子育ての街「市原市五井」夜の街と特殊なお店
本日は市原市にお邪魔しています。
こちらは五井駅です。
五井駅は内房線と小湊鉄道の二路線ある駅です。
私が以前所有していた山林は勝浦にあったので一回くらい電車で行ってみたいと思っていました。しかし最寄駅から所有していた山林までは徒歩2時間くらいかかります。
そもそも勝浦に行くなら内房線ではなく外房線から行くのが正しいルートのようです。ちなみに五井駅から内房線で勝浦までが3時間以上、外房線の場合は特急に乗って1時間かかります。
小湊鉄道はいすみ鉄道と接続しており外房に出れますがこちらも所要時間が2時間30分ほど。
小湊鉄道は移動手段というより観光用の鉄道といった感じでしょうか。勝浦行きのバスが都内からも出ています。やはり房総半島の移動は車両が便利のようですね。
でも今のように自家用車が一般的ではないころは重要な移動手段だったのでしょう。
小湊鉄道は1925年に、内房線は1912年に木更津線として開業しました。その当時は栄えた場所だったようです。住所は千葉県市原市ですが、市制施行の際には五井町と市原町との間で争われ、五井市の案も出たそうです。結果的に市原市となりましたが、その代わりに市役所は五井地区に置かれたそうです。
現在の市原市の人口は26万人ほど。その中でも五井駅のあたりが市原市で一番人口の多いエリアで、五井地区の人口は86000人おり、隣接する茂原市と同じ規模なんだとか。そんなわけで現在も駅前は栄えており駅近辺にはマンションや商業施設が多くあります。
こちらはサンプラザ市原。69mの高さ、12階建ての公共施設です。
プールやスポーツジムも併設されているようで利用料金は300円で安いです。この手の施設ってちょっと不便な場所にあるもんですが、ここでは駅直結のビルにあるんです。車社会の市原。駅前だと駐車場の問題はありますが、電車通勤をしている人は仕事終わりに立ち寄れそうですね。最終受付が20時なので仕事終わりに行くのは大変そうですが、少しの時間でも体を動かせるってのはよいんじゃないでしょうか。
市原からは以上です。
市原市ってあまり良くわかんないんですよね。いつも市川市と勘違いするんです。
市川市には本八幡があって、そこには飲み屋街があります。都心に近いし遊ぶところも多そう。それに比べると市原市は何もなさそうな感じ。
でもそんなことはありません。市原市最大の繁華街、これより散策します。
こちらは駅前にあるシンコープラザというアーケード街です。
シャッターが閉まっています。
生鮮食料品などを扱う店が軒を連ね、かつてはにぎやかなところだったようですが、駅前再開発により商店街の雰囲気は一転し五井駅前は飲み屋街になりました。夜は人の往来があるものの日中は人がいない状態になってしまったようです。
そんな夜の街のイメージを払拭するために、こちらでは毎月第三日曜日に五井朝市が開催されているそうです。
しかし車社会の市原市。ロードサイド店舗のほうが使い勝手が良いため再興には時間がかかりそうですね。
駅前からこんな感じですが夜の街は健在のようです。
工業都市である市原。生産出荷額は全国で3番目なんだとか。なんとなく川崎の工業地帯に雰囲気が似ています。
そうなると街の感じも似たようなところがあるのでしょう。
仕事終わりに一杯ひっかける。
駅前には飲み屋街があります。居酒屋、バー、クラブ、キャバクラ、スナック。一通りの店は揃っています。
こちらの店はチンチンと書いてあり、ホットドッグの挿絵がされてあります。チンチンはイタリア語で乾杯のこと。
これは下ネタではないんだよってことのようですが、このお店はゲイバー。
明らかにこれはちんちん。
無料案内所があります。
この手の案内所って性風俗店も案内しているのですが、看板の様子からは飲み屋しか案内していないようです。
でも少ないながらもこういう店が存在します。
「お姉ちゃんゴメンね」と書かれた看板。こちらは店舗型ではなく受付型のようです。こちらで受付をして近くのホテルに行くホテヘルと呼ばれる業種で歓楽街ではまだ見かけます。店舗型が規制され苦肉の策で受付型システムができたのですが、現在は規制対象業種となっており新規出店はできません。こちらの店は規制される前にできたお店なんでしょうね。
こちらはレンタルオフィスのようですが、ホテヘルと無料案内所に挟まれています。
想像するレンタルオフィスではないはず。
無店舗型のソレも一つの仕事です。
彼女らにとってそこは職場なのでしょう。そのためおそらくこれはホテヘルを派遣するレンタルスペースです。
それ以外にも五井の飲み屋街にはレンタルルームが存在します。
レンタルルームが複数あるってことは需要が一定数あるのでしょう。
このように五井駅前には一応そういった店があるようです。そして川崎と同じように堀之内にあるような店がここにはあるようです。
五井駅から500mほど離れた場所。駅前は飲み屋や商店がありましたが、少し離れると住宅地となります。
千葉駅に通いやすい距離、また都心へも通えない距離ではありません。リモートワークが増えたことで都心から離れたところに移住する人が増えているようです。市原市では結婚を機に市内に定住する人のための支援制度があるようで、若い人の移住も増えているのでしょう。
閑静な住宅街です。比較的新しいマンションや一軒家。新婚夫婦がこういったところに引っ越してくるのでしょう。
市原市では父親も主体的に育児に取り組むことができるよう子育ての知識を学ぶ子育て疑似体験ができるんだそう。このような取り組みがよりよい家庭づくりにつながるのでしょう。
そんな閑静な住宅街にあるポツンとソープランド。
まさかの子作り疑似体験ができる店。
駅前に一軒だけある特殊浴場は見かけますが、住宅街のど真ん中にあるのは珍しいです。もともと商業地だったところに住宅ができたっぽいですね。
五井は館山へ行く房総住環と呼ばれる街道沿いにあった宿場町。
そして養老川の水運の河口部で交通の要でした。そのような宿場町だから様々な人が行き来し発展したのでしょう。
こちらのソープは街道のそばにありました。もしかしたら鉄道が敷かれる遥か昔からそっち系のお遊びができる店だったのかもしれません。
私の市原市のイメージは養老渓谷のあたりでした。
そのため何もないクソ田舎だと思っていたのですが、本来の市原は五井のあたりだったようです。スナックもキャバクラもあって特殊浴場まで揃ってる。五井、住むのに悪くなさそうです。