山林生活

バンコクのコンビニで売ってる酒をいろいろ飲む

バンコクのコンビニで売ってる酒をいろいろ飲む

[更新日]
[著作者]

「バンコクの酒は安い」なんて昔は言っていました。
しかし現在は日本の酒の方が安いです。

バンコク滞在中、メインビールはチャーンでした。こちら500ml缶が50バーツなんです。円安のため4円計算をすると200円です。そして日本ではビールとは呼べないその他の雑酒があります。いわゆるビールテイストのエタノール飲料っていえばよいのでしょうか。なんだかんだ言いながら私は飲んでいるし、あの値段であればこれで構いません。このビールテイストのアルコール飲料は500mlで110円です。

現在は円安バーツ高ですが、仮に1バーツ3円の時代だとしてもチャーンの値段は150円です。ビールで150円って安い!って思ってしまいそうですが、どう頑張っても日本のソレの方が安いんです。つまり海外に行って安いビールを飲むより、日本のイオンで売ってるテイストビールを飲んだ方が安上がりってわけです。

そう考えると急にチャーンが高く感じてしまいました。

普段はチャーンビアかシンハーのどちらかですが、今回の滞在では別のビールを試してみようと思いまして、新しい酒を見つけたらそっちを選ぶようにしました。

まずはこの三つです。右からシンハーのスペシャルエディション、LEOビア、スミノフエレクトリックブルーです。

無難なシンハーから飲んでみます。
スタンダードなシンハーではなくシンハーリザーブスペシャルエディションとなってます。
アルコール度数は5.3%。スタンダードと変わらずラガーエールです。

味はちょっと濃いめのシンハーって感じ。個人的には普通の薄味シンハーの方が好きですね。現在のシンハーのアルコール度数は5%。ちなみに以前は6.3%と高かったんです。度数を下げた理由は氷を入れて飲む人が減ったからなんだそう。個人的にはこのスペシャルエディション氷入れて飲みたいです。

続きまして、LEOビールです。これはスタンダードのやつです。
タイのコンビニにはシンハーとチャーン、そしてLEOの三つがあります。
LEOは他の二つと比べると少しだけ安いのです。そして少しだけ安い分少しだけ薄味。そもそもLEOビールはシンハーが作っています。シンハーの廉価版みたいな感じでしょうか。シンハーは獅子。それと同じでLEOはライオン。

薄くて癖がないからこれがよいって人もいるのでしょうが、私はこれならチャーンの方が好きです。

こちらはビールではありませんがコンビニに売っていたので買ってみました。スミノフの「Electric Blue」というお酒です。日本ではスミノフアイスってのがありますがそれの兄弟みたいなやつでしょうか。日本では未発売のようです。

見た目はスミノフにブルーキュラソーを垂らして炭酸かトニックウォーターで割ったヤツっぽい感じですが、味は見た目のままでした。柑橘系の香りがしてブルーキュラソー感がかなり強いです。なんかべちゃッとした味わい。スミノフアイスが好きな人であれば受け入れられるかもしれませんね。

続きまして、チャーンです。普通のはクラシックとなっていますが、こちらのはCold Brewと書かれています。低温抽出製法で作ったチャーンってことなんでしょうか。

味はかなりイケてます。クラシックよりもこっちの方が好きですね。スタンダードのクラシックはちょっと穀物の雑味や香りがあるんですが、そういったのが抜けてよい感じになっています。

こっちはチャーンのエスプレッソ。コールドブリューの次はエスプレッソ。なんかカフェみたいな感じ。

そして味もカフェみたい。まさかと思いましたがコーヒー入ってるんです。いわゆるフレーバービアってやつです。
タイとラオス、ベトナムでとれたコーヒー豆を使用。味は、コーヒーの苦みが足されています。
ビールってホップで苦みを出すわけです。タイのビールは苦みが弱めで飲みやすいんです。でも新たな境地を目指したのでしょう。ホップの苦みではなく、コーヒー豆の苦みで勝負に出たようです。

でもコーヒー豆の苦みって、コゲですよね?

コーヒーが入っているコップに間違ってビール入れちゃいました系のやつです。悪くはないが普通のビールを飲みたいです。

こちらはビールではないです。ジェムソンはアイリッシュウイスキーです。タイではジェムソンが人気なんだとか。コンビニで買いました。おそらく輸入品。

DRY&LIMEと書かれてあるのでジェムソンのソーダ割でライムを添えてある感じでしょうかね。でもなんかこの「DRY&LIME」はシールで貼ってありますよね。

剥がしたら別の文言が書かれてました。なぜスムースという字を隠すんでしょうか。スムースじゃないってこと??

色味はジェムソンにしては濃いめです。そして味なんですが、ライムの要素はかなり少ないです。

というより側面にジンジャエールって書かれてました。ジンジャエール&ライムとなっていますが、要はアイリッシュバックですね。日本だとジンジャエールで割る文化がそこまで発展してないですよね。おそらく甘いのが好きな人にとってジンジャエールは辛みがあるから苦手って人がいて、逆に甘いのが苦手な人はジンジャエールの甘みが苦手ってなるのでしょう。私ももう少し甘みの抑えたジンジャエールで飲みたかったです。ちょっとこれは甘め。

こちらは「ARCHA」です。タイのコンビニで見かけるビール500ml缶がないので350mlを購入。

軽くて味が安っぽいです。なんか発泡酒っぽい味わい。

こちらはクラフトビールです。タイのビール製造免許はかなり難しく、なかなか新規参入ができないんだとか。代わりに隣りのカンボジアで製造したものをタイに輸入し、タイのクラフトビールとして販売しているケースが多いそうです。ただこの場合は輸入関税がかかるので少し高めの値段となっています。

こちらのチャラワンビールは輸入クラフトビールではなくプーケットにあるフルムーン醸造所ってところが作ってるんだとか。

いわゆるインディアペールエールに分類されるビール。ホップの苦みがしっかりとしてタイでは珍しい味わいです。タイのあっさりビールも好きだけど、ガツンとした味わいのあるビールもありですね。

こちらはスノーウィーヴァイツェンのワイルドローズというお酒。2021年に発売されたばかりのようで大きめのコンビニ行くと並んでいます。こちらはフレーバービールです。

見た目はピンク色でかわいい感じ。味は甘酸っぱいベリー系です。私は前回の滞在の際にこの元のビールを飲みましたが、そっちの方が好きです。

こちら、皆さん知っているアサヒスーパードライです。日本でも手に入るかと思いきや、絶対に日本では手に入らないビールです。
日本人が多くいるタイではスーパードライが人気のようで、ライセンス契約でタイに工場がありこちらでも作ってるんだそう。そのため味が違うんだとか。

見た目普通のスーパードライです。そして、味の差が分かりません。まぁ普段家でスーパードライ飲まないし、外で飲むときはキリンばかり。生ビールでスーパードライを飲みますが、生と缶では舌触りも味も異なりますからね。キレのある日本のビールだな。そんな感じ。

これはLEOビールの豪華版ストロングブリューです。

味はちょっと豪華になった感じ。味が濃くなりましたがこれならスタンダードのLEOの方がいいですね。

こちらはハイネケン。これもバンコクで製造されているようですね。

こちらはSPYというカクテルです。甘いお酒が好きな人用です。スイートキスと書かれています。

味はライチです。ライチリキュールをスプモーニスタイルで飲むような感じ。
たまにはこういう酒もいいですね。

これはフルムーン醸造所の出しているBUSSABA EX-WEISSE(ブサバーエックスワイス)です。

フルーティな香りがします。フレーバービールっぽい感じで飲みやすく優しい味わいです。
このフルムーン醸造所の作るビールは日本でも人気が出そうです。タイのビールのイメージを変えてくれます。

チアーズを二種類。こちらはハイネケンやタイガービアを作っている会社のビールです。タイビールって感じのやつ。個人的にはチャーンの方が好きです。

最後にこちらのお酒。これ、飲むのすげーつらかったです。
瓶の形状や色味、柄などから察するに薬用養命酒的な飲み物っぽいし、実際に薬用養命酒っぽい酒です。

内容量は175mlでアルコール度数は13.5%なのでしょう。

翻訳アプリなどを駆使してどうにかこの酒の情報を探しましたが、B.B. Pharma Co., Ltd.ってところが製造販売してるっぽいです。こちらの会社は創業100年の医薬品やハーブ飲料を製造している会社のようです。

漢方とか使っているあたり中国っぽいですが、この会社の元をたどるとヤワラートに移民してきた華僑のようです。つまり中国漢方酒。

なんとなく察するに、チンチンおっきくなっちゃう系の薬草酒っぽいですね。

そして味はまずいの一言。ハーブ系なので覚悟してましたが全くうまくないです。妙薬口に苦しとはまさにこのこと。ちびちび飲むので全然減りません。

このお酒で過去にひと悶着あったそうです。
アルコール度数が書かれてある通り、こちらはお酒なんですが、タイのお坊さんがこれを愛飲していたことがあったそうです。お坊さんはアルコールが禁止されています。

「でもこれ、酒じゃなくチンチンおっきくなっちゃう系の栄養ドリンクだから」

っていいわけをして飲んでいたんだとか。タイではこの手のトラブルが多くあるようです。今回の滞在中、タイのテレビニュースを流していたんですが、そこにはお坊さんが大麻を吸ってキメキメの状態の動画が流れていました。若いお坊さんもいるわけですのでやはり欲望には勝てないのでしょう。でもそれって、人間って感じで素敵なんですけどね。

タイでいろんな酒を飲んでみました。ほぼビールでしたが各社味の差はありそれはよかったです。クラフトビールはどんどん増えているようなのでまた楽しみが増えます。

でも落ち着くところはチャーンビールです。結局これが一番おいしいですね。日本でも50バーツくらいで買えたら良いのですが...。

関連記事

マルスウィスキーTWIN ALPS(ツインアルプス) を飲んでみた感想
マルスウィスキーTWIN ALPS(ツインアルプス) を飲んでみた感想

ジャパニーズモルトといえば山崎、白州、余市、宮城峡。あとはイチローズモルトあたりがメジャーどころ。しかし、全然売ってないんで...

 
牛乳で割ると美味しい!種子島酒造の芋焼酎「久耀」
牛乳で割ると美味しい!種子島酒造の芋焼酎「久耀」

以前までは乙類焼酎、いわゆる本格焼酎と呼ばれるものを飲んでいましたが最近はもっぱら甲類焼酎を飲んでいます。 味のない焼酎に...

 
バンコク三大寺院のワットポーで参拝してみた
バンコク三大寺院のワットポーで参拝してみた

ワットアルンから船で対岸にあるワットポーに来ました。ここはもろ観光地です。ほぼ観光客しかいないような場所です。いまいち位置関...

 
ラオスのスーパーで売っていた霊芝酒を飲んでみた。
ラオスのスーパーで売っていた霊芝酒を飲んでみた。

暖かいとビールがすすみます。すすむというよりは飲めるものがビールしかないのです。 ラオスの首都ビエンチャンに来ておりま...

 
【ラム酒】バカルディのスペリオールを使ったカイピリーニャ
【ラム酒】バカルディのスペリオールを使ったカイピリーニャ

天竺に行ってありがたいお経をもらう旅を思いつき、スタート地点となる北京のことを調べてみました。 冬の気温はマイナスとい...

 

Profile

Author:

山林生活

山林生活を目指す。
でも都市型生活、旅行を中心にブログを書いてます。⇒プロフィール

お気に入りRSS