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世界一高いところにある超高層風俗街「高雄85ビル」

世界一高いところにある超高層風俗街「高雄85ビル」

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本日は高雄に来てます。こちらは三多三路という道です。
この界隈は台湾のマンハッタンと呼ばれています。高層ビルやデパートが密集するエリアで三越やSOGOなど知ったデパートもあります。
残念ながら私は米国本土に行ったことがないのでマンハッタンがどんなところか知りません。マンハッタンはニューヨークの中心で高層ビルが多くオフィス街があるエリア。東京でいう丸の内みたいなところでしょうか。私が好む街じゃなさそう。

私は様々な感情が蠢く混沌とした街が好きなのでおしゃれで洗練された街はあまり興味がない。だって高層ビルってなにもないじゃない?高層ビルが入居してるのってオフィスやホテル。レストランやハイブランドのショップなど私と縁がないところばかり。そんな高層ビルがある街並みよりも低階層の雑居ビルが軒を連ねる風俗店や飲み屋が 入り乱れてるところ。そういう街が好きなんです。

台湾のマンハッタンと 呼ばれてる三多商圏。
ここはそういう店はないのかな?って思ってたけどちゃんとある模様。
マンハッタンはニューヨークの行政区の一つ。高層ビルが多いのは5番街やウォール街。中心地はイメージするマンハッタンなのでしょう。でも中心から少しずれれば怪しい店もあるのです。日本だってそうです。丸の内は洗練されてますが丸の内の行政区は千代田区です。秋葉原も同じ千代田区内。秋葉原もオフィス街ですがどちらかというと電気街要素が強めだし近年は風俗要素が強くなってる気がします。このように洗練された地域のそばには人の欲望を具現化した街が広がってるのです。つまり台湾のマンハッタンにもなんちゃらリフレやコンカフェがあるのでしょう。

こちらにはスパがあります。
人の欲望を具現化したような店。

ピンクを基調とした怪しさ満点の看板。桃色はエロの象徴ってのは万国共通のはずです。ここはそういう店なのでしょう。店名がいろんな文字が混ざってて読めない。って思ってましたがこの真ん中のY。これはYではなく「丫」という漢字です。

漢字なのに日本人が読めない。

「丫」は二又の枝を意味する言葉ですが女の子を指す言葉でもあるんだとか。

これは明らかに下腹部の象形文字。
そっち系のサービスが期待できそう。
いやここは普通のスパです。看板がピンクだからってピンクな店と判断してはいけません。普通のスパなんです。

こちらのスパ。KTVと同じビルに入居してます。
店の外観から溢れる怪しさオーラ。風俗ですよ感がふつふつと感じられる。

どうやらこの界隈。スパが多いんです。っていうより高雄ってスパが多くないですか?

大通り沿いには基本的にスパがあるんです。

しかも中国4000年の中国式マッサージではなくタイやベトナムなどの東南アジア。日本の駅前に中華とコリアがあるように台湾ではタイかベトナム。その国々によってマッサの国籍が変わるようです。ちなみにタイにあるマッサージは日本式です。

それたぶん違うマッサージの件!

台湾のマンハッタン、ちゃんとそっち系の要素があるじゃないですか。そもそも元々は 漁業で発展した三多商圏。その手の店があって当然の街なんです。そんなわけで怪しい店が軒を連ねてるのでしょう。でもそれは一部にあるだけ。三多商圏の西側には大きなビルが建ってます。

見た目から明らかにオフィスビルといった感じ。
やはりここは私の来る街じゃなさそう。でもかつては私が好みそうな街だったようです。

遠くに見える形の変わったビル。
こちらは高雄85ビルです。1997年に開業した高雄85ビル。名前の通り85階建てのビルで高さは347m。建設当時は台湾で一番、アジアでは三番、世界で六番目に高いビルでした。そのため建物の形は「高」になってます。
台北101ができたためその座は奪われましたが現在も台湾で二番目に大きい超高層ビル。
日本で現在一番高いビルは麻布台ヒルズの森タワーで325mなのでそれよりも大きな超高層ビルです。日本は建築基準がかなりシビアなのでしょう。でも日本も2028年には東京駅前に385mのビルができるようで高雄85よりも高くなるそうです。日本も台湾も地震大国。どちらも高層ビルが建てづらい環境ですが台湾は古くから高層ビルがありました。

でもこのビル、ほぼ廃墟状態なんです。
厳密には廃墟ではなくテナントが入居してます。しかしイメージする高層ビルと様子が異なります。
1~11階までが 商業スペース。
13~35階までが オフィス。
38~70階までがホテル。
さらに上階にレストランや展望台があるのですがそのほとんどのフロアが閉鎖中の状態。そのためビルの周りはすごい静かです。

開業当時は賑やかだったのでしょうか。
当時は商業スペースに大丸が出店してたそうです。大丸といっても大丸自体は資本出資は行わず台湾の企業が大丸の看板を借りて出店した百貨店。当時は台湾で一番大きかったそうです。しかし売り上げは伸びず2000年末に閉店。その後そごうの子会社が百貨店経営を引き継ぐもやはり売上げが伸びず2002年に閉店してます。また開業当時はビル内に遊園地がありましたが死亡事故が起きたことで施設は営業処分に。さらには上階のホテル経営者の横領事件が発生。その経営者は国外へ逃亡する事態に。経営者には623億ドルの負債があったことからホテルが銀行に買収されます。さらに2011年に別会社がホテルを買収するもそこでも横領事件が発生。裁判所によって競売にかけられ2019年に新たな企業が買収しました。ホテルフロアは現在改修工事中です。
このようにいろいろなことが起きビルテナントは空いたまま、ほとんどが営業してなく廃墟状態になり高層型のスラム街に生まれ変わったようです。

そんなスラム化したビルだったのでそれに目を付けたのが怪しい組織。
ビル内で違法エステや売春宿が開業。

つまりここは世界で一番高いところにある私娼窟だったのです。
でもそれはかつての話。今はホテルも閉鎖されてるしテナントもない。私娼窟はないようです。ってことで中に入りましょう。

えっ!?中に入れるの?
ほとんどのところには行けませんがここには小規模のホテルがあるようで12階に立ち入ることができるんだそう。

こちらが12階です。
私娼窟だスラムだと言われてる割にはビルの中はきれいです。
それもそのはずで建てられたのが27年前。まだまだ新しい方のビル。
入居者がいなくてもきれいな状態です。逆に入居者がいないからきれいなのかも。
またそのような悪名がついたのは前の話。売春や薬物犯罪が横行したことから今は警察が24時間常駐しており安全です!

やっぱり縦型スラムだった。

現在は上の階に登れませんがここより上が改装中のホテルのようです。
雰囲気は新宿NSビルみたいなところ。

コンビニがあるので誰かはいるのですが広いロビーに人がいません。
テナントも少なく営業してない店も多い。上にもオフィスや住居があるのでしょう。
人は住んでるようですが少ないのでしょうか。

ビル内には不動産屋があるようでここの物件も紹介してるっぽいです。
26平米管理費込みで9000台湾ドル。単身向けの高雄の相場が1万台湾ドルくらいなので相応の金額といったところ。
駅も近いし悪くない。景色も当然よいでしょう。悪いのは治安だけですがそれも改善してる。夢のタワマン暮らしが高雄ではできそうです。

そして風俗ビルではなかった。

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