山林生活

ゴザバーという屋台キャバクラ!ソムタム嬢の注ぐヤードンを飲む

ゴザバーという屋台キャバクラ!ソムタム嬢の注ぐヤードンを飲む

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本日はパトゥムワン区にある駅にいます。
こちらの駅の名前はクルンテープ駅、またはフアランポーン駅、もしくはフワランポーンかファランポーン駅。通称バンコク駅もしくはバンコク中央駅、またはバンコクターミナル、BKK駅。

呼称が様々ありますが国鉄の呼称はクルンテープ駅となっているようです。
現地でも呼び方はバラバラですがどの呼び方でも通じるみたいです。

バンコクは地元の呼び方や観光客の呼び方。古い呼び方など呼称がバラバラのところがあります。そもそもバンコクって地名も正式ではありません。

バンコクの正式名称は、
クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロックポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリー ロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・ サッカタッティヤウィサヌカムプラシット。

この、クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロックポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリー ロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・ サッカタッティヤウィサヌカムプラシットは名称が長すぎるってことで地元の人は、クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロックポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリー ロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・ サッカタッティヤウィサヌカムプラシットとは呼ばずに最初の部分のクルンテープと呼ぶようです。

そのため本来はこちらの駅の名称もクルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロックポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリー ロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・ サッカタッティヤウィサヌカムプラシット駅になるのでしょう。

でも、クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロックポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリー ロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・ サッカタッティヤウィサヌカムプラシット駅だと長いのでクルンテープ駅と呼ばれているのでしょうね。

ほぼ寿限無の世界。

ちなみに正式名称にバンコク要素はゼロ。

同駅は元々始発駅でした。

バンコクのターミナル駅でここよりタイ全土に鉄道が伸びていました。日本でいう東京駅のようなところ。「でした」の通りターミナルだったのは過去のお話。現在はここから北に7km先にあるバーンスー駅がターミナルとなっています。移転した理由は渋滞緩和のためでした。

クルンテープ駅はクルンカセーム運河沿いにあり運河を渡った西側は王宮のある旧市街。東側が新市街地となっています。
駅前を走るラマ4世通りは旧市街とを結ぶ道で運河を渡る橋が架けられている主要道路。
また駅近くには高速道路も走っています。
国鉄は運河に沿って路線が伸びていますが地上路線なので踏切があります。交通量が多い、運河があるため渡れる道が少ない。そして踏切によってスムーズに車が流れない。タイは世界でも有数の渋滞都市で国鉄がその渋滞の原因となっていたのです。

そのため2000年頃から駅移設の話が持ち上がり2021年にここから7km離れたところに新駅を開業しました。実際にターミナルの移設が完了したのは2023年。

現在のターミナル駅はクルンテープ・アピワット中央ターミナル駅で通称バーンスー駅もしくはバーンスー中央駅、またはバーンスー分岐駅、もしくはバーンスーグランド駅。新駅も名称が複数ある。

当初はクルンテープ駅を閉鎖する話でしたが現状でもまだ列車が発着しています。ただ本数は半減しており以前のようには混まなくなったようです。確かに駅利用者はかなり少なそうです。

現段階で駅廃止は見送られているようですが現在メトロを延伸中です。メトロが出来れば駅は廃止になるかもしれません。
メトロ開業は2027年のようです。メトロ駅ができれば人の流れも変わるでしょう。

本日私がここに訪れたのは飲みに行くためです。私は前回のバンコク滞在でもここに来ています。その時はちょうどコロナ禍のとき。全世界で感染症が蔓延したことで人との接触は良しとされない時期でした。そのため夜遊びせず慎ましやかにしていたのです。

ソイカウボーイのゴーゴーバーを見に行ったりソイナナのナナプラザに行ってみたり。

ぜんぜん慎ましくない。

別の感染症にかかりそうな行動パターン。

その不安はいつぞやのこと今は三密オーケーになりました。だったら飲みに行くべきでしょう。
バンコクにはゴーゴーバーもあるし日本のキャバクラ的な店もあります。でもせっかくバンコクにいるんです。バンコクらしい飲み屋さん、行きたいですよね。ってわけでクルンテープ駅にきたのです。

ここの駅前にはゴザバーってのがあります。
路上のゴザを敷きそこで飲食をする。いわゆる屋台みたいなものでしょうか。でもバーという名がついている通りそこで飲むことができます。そしてそのゴザバー、店員が女性なんです。
地べたに敷いたゴザの上で女性店員が接客するキャバクラやスナックなどの接待スタイルの店。つまり屋台のキャバクラなんです。

日本にはゴーゴーバー似た店は歌舞伎町にあります。ラウンジやガールズバーも日本にあります。でも屋台キャバクラは花園神社の酉の市にあるくらい(日本にもあるんだ)。

酉の市のは自然発生的にできたキャバクラだし11月の酉の市の日に限定されています。バンコクの屋台キャバクラは常設なんです。ここでしか味わえないあらば行くしかないでしょ!ってわけで来たんですがまだ日が傾き始めた時間帯。さすがにこの時間からは営業してないようです。店は19時くらいから開き始めるんだとか。ってわけで出直しです。

基本的に海外では日が暮れたら外出しません。治安の問題もあるのですが一番は犬が怖いから。強盗の類いならお金渡せば危害はないですが犬の場合は対話もできないんです。でもバンコクは犬が減りました(いるにはいる)。そのため日が暮れても外出できます。
バンコクでは21時を門限にしています。2時間ワンセット、夜遊びしちゃいましょう。

19時です。再度クルンテープ駅前に来ました。
日中とは違い駅前にはゴザを敷いた人がいます。3年前よりもゴザバーの数が減ってる気がします。店によって違いがあるのでしょうか。でも勝手がわからない。
とりあえずものは試しに一軒行ってみましょう。

こちらがゴザバーです。値段とかが不明なのでシステムを聞きます。

酒は一本100バーツ。

以上。

タイムチャージなどはなく飲み食いした分を支払うシステムです。明瞭会計で結構安いです。ゴザに座ると店員がコンビニに行き水を買ってきてくれました。その水をチェイサーにお酒を飲むスタイル。

センソムっていうタイのラム酒の空き瓶に赤色の液体が入っています。こちらはヤードンというハーブリキュールです。

正確な名称はヤードンラオ。ヤードンの意味は煎じ薬、ラオはお酒(蒸留酒)です。
主にタイ米で作った米焼酎を主原料にハーブなどの動植物を漬けた薬草酒です。
タイではお酒の自家蒸留は禁止されていますが地方ではごく普通に作られているそうです。そしてヤードンは各家庭で味が違うんだとか。使用するハーブで効能も変わるのでしょう。なかにはちんちんおっきくなっちゃう系のもあるっぽいしゴザバーにはそういった効果のあるヤードンが期待できそう。

ヤードンはいわゆる密造酒なのでしばしばメタノール中毒で死者が出ています。ちなみに昨年バンコクで8人死者が出ています。

爆弾酒じゃないですか!

日本でも物資が不足していた戦後にエタノールの入った酒が出回ってました。ドカンと当たれば死ぬから爆弾酒。まさかこの時代に爆弾酒が呑めるとは。

果たしてちんちんが大きくなるのか、それともちんちん大きくなってから死ぬのか。
日本と違って酒を飲むのも楽じゃないです。

でもこのゴザバーの酒は大丈夫なはずです。ここのはコンビニで打ってるラオカオに薬局で売ってるヤードンの素を混ぜたものです。ハーブリキュールというよりカクテルに近いです。つまりちんちんおっきくなるだけのようです。

このヤードン、結構おいしいんです。
甘みがあり薄めたカンパリみたいな味。ストレートで飲み続けてもそこまで重くない。おそらく焼酎は水で薄められてます。

容量は350ml。けっこうスルスル飲めちゃいます。

でもこんなガバガバに飲んでいたらちんちんがヤバいことになっちゃうんじゃ。あとがいろいろ大変なことになりそう。
でもここはバンコク、その手の店があるので如何様にもなります。

ヤードンの効果はどんなもんなのかな?
持続力なのかなそれとも硬さかな?

こちらのヤードンの薬効を調べたところ生理不順に効果があるそうです。

なんの役にもたたねぇ!ガバガバ飲んじゃった。

ゴザバーの醍醐味はおつまみです。当然食事も用意されています。むしろそちらの方がメインなのでしょう。ゴザバーで売りにしているのはソムタムです。

ソムタムとはパパイヤを使ったサラダでタイの代表的な料理ですがもともとはタイ北部のイサーン料理です。このゴザバーで働く人は全員北部出身。北部の田舎娘がバンコクの玄関口働いてるのです。ソムタムを売りつつ接客もするし酒も注ぐ、キャバクラ嬢ならぬソムタム嬢です。

私は日本でソムタムを食べたことがありますがバンコクでは食べていません。理由はサラダだからです。生野菜は海外では食べない。その理由はお腹を壊すリスクがあるからです。

衛生的ではない環境下で作られた野菜は食中毒になるおそれがあります。

でも、せっかくソムタム屋台に来てるんです。
これは食べなきゃでしょう!

マイペッと伝えると唐辛子を減らしてくれます。それでもめちゃくちゃ辛いです。

ソムタムの作り方は青パパイヤにライムとトマト、調味料はナンプラーと唐辛子、それに大量の味の素。
大量の味の素を入れたので味は味の素の味。スゲー辛いですが酒のツマミになります。まさか屋台のソムタムを食べる日が来るとは。しかもゴザ敷いた路上で食べています。

ソムタムを食べながらイサーン娘と会話をする。会話をするって言っても多少英語ができる程度。そのためグーグル翻訳を介して会話します。日本語からタイ語の翻訳は以前はクソでしたが精度が上がったのか普通に会話ができます。

ソムタム嬢の方そこまで若くはなさそうです。実際に長くこの仕事をしているそうです。イサーン出身だが今はこの付近に住んでるそうです。

ゴザバーのことを詳しく聞いてみました。
2022年頃は10軒くらいあったでしょうか。どうやら現在ゴザバーは減少しているそうで店が出ているのは4軒しかないんだとか。

2020年より感染症が蔓延し2023年にはターミナルが移管され、フワランポーンの辺りに来る人は減りました。客が来なければ売り上げが立たない。そのためゴザバーは減少していったのでしょう。ゴザバーはバンコクの名物スポットみたいですがゴザバー自体はグレーな業態なんです。

路上で酒を飲むことは国によっては禁止されてます。日本は路上飲酒は条例で禁止地域がありますが基本的には禁止されてません。

タイにはアルコール飲料規制法という法律があり、寺院や公園などでは飲酒が禁止されていますが路上飲酒自体は禁止されていないようです。しかし陸上交通法という法律の規定により道路上で酒類の販売は禁止されています。
路上販売を禁止しているのは飲酒運転を抑制するためなのでしょう。

ゴザバーで飲むことは路上飲みみたいなもの。路上飲みは法律で禁止されていません。
しかしながらゴザバー自体は道路上で酒類の販売しているので違法営業です。グレーというよりクロなんです。そのため警察も定期的に取り締まっているようです。

ただでさえ人通りがなくなったのに捕まるリスクのある商売。ソムタム嬢をやる人も減っているんでしょうね。

かつては駅前に数十軒のゴザバーがあったそうです。当時は今のような屋台キャバクラではなく西川口を源流とした一子相伝の秘儀NK流のゴザバーがあったそうです。

ヤードンにはムラムラッとする効果はないですがソムタムは食べる薬と言われているそうです。ちんちんおっきくなっちゃう系の効果がありそう。

食べてムラムラとなったときに処理してくれる店。かつてのゴザバーはそんなところだったようです。

ちなみにソムタムの効能を調べたところ、生理痛軽減の効果があるそうです。

こっちも関係なかった。

かつてのソムタム屋台は本サロと一緒、ソムタムは本サロのウーロン茶的な扱いです。西川口ではウーロン茶に1万円払っていたんです。
ここも高額なソムタムなのでしょう。

今回食べたソムタムはたぶん50バーツくらい。NK流のゴザバーのソムタムの値段は500バーツ。これはソムタム嬢も食べられそうな値段設定。

現在はそういったサービスはないっぽいです。

ごく普通の、ごく普通?
ごく普通の飲食店です。飲食店?

ソムタム嬢は食べられないようですがどうやらこの界隈立ちんぼが出現するんだとか。
この界隈の立ちんぼといえば運河を渡った先にあるジュライロータリー。そっちに行けば街娼がいますがクルンテープ駅前にも街娼がいるそうです。屋台で食事をした後の客を狙っているそうです。ただ平日ではなく週末に出現するそうです。

週末はソムタム屋台にも結構客が来るんだとか。

屋台ですが毎日同じ場所で営業しています。そんなわけで常連客がいるそうです。ちなみに日本人の常連客も3人いるそうでスクンビットのあたりに住んでいるんだとか。常連と呼ばれるほど日本人も通うようです。たしかにその気持ち、わかります。

アソークの辺りは飲み屋があります。またプロンポンの辺りは日本人向けの店もあります。しかしそのどれもが過激なサービスのところばかり。そして値段も結構する。財布のことを気にせずに落ち着いて飲みたい。のんびり、ゆっくり過ごしたい。そんなとき、ゴザバーは最適なのでしょう。

滞在時間は一時間ちょっと。今回のお会計は270バーツでした。日本円で1200円。

お酒2本と水2本、それにソムタム。
酒の値段が100バーツ。
水は10バーツでしょうか。
そうなるとソムタムは50バーツ。

手軽な屋台キャバクラです。
こういった店でのんびりするのもいいもんです。

ソムタム嬢「また、明日も来てくれる?」

まさかのお誘いです。これはなんか期待できるんじゃないでしょうか。
ゴザバーはかつてそっちのサービスをしていた。現在はそのサービスはしていない。かつてはピンサロ営業だったのでしょう。今は健全なキャバクラ店になったんです。でもキャバクラだって、あるじゃんそういうの。

店外デートとか同伴出勤とかマクラとか。
つまり、通い続ければその可能性はあるんです。1%でも可能性があるならば達成に向けて通うべき。

常連の日本人、1%の可能性にかけてる説。
3人の常連の日本人、すでに兄弟説。
私はこのままだと末っ子になる。

本日はソムタム屋台 ゴザバーに行ってみました。

真っ暗で相手女性の顔もちゃんと見えないほぼピンサロのような雰囲気のゴザバー。でも青空の下で酒を飲むのって気分がいいですね。

日本でもこういう店があったら流行りそうですが法律上の問題で営業はできないのでしょう。つまり、バンコクに来て味わうしかありません。

まだ20時過ぎ。夜はこれからの時間帯。でも私は門限が21時です。あと一時間しかありません。
でもあと一時間あれば充分間に合うはずです。

私はこれよりジュライロータリーの私娼窟を巡ってきます。やっぱ過激なサービスがある方が絶対にいいんです。

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