【ラム酒】バカルディのスペリオールを使ったカイピリーニャ
天竺に行ってありがたいお経をもらう旅を思いつき、スタート地点となる北京のことを調べてみました。
冬の気温はマイナスということ。11月は防寒着が必要とのこと。
これまで私は海外に行っても暖かい場所しか行ったことがありません。寒いところに行くのも趣きがあるのかもしれませんが、中国を抜けた後はベトナム、カンボジア、タイといった感じでずっと南国が続くわけです。ダウンジャケットを着こんで北京に降り立っても、以後南に行くにつれて服装は夏仕様となるわけです。
寒いところはできれば行きたくない。ささっと通り過ぎてしまおう。
こんな感じで早々と暖かい場所に動くのでしょう。
それであればそもそも北京、行かなくていいんじゃないか。という答えが出てきました。
そうなると出だしは上海あたりからがいいんでしょう。上海でも冬場は少し寒いようですが、北京ほどではありません。時期にもよりますが、予定では真冬か秋口に出発することになります。それであれば寒い場所からのスタートではなく、暖かい地域からスタートする方がよいでしょう。流石に中国を除外するわけにはいきませんんで上海かもしくは台湾か。そんなところではないでしょうか。
私はこのように寒いところが苦手です。そのため山林も暖かいと言われていた千葉に購入しました。ただ暖かいといっても常夏ではありません。冬は雪が降ることもあります。そんなわけなので冬は暖かい海外に逃げたくなるんです。
青い空、広い海、白い砂浜。
そんなところでダラダラと過ごすのが一番の贅沢です。そこで酒を飲みながら何もしない。そんな生活を求めています。
しかしながらそんな生活をするためにはお金が必要。お金がないなら稼ぐしかない。稼ぐためにはダラダラした生活はできない。結果的にそのような生活はできないわけです。でも、少しでもそのような生活をしたい。天竺の旅も恐らく何もせずにただ移動して終わるのでしょう。そういう旅に憧れているのです。
しかし海外行くにも天竺行くにもある程度の時間とお金が必要となります。そのため日本に居てもパスポート無しで行けるフィリピンやタイがあるんです。
しかしそれもまた指名やアフターといった具合でお金がかかり、下手したら海外行くよりも高くなってしまう。
高くなってしまうのではパスポート無しで行く意味がない(意味がないわけではない)。
お金をかけない方法。それは自炊です。
自炊でフィリピーナを用意するとかそんな下世話な話じゃありません。
自分で東南アジアの料理を作ったり、南国のカクテルを作ったりして少しでも南の国の気分を味わいたい。
そんなわけで本日はラムを使ったカクテルを。
ラム酒とはサトウキビを原料にした蒸留酒です。
原産はカリブ海。キューバのあたりでしょうか。サトウキビが育つ地域のお酒です。
私はウィスキーよりもラム酒のほうが好きです。ラム酒といっても種類があり、ダークラムやミディアムラム、アグリコールラムなど色のついたものや無色透明のラム、味わいの違いや製法の違いなど色々あります。今回はラムの中でも一番売れていて安く買えるラムを。
本日のお酒はバカルディのスペリオールです。
世界で一番売れているラムです。
ラム酒には大きく分けて二種類あり、インダストリアルラムとアグリコールラムがあります。日本語に直すと工業ラムと農業ラム。インダストリアルラムはサトウキビから砂糖を生成したあとに残る残留物で作ったラムで、アグリコールはラムを作るためのサトウキビから作るものです。日本でいえば酒米で作る日本酒がアグリコール日本酒となります。ラム酒の9割がインダストリアルラムでバカルディのスペリオールもインダストリアル製法で作られたものです。
工業ラムって聞くとなんだか身体に悪そうな感じがしますがそうではありません。バカルディのスペリオールは蒸留酒の中では一番安定した味でしょう。癖もなく、主張もしない。でもラムの甘みがしっかりとしている。カクテルベースにするのもよいし、何かに足して飲むのもいいです。
今回はバカルディスペリオールを使ったカクテル、カイピリーニャを。
カイピリーニャはキューバのカクテルです。ベースとなるお酒にライムと砂糖、ソーダで作ります。カイピリーニャのベースはラム酒ではなくカシャッサやピンガと呼ばれる蒸留酒なんですが、これらも黒糖焼酎と同じでサトウキビを原料にした蒸留酒です。そのためラム酒で代用ができるわけです。
材料はラム酒とライム一個、シュガーシロップにソーダ。
まずライムを中性洗剤で洗います。無農薬のライムがあればそれが一番ですが、恐らく売っていないし売っていたとしても高いです。そのため表面の農薬やワックスを取るため、中性洗剤を使って洗い落とします。
しっかりと洗ったらライムを乱切り。それをグラスに入れてスプーンでつぶします。そして砂糖をかけます。砂糖は上白糖でもシロップでもよいです。あとは氷を入れてラム酒を入れてソーダで満たせばカイピリーニャの出来上がりです。
モヒートっぽい感じですが、個人的にはカイピリーニャのほうがさわやかな感じがします。ミントが苦手な人におすすめのカクテルです。
バカルディスペリオールは1400円ほど。角瓶と同じくらいの値段ってところでしょうか。ウィスキーだとハイボールになっちゃいますが、ホワイトラムだといろんな使い方ができる分楽しみも増えます。個人的には黒ビールにスペリオールを入れるの味方です。度数を高めて早く酔える。ラムの甘みで黒ビールのコクが際立ちます。とくにギネスビールとの相性は抜群です。ストレートで飲むよりもこんな感じで他のお酒に添加して飲むのが個人的に好きです。バカルディはクセがそこまでないので風味を邪魔しません。イメージとしては味醂を足す感じでしょうか。味醂もコクが出る、バカルディもコクが出るってわけです。
南国に行けないときでも南国を味わえるお酒ラム酒。今宵はラムで一献、いかがでしょうか?
ラム酒は奥が深いです。今後はダークラムも紹介したいと思いますが、本日は基本中の基本であるバカルディスペリオールを紹介しました。