君はレジェンド校長になれるか?マラテ・エルミタ地区
フィリピンの首都マニラにあるマラテ・エルミタ地区にきました。先日滞在したマカティ地区に比べると少し治安が悪そうな感じがします。
ちょうどこの辺りは町の中心地のようです。ロビンソンマニラという大型商業施設があります。マニラにはこの手の商業施設が複数あります。いわゆるイオンモールやららぽーと的なところ。施設内にはブティックや高級ブランドだけでなく、ユニクロやフィリピンのユニクロ的存在のBenchなど庶民の店もあるようです。飲食店はフードコート、レストランもあり、ロビンソンマニラには一風堂や吉野家、ココ壱番屋など日本企業も出店しています。日系の店は相応の値段がします。ラーメン一杯800~1000円程度。フードコートは100ペソ、およそ250円程度からあります。150ペソほど出せばお腹いっぱいになります。
マカティでは肉料理がメインでしたが、ここは魚を扱った店が多いです。東南アジアで見られる経済飯的なものもあり、地元民に人気のようです。フードコートにはおそらく地元の人と旅行者も多くみられ、昼時はかなり混雑しています。
マカティに滞在していた時はそこまで日本語を耳にしませんでしたが、マラテ・エルミタ地区では比較的日本人がいるようです。ただいる日本人は中年男性。観光に来た雰囲気ではなく中にはフィリピン人女性を連れ歩いている人もいます。
そう。この街はそういった歓楽街なのです。
多くの飲食店が軒を連ね、カジノがある。飲食店の中には連れ出せる系の店も存在しているようです。そういうのが好きな人にはうってつけの街です。
飲む・打つ・買う。男の道楽を尽くす限り楽しめる場所がここマラテ・エルミタ地区であり、そのような場所に来るのは昭和・平成の時代を生きた人たちが多いのでしょう。バブルのころ、東南アジアへの買春ツアーが人気だった時期がありました。タイと同じようにフィリピンにも多くの汚い男たちが日本から訪れたのでしょう。その時の生き残りの人たちが欲を求めマニラに訪れているようです。
そういえば「あの校長」もこのあたりを根城にしていたのでしょうか。
26年間フィリピンで買春を続け、延べ12660人と関係を持ったレジェンド。買春をした女性の1割近くが18歳未満だったためフィリピン当局から目を付けられ逮捕となったようですが、65回の渡航で3000万円以上を費やし、延べ12000人以上と関係を持ったのはもうギネス記録であり、おそらくこれを越えられる人はもう現れないのでしょう。異性と多くの関係を持つことを千人斬りと言いますが、校長は万人斬りでした。
中学校教諭ということでメディアに取り上げられ社会問題にもなりましたが、売春窟界隈での校長の評判は悪くなく、むしろ聖人のような人柄だったようです。
しかし児童買春・児童ポルノ禁止法により逮捕・立件され、懲役二年・執行猶予四年の判決が2015年のクリスマスに出ています。
まさに神のご加護。
もう“弁当持ち”ではないため、もしかしたら私が宿泊したホテルに“元校長”がいるかもしれません。
校長の愛した街「マニラ」。
まさにここは肉欲の街。そのような街にはびこる輩が多く生息する地域です。フィリピンの首都マニラ市にある歓楽街、日本でいえば新宿の歌舞伎町みたいなところでしょうか。
ここはフィリピンですが、日本語が書かれた看板が多くあります。日本語を勉強しただけでは「美ら」を「ちゅら」とは読めないでしょう。明らかに日本人向けの店だし、経営者も日本人の可能性が極めて高そうです。
KTVと書かれた店が多いです。KTVとはいわゆるカラオケ付きのキャバクラのことです。
ジャパニーズKTV、韓国KTV、中国KTV、フィリピンKTVと種類があるようですが基本的にはどこも似たような形式。キャバクラなのでお持ち帰りは基本出来ないようですが、日本にも連れ出しキャバクラがあるように、それはマニラでも同じこと。中には連れ出せる系の店もあるようです。
こちらはマビニストリート沿いにある高級ラウンジ「ルーム526」です。歌舞伎町内にある銀座のクラブみたいなところ。値段は日本のキャバクラくらいかかるようで、接客する女の子は容姿端麗で教養がある人なんだとか。外観はなんとなく歴史のある建物の様子。とはいってもフィリピンパブであることに違いはありません。
ここもなんとなく日本人がかかわっていそうな雰囲気があります。
生粋のフィリピンパブ発見。マブハイとは乾杯の意味。マリリンモンローにオードリーヘップバーン、そして店名がピンクレディー。もう昭和感満載です。日本に来るフィリピン人女性のことをかつては「ジャパゆきさん」と呼んでいた時期がありましたが、まさにその当時の雰囲気をそのまま残してそうな店です。
こちらはデルラピエール通りにあるL.A cafeというカフェバー。24時間営業のようですが店名の下にはミッドナイトヘブンと書かれてあります。こちらは表向きはビリヤードができるカフェバーでナンパスポットのようなところのようです。ただナンパスポットとは名ばかりで実際は私娼窟のようなところのようです。歌舞伎町にある出会い喫茶的なところ。ことを済ませた女性がまた店に戻ってくる。日中でも出入りが激しい場所です。そして店の外には女衒か元締めらしきカタギじゃない雰囲気の男性がうろうろしています。
素人女性もいるのかもしれませんが、歌舞伎町の出会い喫茶と同じように春を売っている人が多いのでしょう。
キャバクラに連れ出しスナック、フィリピンパブに出会い喫茶。マニラだから楽しめるってことでわざわざ日本から飛行機に乗ってくるわけですが、今の日本はマニラ同様に同じ店があります。それであればわざわざフィリピンに来なくてもよいのではないでしょうか。値段がやすくその割に質が良いのかもしれませんが、意思疎通がし辛い外国人よりも日本人の方が楽しめると思うんです。まぁ今の東京のこの手の商売女は梅毒リスクが高いようですが。
フィリピンも日本と同じように売春は違法行為であり、日本と違い成人同士の場合でも人身取引防止法により、人身取引の行為、人身取引を助長する行為、所定の取引を具備した人身取引の行為に対し刑罰が科せられるようです。未成年に関しては児童特別防止法があり、そちらの方はさらに重い刑罰に処せられるのでしょう。日本では未成年者が相手の場合は児童買春・児童ポルノ禁止法により処罰されますが、成人同士の金銭の伴う性行為は売春防止法で禁止されているものの罰則規定はありません。
逮捕されるリスクのあるフィリピン、梅毒に侵されるリスクのある日本。前者はお金で解決でき、後者は抗生物質で解決できます。どちらを選ぶかはあなた次第です。