山林生活

【ラオス】ビエンチャンでの食事事情。

【ラオス】ビエンチャンでの食事事情。

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小心者の私にとっては勇気ある決断が出来るわけもなく、ただレールに沿って歩いていくことしかできません。それは海外旅行でも同じこと。なんだったらツアーとかに参加した方が楽しめるのでしょう。しかしそれでも「縛られたくない」という感情が強く、ツアーではなく航空券とホテルを予約し、とくに何か目的をもって旅行をするというのではなくただの日常を海外で過ごすだけとなっております。

今回のラオス旅行もやはり同じです。

ただ何も決めずに行くと問題となるのが食事の部分です。日本であれば適当なラーメン屋や居酒屋に入って食事をする、何もなければ吉野家とかマクドナルドに行けばよいわけです。バンコクの時もそんな感じでした。駅前のデパートに併設されたフードコートやスーパーの総菜を買ったり、ファーストフード店を利用したりといった感じでしたが、ラオスの場合それができません。

まずコンビニがありません。
一応コンビニっぽいところはありますが、商品の数には限りがあります。また食料品自体が少ないです。コンビニで売っているのは日用雑貨、アルコールや清涼飲料水、スナック菓子、インスタント麺。これくらいしか商品が置いてありません。そのためホテルで食事をするとしてもカップラーメン程度になってしまいます。唯一おにぎりがありましたが、具材は「わかめ」「たまご」「きのこ」の三種類でした。ワカメはメカブ的なものが具材として入っていました。

こんな感じなのでひもじい思いをします。昆布ではなくワカメというのがちょっとズレた感じがします。でもこのワカメおにぎりが結構おいしいんです。日本で売っても人気出そうな感じがします。

またスーパーに関してですが、こちらも生鮮食料品や弁当の類いは置いてありません。日本のスーパーであれば総菜コーナーや弁当、生鮮食料品などを扱っており、むしろそちらの方がメインですが、ビエンチャンにあるスーパーにはそれらの食材は置いてありません。缶詰や調味料はかなり豊富なんですが、食べるものとすればやはりこちらもインスタント麺に限られてしまいます。

つまり買って食べるためには屋台や飲食店の持ち帰りをするしかありません。

恐らくどの店も比較的持ち帰りには対応しているんだと思います。日本のように衛生管理に厳しい環境では無いようなので、それは問題なく出来るのでしょう。腹を壊しても自己責任というわけです。ただ持ち帰りは結構ハードルが高い。そのためお店で食べることが多くなってしまっています。

私が一番通っている店はラオキッチンというところです。

いわゆる観光客向けのラオス料理屋です。観光客向けですので値段は少し高めです。ただ衛生的だし、基本的に英語で注文ができます。会計も明瞭。スタッフも親切です。

恐らくほかの店舗でも同じように親切な対応をしてくれるのでしょう。実際にラオキッチン以外にも行きましたが言語の問題がありチョー辛いものを食べることとなって悲惨な想いをしましたが、それでも問題なく注文が出来ましたし、会計もスムーズでした。値段などはわかりませんが、10000KIPを基本とした値段設定なのであまり気にすることなく注文ができます。

ただ常々違う店に行くというのも不安があります。

不味かったらどうしよう。
言葉通じなかったらどうしよう。
ぼったくられたらどうしよう。

それであれば馴染みの店に行けばよいではないか?という結論になってしまいます。勝負をしたい気持ちはあるものの、保守的な行動になりがちです。これは日本でもやはり同じような感じです。
はじめていく場所は勝手がわからないので勝負をかけるのですが、そこであたりを引けば以後は勝負しません。新宿でも同じで、選択肢が幅広くあったとしても、行く店は大体10軒くらいと限られてしまいます。ラーメン食べるならこの店、イタリアン食べるならこの店、飲むならこの店といった具合に選択を狭めてしまうのです。
当然そのように狭めてしまうと新たな出会いというのがなくなってしまうのですが、新たな出会いよりも堅実性を選んでしまうわけです。

冒険者と口では言いながら実際は何もしていない冒険者なわけです。今回の店選びに関してもネットの情報を見て、それで安全を確約できている店に行っているだけです。そのため新たな出会いもなく、ただ他のブログやレビューと同じことをしているだけです。

とは言いつつもそんな中でも勝負をかけるのが私。

「ラープ。スパイシー!」

普段であればノンスパイシーなんですが、帰る日も近くなったので最後の勝負です。一度他の店で辛いの食べて大変でした。でも美味しかったのです。ラープはずっと辛さ抜きで頼んでいましたが、ここにきて辛いやつ頼みました。

ラープの魚バージョンです。

これで鶏、豚、牛、魚は制覇しました。
これまでは辛さ無しにしてましたが辛いバージョンもやはり美味しいです。どちらかというここっちの辛い方が好きです。やはり地元料理は地元の食べ方が一番です。しかし辛すぎて食べられない。全部を食べることができませんでしたが、ラオス料理のことがこれでわかった気がします。

注文をするときは辛さを控えめにしろ。

美味しいけど辛すぎて箸が進まないのであれば食べられません。自分にあった辛さを探すしかないわけです。大体の店では辛さが調節できるよう各テーブルに調味料が置いてあるものです。それであれば辛さを控えめにして、弱い場合は追加する形にした方がよさそうです。もうお尻痛くなるのはコリゴリですので今後東南アジアに行くときはそんな頼み方にしていこうかと思います。

ビエンチャンにあるバーにも行ってみました。バーといっても日本人経営者のお店です。

「どれすでん」というところでこちらは新宿にもあるバーです。

新宿のやんばるという沖縄料理店の地下にあるバーです。それがなぜかビエンチャンにもお店を出しているようです。お店を出している理由などを聞きたかったのですが、どうやら棚卸などで忙しく、お相手してもらえませんでした。

アイランズモルトとチェイサーにタイガービールという品の悪い飲み方をします。この飲み方は私のお気に入り。理由は少ない酒量ですぐ酔える。そのため金銭的な負担を軽減できる、いわゆる「貧乏セット」です。

「ヒッピーセット」

最初はビールをチェイサーとしてモルトを飲み、少し飽きたら混ぜてボイラーメーカーに。こうすることで、ビールとモルトとカクテルの三種類を一度に味わえるってわけです。バーでこの頼み方をすると白い目で見られますが、そういうのは気にしません。

ちゃっちゃと飲んでちゃっちゃと出る。バーの長居は無粋ってもんです。

ずっとビールを飲み続け、きのこのお酒を飲んでいましたが、やはりモルトが一番です。ラオスにはラム酒もあり、そのラム酒も日本人が作っているということでした。もう少し私に行動力があればそちらも見てみたかったのですが、今回は何もしないのが目的の旅です。遅く起きて、遅い昼食を取り、日暮れにはメコン川まで散歩してホテルに戻ってビールを飲む。ただそれだけをする旅です。旅行記になるはずもなく、また誰かに情報を提供できるものでもありません。

しがないおっさんがただの日常をブログにアップしているだけ。それがたまたまラオスだったというだけです。

でも、それが良いって人もごく一部にいると思うんです。
恐らくこの程度であればだれでも実践できるもの。だからこそ参考になるとも考えられます。
こんな感じで言い聞かせる日々を送っております。

もう帰らなければなりません。二週間程度だと長いと思ったのですがあっという間でした。次回の旅はもう少し長めにしたいですね。

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