【四日市宿】名物トンテキと夜の四日市
桑名駅前につきました。現在桑名駅はリニューアル工事中です。
そのため駅入り口が封鎖されています。本来の駅改札の案内が一切ありません。こちらが本来の駅改札の場所です。
地元の人であればわかりますが、初見の人間には難しいですね。なぜ改札を探していたかというと電車に乗るためです。
桑名に来る途中にバスに乗ってしまいました。歩いて一時間かかるところを車だと5分、10分で到着するのです。足も痛くならず汗もかかない。涼しい車内で座っているだけで目的地に到着します。当然利用料金はかかります。しかし徒歩だって飲み物を買ったりするのでお金がかかります。金銭面だけで考えるのであれば乗り物に乗って移動した方が割安です。
そんなわけで徒歩自転車の旅からバス旅に変更したわけです。東海道沿いにバスが走っていれば、それも東海道を移動したことになります。宿場町に途中下車すればいいわけです。まさに途中下車の旅となりますが、若くないので無理はしない方がよいでしょう。徒歩の方が色々見て回れそうに思えますが、現実は違います。暑さと疲労で観光する気分はありません。100m先の観光地すらめんどくさくなっていかなくなっちゃうんです。それであれば移動中はしっかり体を休めて、目的地で観光した方が色々見て回れると思います。
ということでバス旅に変更したのですが、桑名から四日市行のバスというのが見当たりません。では歩くかというともう歩く気持ちはゼロとなりました。これまで頑張って歩いていたのに、頑張ったところで何も変わらないとわかってしまったからです。つまりバスに乗ったことで心が折れてしまいました。
バスがないなら電車に乗ればいいじゃないか!
というわけで、桑名から四日市は電車移動となります。
四日市に到着。一瞬です。歩いたら13kmほどあるようです。徒歩、自転車、バスと移動手段を変えてついに電車に乗りました。しかし降りたのはJR四日市駅。どうやら中心地はここから離れているようです。
とりあえず今日の宿泊地を決定。無難なスーパーホテルを選択しました。
どこに行っても同じ部屋です。でもそれが素晴らしい。ベッドの脇にコンセントがあるためスマホをそばに置いて充電できます。
コンビニで発泡酒を購入。これまでチェックインしてすぐはビールを飲みたいという気持ちになりませんでした。多分疲労が勝るとアルコールを摂取したいという気持ちにならないのでしょう。それよりも体を休めたい、涼みたいという気持ちが強くなるようです。でも今日は20km程度しか歩いていません。移動距離は40kmほど。半分は公共交通機関を利用しました。最終的には涼しい電車で座って移動でしたからね。そんなわけで普段の生活に戻った感じでしょうか。
発泡酒を飲み体を休めました。足の豆は両足に広がっています。でもせっかくの四日市です。街に繰り出そうと思います。
桑名と津には行ったことがあります。でも四日市は通り過ぎただけで泊まったことがありませんでした。さすがは宿場町ということで結構街が栄えているようです。
地方にあるアーケード街のようなところもありますが、こういった細路地に飲み屋が軒を連ねております。
キャバクラやスナックもいっぱいあります。雑多とした感じが素敵ですね。
元日活の映画館ロッポニカ四日市。看板が出ていたため現在も営業中。そして現在もポルノ映画専門のようです。
ポルノ映画館は横浜で経験しました。
でも横浜の映画館は若干異色な店でした。今度は普通のピンク映画館に行きたいです。今回はそんな気分ではありませんでしたので行きません。
中心地から少し離れると飲み屋街にならんで性風俗店も目に入ります。
密を避けるなどコロナで新しい生活様式を目指している中、時代に逆行するスタイルがいいですね。かなり厳しい経営方式です。ワクチンが出来ればまたお客さんも戻ってくることでしょう。
この性風俗店のあったあたりが昔の宿場町の通りなんだそう。
このように怪しさ満点の店もありますが、
昔ながらの旅館も健在です。
旅館の脇にはスナックがありますが、建物の造りがちょんの間のそれに近いものがあります。性風俗店が散見しているためここも昔はそういったことを生業にしていた建物なんだと思います。
ただ三重県自体そういったお店は“表向きは”少ないようです。クリーンなイメージがありますが三重には「渡鹿野島」というアミューズメントパークがありますからね。だいぶ衰退したようですが、まだ現役のところがあります。そういった土地柄のようです。伊勢の方に行くならば渡鹿野島に立ち寄ってみたいですが今回はそっちは行かないので我慢します。
18時過ぎでまだ日が暮れていませんが、徐々にネオンが灯りはじめました。
栄えているところもあれば栄えていないところもあります。シャッター街は地方都市ならではですね。
飲み屋は駅前でやっていけますが、一般的な商店は駅前では難しのでしょう。ロードサイド型の店の方が地方では重宝されます。大型店舗のほうが客が集まります。車を置きづらい駅前よりも駐車場が完備された場所に皆行くのでしょう。その結果駅前は閑散としてしまうようです。
まだ桑名や四日市は名古屋のベッドタウンですので人口も保たれているのでしょう。また電車を利用する人も多いので飲み屋や飲食店はやっていけるのでしょうね。
さて、今日はここで夕飯を食べたいと思います。四日市の名物はトンテキなんだそう。四日市の焼肉といえば豚肉、ステーキといえばトンテキなのでしょう。
トンテキを取り扱う店がいくつかあるようですが本日はこちらの店に立ち寄りました。
店によって味が異なるようです。基本的にはニンニクとウスターソースで味付けをしたもののようです。ソースの味によって甘みが強かったり酸味が強かったりするそうです。
見た目はスゲー旨そうなやつです。そして見た目を裏切らないおいしさでした。ちょっと甘みがありますがちょうどよい甘さです。ソースというより甘い味噌みたいな味付けでした。ご飯が進みます。
このソースがしみ込んだ千切りキャベツがおいしいんです。これだけでご飯三杯いけますね。
四日市の夜は始まったばかりですが、ご飯を食べた後はすぐにホテルに戻ります。
明日どこまで行くかを考えなければなりません。
現在三重県です。これより山間部を抜けて滋賀県に入ります。草津、大津と抜けて最終目的地の京都につきます。残りはあと10宿場町です。これまで通り回っていきたいと思います。とくに今後はバスと電車という強い見方ができました。両足に豆ができているためあまり歩きたくないですが、公共交通機関を利用すれば大して歩かずに移動ができます。
さて明日はどこまで行くのでしょうか。