【センベロならぬセンヌキ】飲兵衛の街「北千住」の怪しい歓楽街

本日は北千住に来ております。
こちらは北千住駅です。足立区南西部に位置するターミナル駅北千住。
北千住は日本で5番目に乗降者数の多い駅。新宿、渋谷、池袋、横浜の次に多いんです。
東京駅、梅田駅、名古屋駅よりも上。一日の乗降者数は140万人で世界で6番目に利用者が多い駅なんだとか。
世界で6番目にしては街は大きくありません。
おそらく乗降者の約半数は乗換えなのでしょう。それでも多くの人が利用する北千住駅。
たしかに北千住駅って便利なんです。
常磐線に東京メトロ日比谷線に千代田線。伊勢崎線とつくばエクスプレスが乗り入れてます。さらに千代田線は小田急線に直通運転してるし伊勢崎線は半蔵門線と田園都市線とつながってる。めちゃくちゃ使い勝手の良い駅です。そんなわけで住みたい町として人気のエリアで高層マンションがどんどん建っています。
多くの人が利用するため駅前は賑やか。このように便利で賑やかな北千住。
北千住のイメージってなんでしょうか?
下町のイメージ?
北の玄関口?
学生やファミリーに人気の街?
そんなことない。そんなことない。
北千住のイメージ、
ガラが悪い。
駅前の治安があまり良くない。
酔っぱらいが路上で寝てる。
総じて質が悪い。
北千住のイメージ、飲み屋。
そうです。北千住って飲み屋街のイメージ。
北千住は歓楽街なんです。
千円あればベロベロになるまで飲める。安く飲める店が北千住にはあるんです。

それがこちらの道です。
北千住駅西口側、千路通りの一本隣り、マクドナルド脇に南に延びる細い路地があります。昭和の雰囲気が漂う細路地。こちらの道はときわ通りと呼ばれる飲み屋路地。
通称、飲み屋横丁。名前の通り飲み屋が軒を連ねる横丁。
かつてはピンサロストリートとも呼ばれてました。
質の悪い通称名称。
ときわ通りは北千住を代表とする飲み屋街で北千住のイメージはまさにここです。
居酒屋、スナック、バー、キャバクラ、定食屋から焼肉店、多国籍料理。200軒近い店が軒を連ねるときわ通り。ここに来れば大概のものは食べられる。足立区一番の歓楽街です。

こちらは水商売専門の建物。
さしずめ水商売モールといったところ。
ガールズバーにボーイズバー、キャバクラに姉キャバに熟女。それにフィリピンとぽっちゃり。
ぽっちゃりというジャンルが当たり前にある。コンテンツとして成り立つのは需要があるから。熟女系の店が多いのも需要があるから。あとは供給も多いのでしょうね。

居酒屋も多いですが水商売の店が結構あります。
その多くがガールズバーです。

ガールズバーの起源は2004年、八王子にオープンしたお店が発祥なんだとか。
キャバクラのように隣に座って接待はないけどカウンター越しに女の子と会話ができる。形は違えど会話を楽しむ点ではキャバクラと一緒。
風営法の関係で夜間営業ができないキャバクラ。夜もこれからって時に店は閉まっちゃうんです。でもバースタイルであれば深夜営業も可能。そんなわけでガールズバーが人気となりました。
店側も開業手続きが楽だし法的制限も少ない。閉めようが開けようが店の家賃は一緒なわけでそれだったら「深夜営業できる方がいいじゃない!」ってことで人気も相まって増えたのでしょう。ガールズバーができたのって2004年だったんですね。
いやそんなことない。
ガールズバーの形式の店はそれ以前からあった。
当時は名称は違ったかもしれません。でも女性バーテンダーの店とは呼ばれてました。
そもそもスナックとガールズバーはほぼ同じです。古くから同じ業態がありました。

ほら、北千住にだってあります。
店の外観はだいぶ古くから営業してる様子。昭和のころから存在してそうな感じです。

「高級優遇す」
古文のサ行変格活用動詞の終止形「す」。
我が代表堂々退場すくらいでしか使わない。昭和8年のころの言い回し。
でも電話番号が市外局番を抜いて8桁なので1991年以降にできた店のようです。
古文の言い回しのくせに平成3年以降。
平成になってからこちらのバーは営業す。

こちらのお店、シーシャを吸いながらポーカーができるようです。
カタギが経営者じゃなさそうな店。
オンライン賭博や薬物事件が多発する現代。なかなか攻めた感じの二つを選んでます。
でも健全なお店なんでしょう。
ちなみにこちらのお店、もと雀荘でした。

カタギが経営者じゃなさそうな店!点ピンでポーカーができそう。

チープな飲み屋が軒を連ねるどこにでもある飲み屋横丁なのかと思いきやいろんなジャンルの飲み屋があるときわ通り。昭和の雰囲気を残しつつも進化してるようです。ここであれば毎日飲み歩いても楽しめそうです。

実は北千住の飲み屋には行ったことがなかったのです。北千住で飲むとしてもウーロン茶くらい。
どんな店でウーロン茶飲んでるのか想像つく。
北千住はウーロン茶飲む店があったのです。
北千住駅前のときわ通り。通称ピンサロストリートと呼ばれていた通り、ここはサロン街でした。居酒屋やスナックが軒を連ねる飲み屋街にしれっと飲食店のような雰囲気でサロン店があったのです。
北千住には特殊浴場が三軒あったそうです。
一軒は駅東側にあり、残りは駅から離れてました。そのため北千住は風俗過疎地みたいな感じですが、ときわ通りには飲食店を装った店があったのです。
でも壊滅してしまいました。
宿場町として江戸時代に発展した千住。北千住は東北地方の玄関口でした。そのため町は栄えそっち系の店があったそうです。北千住は女郎が多くいる宿場町でした。
近代になってからは遊郭が誕生。売春防止法施行まで赤線街がありました。そのような町だったからなのでしょう。駅前の飲み屋街にはサロン店があり各所に特殊浴場があったのです。
しかし近くに吉原があるような立地。駅利用者が多いけど風俗利用者は少なかったのでしょうか。北千住にあった特殊浴場はすべて閉店しました。
吉原にあるソレとは業態が違うサロン店。
それらは生き続けたのでしょう。しかし社会的にも法的にも引っかかる業態。
そして時代的にも合わないとなったのでしょう。ピンサロストリートと呼ばれたときわ通りですがもうその様子はありません。北千住は本当の風俗過疎地になりました。

唯一残ってるのがこちらの店。
まだ残ってたんだ。
ここは北千住で生き残る一凛の花。
回転はしない店ですが花がここに咲いてます。
これは店名通り奇跡の店。

っていうか値段がかなり良心的なお店。
センベロだなんだと言っていますが実際は1000円で酔っぱらうのは難しい時代。安い飲み屋はありますがそれでも3000円くらいかかります。
調べたところこちらの店は30分3000円。大塚のソレと同程度の値段。
10分1000円。センベロならぬセンヌキ。これはまさにミラクル。

いやいやせっかく飲み屋街に来てるんです。
ウーロン茶だけで済ますのはもったいない。
北千住のイメージは飲み屋です。ここは一杯飲んでくべきですよね。

ってわけで本日はこちらの店に来ました。ときわ通りにある創業80年の老舗居酒屋です。
1948年にできたお店。
もともと酒屋でしたが戦後に居酒屋に転業。以後北千住の飲み屋街を見守ってきました。
同店は歴史も古く北千住では有名店なんだとか。ちなみに吉田類も同店を訪れてるようです。
高確率ですれ違う吉田類。

ちなみにこちらのタイ料理屋さん、北千住の飲み屋街にあるのですがこちらは孤独のグルメで井之頭五郎が訪れてます。
五郎さんとも結構すれ違いがち。

安く飲むなら焼酎ですがいつも通りビールで。

そして安く飲むならやっぱりモツ煮です。こちらのお店は豚モツではなく牛モツ。
牛のモツ煮は甘みがあっておいしいです。

こちらは千住揚げという名物料理。
魚のすり身と玉ねぎが入ったさつま揚げ的なヤツ。丁寧に作られた料理です。
しょっぱい味濃い脂っこい。
居酒屋ってだいたいこんな感じです。それもそれでいいんですがこの素朴な感じ。相性が良いのはビールじゃなくて日本酒ですね。
飲み屋で長居は無粋です。こちらでは2000円分飲みました。
今の時代 せんべろってわけにはいきませんね。全然飲み足りないんで次の店に行きます。
やっぱ飲み屋街ははしご酒でしょ。

こちらは駅北西にある毎日通り飲食街です。
毎日飲む人のための飲食街。北千住は飲兵衛の街。ときわ通りに集約されていると思ってたけど駅前以外にもこのような路地があるし各所に飲み屋が点在しています。

北千住に飲み屋街があるんじゃない。北千住が飲み屋街だった。

ってことで気になったのはこちらのお店。
毎日通り飲食街の近く、旧日光街道沿い。こちらは以前から知っていたお店でした。
東京には東京三大煮込みなるものがあり森下の「山利喜」、月島の「岸田屋」、そして北千住の「大はし」。この三店がそれに該当するそうです。つまり美味しい煮込みが食べられるようです。ってなるとちょっと気になります。
でも私はもっと気になる店があるんです。
やっぱりセンベロの街北千住。その雰囲気味わいたいじゃないですか。

いやここはセンヌキ店。







【センベロならぬセンヌキ】飲兵衛の街「北千住」の怪しい歓楽街
【怒りのデトックスロード】高雄九如二路のエロエステ街、排毒一條街
西の○○が多すぎる!相変わらず治安が悪い怪しい街「町田駅前歓楽街」
【台湾高雄の流鶯街】学生を惑わす河北路の街娼とは!?
東京の西の最果て、かつて栄えたエロい街があった「小作歓楽街」
【120年前の歴史は今】台湾高雄の日本人遊郭の名残りを探せ
70年続く米兵の憩いの場にある赤線の名残りを探せ!福生赤線街