技術的特異点でパネマジが消える!芸術の街「名古屋池下」で未来を見た
本日は名古屋に来ております。
こちらは名古屋市営地下鉄東山線の池下駅です。
名古屋や栄まで一本で行ける池下は人気の居住エリア。
池下より東側がベッドタウンでそれのはじまりが池下駅界隈のようです。また池下あたりから丘陵地となっており隣の駅の覚王山は高級住宅地として有名です。池下のあたりも駅から少し離れると閑静な住宅街の雰囲気があります。
現在池下駅の周りはマンションを建てています。
こちらにはグランドメゾン池下ザ・タワーという地上39階で高さ136mの駅直結型のタワーマンションができるそうです。建設中建物の隣には地上42階で高さ152mの超高層タワーマンションがすでにあります。駅前に大きなタワーが二つできることで多くの人がこの街に住み始めるのでしょう。
またここ以外にも新たな建物が増えてるようです。
こちらも現在建て替えておりますがここには千種区役所がありました。建物が老朽化したってことで建て替えており新たにできる市役所は地上20階建ての上層階が賃貸住居マンションとなってる建物です。このように池下は今生まれ変わろうとしています。
こちらには古川美術館があります。
名古屋の資産家古川為三郎が個人的に集めた美術品を展示してあります。古川為三郎はヘラルドグループの創業者。映画館や飲食店経営、また映画配給などヘラルドグループはエンタメ系の企業でしょうか。為三郎はバブル時は世界的富豪と呼ばれてました。池下はそんなお金持ちが住むエリアのようです。
美術館があることで池下は文化や芸術に造詣の深い人が集まるのでしょう。街のいたるところがオシャレです。
カルチェラタンと壁にかかれたレンガ造りの建物。パリのカルチェラタンは世界有数の学生街ですがそれ以前は芸術家や知識人が集まる街でした。池下にあるカルチェラタンも文化的な人が集まるのでしょう。やはり高級住宅地ならではって感じですね。
素敵な街並み、文化的な街並み。そんな文化的な池下は名古屋にあるパリといった感じでしょうか。
こちらは風俗ビル。
これはかなり文化的な建物。
本場パリのカルチェラタンにすらない文化施設。
ミシュランはフランスのタイヤメーカーです。その名に近しい名称を冠するヘルス店。フランスを意識しているのでしょうか。ダイニングってことは食堂ですかね。ミシュランガイドに載ってない名店中の名店。ここは隠れた三ツ星レストランかもしれません。
LARMEはフランス語で涙って意味。やっぱりフランスを意識してる!
ローマ字でスウィートイーステと書かれてありますがこちらはエステ店でしょうか。
こちらはビデオラウンジという新たなジャンル。
ビデオパブじゃなくラウンジ。やはり高級住宅地だからラウンジなんでしょうか。
一番上はこれまでのオシャレな感じ潰しにきてる。
達筆な団地妻、しかもドM。
下の階のものと比べるとだいぶ俗っぽい印象。でも逆にオシャレなのかも。
逆に?
地下も過激な店。そしてこちらもドM。
池下の高級住宅に住む人、ドSが多い説!
同店は色々な風俗街で見かける店です。看板を見比べると下品な看板の方が目立ちます。やはり看板は赤かピンクが目立つのでしょうね。
風俗ビルの反対側にあるピンクの看板。
業種は一切不明なお店。
でも名前から察するにキャンパブ系かな?と思ったのですがこちらは普通のエステ店でした。そしてこちらのお店は風俗店ではありません。当店ウェブサイトに風俗店じゃないと書いてあります。お店がそのように言っているならば間違いない。ちなみにこちらの一押しは集中リンパオイル泡泡体なんだとか。
なんか聞いたことあるようなサービス。
まさかオシャレで高級住宅地の玄関口にこんな高級なお店があるとは思いませんでした。でも池下の神髄はまだこの先にあるんです。
ここは風俗一番街。
三軒の風俗ビルがあります。
ヘルス、ヘルス、キャンパブ、エステ。
高級住宅街にある高級娼婦。おそらく池下の高級住宅街のある地域は駅東側、隣駅の覚王山駅方面が高級住宅街なのでしょう。駅西側の今池方面はちょっと様子が違うのかも。
人妻とかかれたヘルス店。
ここにいるのは高級住宅街にいるマダムではなく高級ヘルス店にいるマダム。
こちらではマジックミラーで選べるようです。
名古屋はこのスタイルが流行っているのでしょうか。
でもこのようなスタイルになるのは未来に向けて時代が変化しているからなのでしょう。
私たちは今、時代の変革期の渦中にいるようです。
風俗店でお相手する女性を選ぶ際、まずは写真から選択します。いわゆる写真指名ってやつです。この写真で選ぶ形式は遊郭の時代からありました。
遊郭と言えば飾り窓の中に遊女がいてその中から好みの相手を選ぶスタイルをイメージします。この形式のことを張見世といいますが女性をモノとして扱うのは人権侵害ってことで大正以降に張見世形式は衰退します。その代わりに出てきたのが写真式でした。まさに現在の風俗店の形式がこの時生まれました。
風俗嬢の写真なんか一切アテにならない。
大体修正入っているし実物とは乖離している!
ってのはいつの時代も同じだったようでパネルマジックは大正時代から存在し、100年以上前からこの問題に悩まされてました。私も何度パネマジに引っかかったことか。でも時代はまた変わろうとしています。
AI技術が発達し写真の加工が簡単になりました。
誰でも手軽に写真を加工できるのです。
世に出回る写真のほとんどが加工されてるんです。
真実を写すという意味の写真が真実を写さなくなったのです。
誰しもが写真に対し疑念を抱くようになりました。提示される風俗嬢の写真はほぼ絵なんです。それでは写真指名の意味がない。その結果、登場したのがマジックミラーなのでしょう。写真ではなく実物から選べるのでパネマジがない。アテにならない年齢や3サイズを気にせず選べる、鏡越しに見る向こうの世界。いま私たちはAIの進化により生活環境が変わる技術的特異点に達したのです。
でもこの形式、遊郭があったころからありました。
遊郭では張見世の代わりに写真式が採用されましたが、陰見世という形式もありました。飾り窓に遊女を飾るのは問題だけど不特定多数に晒さないなら人権侵害とはならない。陰見世は入店した客にだけ遊女を見せる形式、つまりこのマジックミラー形式とほぼ同じです。まさかの陰見世店が100年の月日を経て誕生。
マジックミラーはまさにシンギュラリティーの賜物でしょう。
いやこれまでも似たような形式の店はあった。ソープで顔見せしてるところも普通にあるし格安店は顔見せしていなかっただけ。つまり私が行ってた店は格安店。
でも写真があてにならなくなれば顔見せシステムに変わっていくのでしょうね。パネマジって言葉が死語となる日も近いようです。
高級住宅地でもある池下。品の良い街でありながら下品な街でもありました。でもこの混沌とした街の雰囲気は嫌いじゃないです。いろんなものが混ざっていて名古屋らしいです。名古屋の風俗は錦に集中してると思ってましたがこんな感じで各駅にあるんですね。
風俗店から見るグランドメゾン池下です。ここに住む人は風俗に困りません。技術的特異点に達したことで進化した池下の風俗。パネルマジックに怯えることのない池下の住民は安心して風俗が利用できるんです。
名古屋の池下はヌキやす...住みやすい街のようです。