山林生活

旅人が集まるバックパッカー街「パハールガンジ」

旅人が集まるバックパッカー街「パハールガンジ」

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こちらはインド門です。
インド門は第一次世界大戦の戦死者を弔うために建てられた慰霊碑で正式名称は全インド戦争記念碑です。フランスの凱旋門をモデルに1931年に建てられました。
デリーの中心にほど近いところにあるインド門。デリーの観光スポットとなっているようです。

インド門いいですね。
大きくて立派です。

大きくて立派。教養や事前知識がないと稚拙な感想になります。レッドフォートを見ても「城が赤いね」だけの感想だしインド門を見ても「大きくて立派」って感想だけ。

教養がないと旅は楽しめない。

事前知識をつけて旅した方がよいなんて言います。確かにその考えも一理あります。でも「城が赤いね」で充分じゃないでしょうか!

楽しみ方は人それぞれです。

私娼窟に行って「ここが私娼窟か」っていうのも良し、ここのエステは本番ありなのかな?って思うのもよし。教養が全くない人の旅行。

私は事前調べて予定を決める旅より行き当たりばったりの旅のほうが性に合ってます。予約の関係で大まかな方針は決めますが細かな部分は成り行き任せの成り行き旅。当然失敗も多々ありますがそのような中で偶発的な出会いがある。それが私の求める旅の形です。そのためホテルも当日になって決めることも(ただ単に決めるのがめんどくさいだけ)。

今回もホテルは羽田出発時に予約しました。ホテルは起点となる場所なのでよいホテルが望ましい。でもデリーはホテルが結構高いのです。

インドと言えばバックパッカーの聖地。そのため安ホテルはあるんです。安ホテルといってもドミトリーやホステルなどのゲストハウスタイプ。ゲストハウスってプライベート空間がないんです。

ゲストハウスってパリピの陽キャが泊っている印象です。陰キャの私がそんな人が同じ部屋にいたらバイブスアゲアゲになっちゃいます。

言葉も分からず慣れない文化の中でホテルは唯一心休まる場所であって欲しいのです。独りになれる空間が欲しいんです。

ドミトリーは1000円以下で泊まれますが私は多少高くてもホテルを選びます。でも旅費には限りがあるわけでできる限り安いホテルを選びたい。そうなると選択の幅は限られ安ホテルがある地域で宿泊することになります。

こちらはニューデリー駅の西側にあるパハールガンジってところです。東側は旧市街になっていますが西側は安宿が集まるホテル街になってます。

名古屋駅でも西側にはドヤ街がありました。アクセスの良い大規模な駅にはその手の街ができるのでしょう。

パハールガンジはバックパッカー街として有名でここであれば安いホテルに泊まれます。

ドミトリーは1000円くらい。
普通のホテルだと4000円。
ちゃんとしたところは8000円くらい。

ちなみに私が泊まったホテルは一泊1800円。高いほうが当然サービスも良いのでしょう。でもない袖は振れないってことでできる限り安いホテルを選びました。

こちらが部屋です。

想定内の部屋。浴槽はなくトイレとシャワーは同室で仕切りなし。お湯は初日でましたが翌日には出なくなりました。あとで知ったのですがインドの給湯器は貯湯式で使いきると沸かさなければならないそうです。それを知らなかったので2日目以降は水シャワーで過ごしました。ここを拠点にデリーを散策します。

この界隈は多くのホテルがあり多くの観光客が集まります。そんなわけでその観光客を狙った商売人、いや詐欺師でしょうか。そういったのが蔓延っているのです。このパハールガンジに蔓延る詐欺師がインド旅行を悩ませるポイントになっているんだとか。

詐欺師に引っかかり高額なガイド料を請求されたり、旅行会社を案内され高額な手数料を請求された。そういうことが当たり前のように起きてるんです。その被害に遭わないようにしなければならないのと客引きや詐欺師の声かけの対応がめんどくさい。

確かにパハールガンジの入り口付近には目をギラギラさせたヤバそうな人が多くいます。詐欺師とはいえ彼らも商売、カモを捕まえなければ仕事にならないためあの手この手で声をかけてくるんです。

そのホテルは休業してるとか。
その店は今日は休みだとか。
平気でウソをついて詐欺ろうとするんだとか。その対応に疲れてしまうって人もいるみたいです。

でも私は詐欺にも遭ってないし面倒な思いもしていません。私の詐欺師や客引きへの対処法は無反応です。

ノーサンキュー、アイムオーケー。

断る文言は色々あるでしょう。でも断ってもグイグイくるのです。そのため私は何も言わないし何も反応しない。目線も合わせないし逃げたり避けたりもしない。反応しちゃうと交渉の余地があると思われます。反応がなければ相手も深追いしてきません。これが客引きをうまくかわす一番の方法です。

私は以前歌舞伎町のマンションに住んでましたが家に帰るのに歌舞伎町の中を通るのです。当然毎日のように客引きを声をかけられますが日々のことでいつしかスルー出来るようになりました。

私のスルースキルは普通の人よりも高いです。デリーの詐欺師もこの形で対処できます。

ただこの方法は問題点が一つあって全インド人に対し無反応になることです。インド人って基本的には優しい人が多いんです。
それと話したがり屋の人が多くてひとりで飲食店に入店すると空席があるのに飲食店では相席してくるんです。そして気さくに話しかけてくる。

ヤバいやつに絡まれたなーって思っていると水持ってきてくれたりとめちゃくちゃ親切なんです。

そして「僕はオーストラリアに行ってきたんだ」と聞いてもいないのに自分語りをはじめる。一人で食事をしている外国人を気にかけたのかそれともただの話したがり屋なのか。どちらにしてもだまそうとはしていません。

このようにインド人の多くは悪い人ではないんです。そのような中で全インド人を無反応で対応するとその親切な人も無反応で対応することになります。

「この先はスラムがあるから気をつけなよ」とボソッと話しかけてきたインド人がいました。このような忠告をされても反応できないんです。

でもその人ももしかしたら詐欺師かもしれません。もし詐欺師ならば面倒に巻き込まれます。どちらにせよ繁華街で話しかけてくるインド人は全員、詐欺師。それくらいの気持ちでよいでしょう。

こちらがパハールガンジのメイン通り「メインバザール」ってところです。バンコクのカオサン通り、ホーチミンのブイビエンのようなところ。安宿街で外国人が多めの場所です。雰囲気は上野のアメ横みたいな感じでしょうか。

私はパハールガンジに宿泊していましたがメイン通りから少し外れたところでした。そのためこの道を歩いたのは一度だけ。

車も走っているし露店もあるので歩きづらいです。ゴミゴミしていて息苦しいです。宿泊しているから立ち寄っていますができれば出入りしたくない街です。カオサンもブイビエンも宿泊経験はありますがその街にいることはなくただ宿泊地がそこなだけ。

宿だけでなくお店もあるのですが基本的に高いんです。屋台などはボッタクリ価格だし外国人だと高く請求されます。繁華街なので仕方ないんですが別の場所で食べた方が安くておいしいんです。

こちらはパハールガンジで食べたビリヤニです。

結局ここで喰ってる!

ランチは別の場所へディナーはパハールガンジで。夜は外出しないので夕飯はこの界隈で食べます。

120ルピーなのでおよそ230円くらい。

そこまで高くないしビリヤニは本場でも量多い件。炭水化物で腹を膨らませるスタイルです。
おそらくフランチャイズチェーンのビリヤニ店。同じ名前の店がこの街にいくつかあります。

ビリヤニはインド周辺の国民食。
ほぼほぼここは吉野家みたいなところでしょうか。

チェーン店だから微妙かと思ったんですが意外にもうまいです。

ビリヤニはインドの炊き込みご飯みたいなもの。炊き込みご飯ってまずくなる要素がないんです。

ピラフ、パエリア、ジャンバラヤ、カオマンガイ、どれも美味しいです。ビリヤニも間違いなく美味しい。

ビリヤニは店によって味が異なります。
本場インドにいるのでいろんな店に行きたいです。

こちらはアラカシャンロードです。ここもホテル街になっています。この通りのホテルは少し高めなんだとか。
メインバザールに比べると幾分静か。デリー駅から少しズレた場所にありますがそこまで離れていません。静かに過ごしたいならこっちの方がよいかも。

ちなみに近くにはマクドナルドがあります。牛肉食が禁忌とされている国に出店するマクドナルド。当然インドのマックはビーフはありません。

ベジかチキンかフィッシュです。この界隈は外国人が多く宿泊しているのでしょう。その外国人のためのマックなんでしょうね。そして私も外国人なのでマックを食べました。

こちらはチキンバーガーです。日本とは味付けが違うチキンバーガー。肉の臭みを消すためでしょうか。もしくはインド人にはスパイス入れときゃええだろスタイルでしょうか。スパイスがかなり強めのマトンバーガー。でもこれ、おいしいです。

ちなみにこのアラカシャンロードを先に進むとスラムがあるそうです(地元民談)。まぁスラムがあっても不思議ではないですね。ここはほぼ歌舞伎町のような場所なのでその手の組織がいる地域があってもおかしくない。郊外にあるスラムよりも凶悪っぽそうです。インド版のヤクザとかがいるんでしょうね。スラム巡りもよいですがちょっと危険っぽそうなのでやめておきました。

こちらはサントラシャンマーグ通りです。メインバザールの北側にある通りでこの界隈もゲストハウスがある地域。安宿街がある外国人観光客が多いパハールガンジ、人が多くいるならばその手の店があるはずです。この界隈はスパやマッサージ店があるそうです。そしてそのスパの中には日本の駅前にあるマッサージイカガデスカの店があるそうです。

デリーには駅北東側に私娼窟があります。しかし外国人には難易度高めの私娼窟。スパであればあくまでもマッサージ店。肩こりが酷い私はマッサージしたいだけですよって感じで店を利用できるんです。そっちのサービスを受けるかは後で決めればよい。そのため手軽なスパが好まれるのでしょう。

この界隈で何人かの客引きに声をかけられました。私はこれまで客引きには無反応でしたがスパの客引きにだけは反応してしまいます。

だって、肩が凝ってるんですもの。

長旅でバックパックを背負ってたので肩がこる。これはスパでマッサージしてもらうべきです。
長旅の疲れ、癒したいじゃないですか!そんなわけで客引きに聞いてみたのです。

マッサージOK?

By the way, Is there special service ?

こいつゼッタイに肩こりじゃないやつ。

本日はパハールガンジを巡りました。インドを旅する人の多くが訪れる街です。なんでもある街なので楽しい街なのでしょうが、如何せん人が多すぎて嫌になります。

客引きがーとか
詐欺師がーとか

それ以前に人が多すぎなんです。

人がいっぱいいるのが好き、人と話すことが好きって人はパハールガンジを楽しめると思います。私は人混みが苦手なのであまり楽しめませんでした。

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