始まったようですね。
現在の飲み屋街があるところは富士見ってところのようですが、かつてはこちらではなかったそうです。
膝を突き合わせ盃を交わす。
飲みニケーションは江戸の頃から存在し、明治から平成までその文化は受け継がれていったのでしょう。しかし最近は時代遅れと言われ、若者世代からは不評のようです。そして感染症によりその文化は衰退しつつある状態です。ただかつては酒の力で時勢を動かしていた時期もあったのでしょう。政治家が料亭や割烹で会合をするなんてのはよく聞く話です。そしてそれは千葉でも同じようにあったようです。
千葉の遊郭は登戸に登戸新地がありましたが、千葉県庁から千葉駅に向かう道中に蓮池通りという小路があります。こちらはかつて花街だったそうです。
登戸新地と蓮池花街は似て非なるもの。あちらは娼妓ならこちらは芸妓。
蓮池にあったのは低俗な遊郭ではなく政治家や文化人が訪れるような花街でした。政治家はここで酒を酌み交わし、未来の千葉を夢見たのでしょう。
まだそれっぽい飲食店がいくつかあります。現在は置屋はなく普通の飲食店街となっているようです。それでもかつての政財界の人たちがここに集まりいろいろ議論したのでしょう。花街とはそういうところです。そこで酒を飲み未来を見るのです。女を品定めするような遊郭とは一緒にしないでほしい!
品定めができる時間制ホテル発見。
現在のキャバクラにマクラがあるように、明治のそのころもそういったサービスを提供していたのでしょう。
芸は売っても体は売らぬが芸妓だけども値段次第。
その当時もこんな感じなんでしょう。このホテルがいつから存在するのかは知りませんが短時間で利用できるシステムのホテルがあるってことは需要があるのでしょう。
このように今はホテルと花街の雰囲気が少しあるだけで歓楽街の雰囲気はなくなりました。今の飲み屋街はここの西側の富士見ってところのようです。
千葉市は風俗街と飲み屋街が区分けされているようで富士見町は飲み屋街になっています。
スナック、キャバクラ、ホストクラブ、ラウンジ...。一通りの店が揃っています。
強姦事件や傷害事件、ボッタクリなどが頻発するエリアです。歓楽街なので治安はそこまでよくないのでしょうが日中であれば警察沙汰になることもないでしょう。新宿の歌舞伎町だって昼間は穏やかです。言い争いとかそういうのも起きないはずです。とくに最近は安全な街へになっていますからね。
このように千葉の歓楽街・富士見は安全な街なんです!
接客の伴う飲食店以外にも居酒屋やバーがあるんです。たぶん安心安全な街なのでしょう。基本的にはこの富士見町で飲み、酔った勢いで橋の向こう側にある性風俗街に向かうのでしょう。
私が好きなのは中央区富士見の歓楽街ではなく、もう一つの歓楽街「栄町」のようです。これよりそちらに向かいます。