飲兵衛の街じゃなくノンデリの街!船橋本町1丁目
こちらは麦焼酎の水割りです。
ビール、ホッピー、レモンサワー、ハイボール、様々なお酒はあれど挙げた酒は全て炭酸です。シュワシュワ感を味わいたい時もありますが炭酸ってお腹いっぱいになるんですよね。酒を飲みたいのに炭酸でお腹膨らませてたら本末転倒じゃないですか!
やべー酒飲みの思考。
そういったときは水割りに限るんです。
ストレートの方がアルコール度数は強い?最初から強い酒を飲むのは素人さんの考え方。徐々に肝臓を慣らしていかなきゃダメなんです。
酒で悟りをひらいてる!
ツマミはやさしいもので。
ここは脂っぽいものを食べるべき?いや違います。脂モノよりもあっさりした野菜が最適です。
だって、健康にいいじゃないですか!
たぶん脳みそがすでに破壊されてる!
こちらの店は京成西船橋駅そばの飲み屋です。
時間は10時、夜の10時ではなく朝の10時。人様が働いている時間に飲む麦の水割り、サイコーです(もうゴミでしかない)。
10時オープンの店なのに席はほぼ埋まってます。つまりここにいる人たちは私と同じ社会不適合者。でもこれが いいんですよね!
船橋は飲兵衛の街。
飲み屋は夕方から活気立つのですが朝から飲める店もあるのが船橋。アフター5が17時とは限らない多様性の時代。船橋は多様性を享受してくれる街なのでしょう。朝から飲むヤツなんて受け入れる必要ないですが船橋は社会不適合者にも寛容な街なんです。本日は朝から船橋にいるんです。船橋のちょっとヤバいところが見れそうです。
船橋は空襲被害がなく戦後闇市ができました。闇市があったのは本町4丁目のほう。本町4丁目は京成船橋駅の東側、本町1丁目は駅西側になります。
こちらは京成船橋駅北口側でここも1丁目です。この界隈は大型店舗のある地域ですがここにはそれらしくない店があります。
圧倒的欲望とかかれた看板。
システムの様子はキャバクラでしょうか。でも看板の様子がキャバクラじゃない。口元 ぼかし入ってるし!これは間違いなく圧倒的性風俗店な雰囲気。京成船橋の北側はオシャレな街だと思いましたがちょっと違ったようです。まぁ大きな街ですからね。駅前にこういった店があっても不思議じゃない。
駅前なんで飲み屋があります。
クラブやキャバクラ的な飲食店です。
それの近くにあるピンサロ店(ピンサロも届出上は飲食店)。こちらは風俗ビルです。かつてはヘルス店もあったのでしょうか。現在は“飲食店”しかないようです。駅前ですからね。人口60万人を超える船橋市の玄関口、そういった店があってもおかしくないんです。
こちらは京成船橋駅南側です。先ほどは駅前がヤバイみたいな感じでしたがこんな感じの張り紙があります。
子育てしやすい街「船橋」。
船橋市は子育てしやすい環境が整ってるようで支援制度が充実し幼稚園も複数あるんだとか。
張り紙の通り子育てしやすそうな雰囲気です。
でもその隣の建物には18禁の文字。これは子作りを疑似体験できる店。さっきの看板が幼稚園の募集張り紙ではなく幼児プレイの張り紙と思えてしまう!
そう。京成船橋駅。本町1丁目はそういった店があるんです。
こちらにはいわゆるホテヘルが入居しています。たしかここにはかつてセリクラがありました。みなさんセリクラってご存知でしょうか?
セリングクライマックス。
株価の下げの最終局面をセリングクライマックス、略してセリクラといいます。でもこちらにあった店は違う意味でした。
性風俗店なのでセリングクラブでしょうか。つまり「売りの店」。要は売春店ってことでしょうか。売春って言葉を避け セリングにしたんでしょう。だれしもそのように思うでしょう。でも違うんです。
セリクラのクラはクラブのクラですがセリクラのセリは「競り」からきてるんです。
まさかの日本語。
セリクラはいわゆるデートクラブ。
デートクラブとは好きな女に子を指名してデートをする店で、以後は個人間できめてねーってシステム。類似する業種はテレクラでしょうか。要は出会いの場を提供するのがこれらの業種です。セリクラも同じで出会いの場を提供するのですがちょっと変わったシステムとなってるんです。
セリクラは女の子を選ぶ際、ほかの客と競りをするのです。
要はデートする相手をオークション形式で選ぶんです。出てくる女性を魚に見立て客が競りを始めるアミューズメント感がかなり強めな業態なんです。
でもそのシステムは人気がなかったようで船橋のその店は閉店したようです。個人的には好きなシステムですが来る客はエロを求めてきているわけで競りには興味がないんです。そして若干人権侵害要素も含まれています。そのあたりが受け入れられなかった理由でしょう。一時は都内に何店舗かありましたが現在は立川だけになっているようです。
これは急いで立川に行くべきですね!
京成船橋の北側は風俗店っぽい店があるし西側にもピンサロ(飲食店)がある。そして北側も風俗ビルが残ってる。
船橋は飲兵衛の街で駅前に飲み屋街がありますって話をする予定でしたが実際駅前にあったのは風俗店でした。
これじゃあ飲兵衛の街じゃなくノンデリの街じゃねーか。
デリカシーのない街 船橋。でもそれもいいですよね。
こちらに神社があります。飲み屋街の一角にある神社。こちらは船橋本町稲荷神社です。商売繁盛のご利益がある稲荷神社。この界隈は稲荷横丁と呼ばれており古くから飲み屋街だったんでしょうね。
船橋には現在の本町二丁目に遊郭がありました。房総の玄関口だった船橋の遊郭。それは繁盛したのでしょう。そのような街には総じて私娼窟も存在します。
このあたりは遊郭の近くの飲み屋街。銘酒屋といった酒を提供しつつことを致す違法風俗店があったのでしょう。現在も似たようなもので神社の門前にはラブホがあります。
まだここ私娼窟っぽい。
このあたり飲み屋がいっぽい雰囲気ですが風俗街的要素もあるんです。
かつてここにピンサロがありました。
でもその店はすでにないようです。摘発されたのか経営なんだったのかそのあたりは定かではありませんが時代にそぐわなかったのでしょう。
こちらに路地があり飲み屋が軒を連ねてます。かつてここにはストリップ劇場がありました。
船橋はストリップ大国で西船に2軒、船橋駅界隈に3軒ありました。その一軒がこちらにあったのです。
駅前ストリップ劇場はもともと北側にありました。
このあたり。
やっぱり圧倒的欲望の場所。
当初は北口側で開業しましたが火事に遭い1983年に南口側に移転しました。しかし2010年1月に閉館となりました。現在は肉まん屋とインド料理屋になっています。かつて下半身を露出していた店は今は飲食店となっています。
店舗型風俗店はなくなり普通の飲食街へ。市内に5軒あったストリップはもうありません。ちょっと怪しい店はあるもののかつてのアウトローな船橋はなくなりました。船橋は健全な街に生まれ変わったようです。
本町1丁目界隈。
細い路地裏に飲み屋がいっぱいあるエリア。大人の楽園のような場所でした。都市部では街並みがキレイになりこの手の飲み屋街が減りつつあります。船橋も同様に再開発が始まっており駅北側の元西武百貨店跡地はマンションを建ててます。また駅南側も新しい建物を建てています。このように船橋は再開発がはじまってますがこの飲み屋のある路地はまだ生き続けています。
このように残っているのは利用者が多いから。さすがは飲兵衛の街と言われるだけあります。再開発で消えてなくなるかと思ってましたがまだまだこの景色を見続けることができそうです。