【東海道五十三次】小田原から徒歩で箱根の山を登る
本当であれば小田原城を見学していくべきなのでしょうが、立ち寄らずに先に進んでいきます。小田原城は小学生の頃に行ったと思います。また大人になってからもツーリングの途中で立ち寄ったような気がします。お城に興味がないとどこの城に行っても同じようなものと思ってしまいます。こういうのは教養が無いと楽しめないですね。
小田原宿から箱根宿までの距離はおおよそ17kmほど。6kmくらいは平地。残りが山となります。元箱根にサイクルポートがあるので自転車を借りて登ることはできます。しかしかなり急な坂です。自転車では登れない可能性があるため諦めました。そもそも利用できるのがドコモのシェアサイクルだけになります。サイクルポートには利用可能な車両が6台ありましたが全てギアの調子が悪そうでした。坂道を登れないとなると自転車が重荷となります。でもせめて山になる手前まで自転車で来れるようにしてほしいですね。箱根湯本あたりまで自転車で行けるとよかったのですが無いので小田原から徒歩で移動します。
最初のうちは普通の住宅街の中を歩いていきます。
これまでは都心部を通っていたのでコンビニとかすぐにありましたが、このような山間部では補給できるポイントが限られてしまいます。スマホで地図を見ながら水分管理などをしなきゃなりませんね。
小田原厚木道路の終点のあたりでしょうか。川の向こう側にはコリアンタウンがあるそうです。車であれば橋まですぐですが徒歩だと遠いので諦めました。こちらは改めて訪れたいと思います。
この遠くに見える山を歩いて上らなきゃならないというのが憂鬱です。バイクでは頻繁に来てるんですけどね。小田原厚木道路の終点から熱海峠まではバイクだと30分もかからないくらいでしょうかね。徒歩だと一体どれくらいかかるのでしょうかね。
三枚橋というところに到着しました。東海道はここを左に曲がり山を登っていくのですがちょうど昼時です。そのためここで曲がらずにまっすぐ進みます。この辺りで昼ごはんにしたいと思います。
まっすぐ進んだ先は箱根湯本駅です。箱根湯本といえば小田急線の終着駅です。そして小田急線といえば“箱そば”です。箱根そばにはこれまで何度もお世話になりました。何の肉なのか不明の肉そば。店によって対応してないメンチそば。富士そばよりも箱根そば派でした。
そうです。せっかく箱根にいるんだから本場の箱根そばを食べるべきでしょう。
と思ったのですがどうやら箱根湯本には名代箱根そばの店舗はありませんでした。まぁこんな観光地でファストフードを食べるって人は少ないのでしょう。そして手打ちそば屋とか周りにありますからね。
箱根そばはありませんが蕎麦の気持ちになってしまったのでここで蕎麦を食べたいと思います。ネットで探してよさそうな店を見つけました。
すごい人が並んでいます。平日ですが夏休みの時期です。観光地には多くの人がいます。名前を書けば並ばなくてもよいみたいなので名前を書いて少し離れたところで待ちます。
とろろそばを注文。暑くて脂っこいものが食べられません。こういう時はツルツルっとした食感のものを食べて凌ぎます。
これより山を登ります。最初のうちはそこまで坂ではありませんが徐々にきつくなっていきます。急斜面なので自転車で来なくてよかったです。
現在飲み物が少ないです。昨日出発時に買った500mlのペットボトル2本に水道水を入れてきました。ここに来るまでに16km自転車を漕ぎ6kmほど歩いてきました。途中給水ポイントがなかったので足りなくなってしまいました。自販機はありますが現金のみのものばかり。またデイリーヤマザキを見つけたのですが現金のみの取り扱いということでした。今回持ってきた現金は3万円です。できる限り現金は使わず電子決済かカード払いにしたいと思います。といいつつ昨日はランチで現金を使ってしまったのですが。そんなわけでコンビニでは買わず山を登ります。
このまま何もないとなると最悪川の水を飲むか現金で支払うかしなければなりません。でも本格的に山となる前に電子マネー対応の自販機を発見しました。徐々に電子マネー対応の自販機は増えております。都心だと自販機で買い物をする機会はありませんが、こういうところだと重宝します。
こちらで追加三本購入します。ここに登ってくるまでも結構しんどかったです。おそらく今よりもきつい坂が待っています。買ってすぐに一本飲みます。やっぱりぬるい水道水より冷えた飲料水の方がよいです。水道水は汲んだときは問題ないですが、日中日差しで水温が高くなるとプールの水飲んでいるような感じになります。カルキ臭が強くなるのでしょう。ちょっと苦手な味なんですよね。
まだまだ登りはじめです。箱根の山は天下の険です。東海道五十三次の中で一番大変な場所なんだそう。多分今よりも厳しい道のりとなるのでしょう。それを徒歩で行きます。果たして無事に登りきることができるのでしょうか。