アユタヤ日本人村とリトルトーキョー。あなたのお好みは？

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アユタヤ日本人村とリトルトーキョー。あなたのお好みは？

アユタヤ日本人村とリトルトーキョー。あなたのお好みは？

［更新日］2023/11/25

アユタヤには日本人村という観光スポットがあるので来てみました。日本人村といっても現在日本人が住んでいるわけではありません。
江戸のころ、ここアユタヤに日本人が多く住む村があったそうです。

1603年、江戸幕府が開かれました。それまで戦争続きだった日本は天下統一をし、泰平の世が訪れました。その後265年間、徳川幕府が続いたわけです。このように安定した世の中だったため、首都の江戸は他国よりも生活水準が高かく、人口も100万人以上に膨れ上がり、その当時は世界で一番人口の多い都市だったそうです。戦争が無いだけでこのように豊かな都市ができるのです。
しかし戦争がなくなることで不利益を受ける人たちもいます。よく「戦争はもうかる」なんて言葉がある通り、戦事を生業としている人たちがいます。戦国時代であれば傭兵や武士が戦事を生業としていた人たちでしょう。これまで民兵を指揮してのし上がっていた武士。戦争が終わればその能力を発揮できません。雇ってくれる人がいなければ傭兵は仕事がありません。そうなると収入もない。そのため中には盗賊のような仕事をする人もいたそうです。このように戦争が終わると働き口がなくなり盗賊や海賊になるケースは中国の三国時代、ローマ帝国時代、最近の戦争でも同じことが起きます。戦争が終わったからハッピーってわけにはなかなかいかないもんです。

中には転職をする人もいます。例えば忍者はそれまでの知識や経験を活かして薬売りになったり花火師になったりと転職をしました。しかし戦うしか能の無い人は、争いがあるところを求めて移動したのです。
日本は平和となり働き口が無い。そのため船に乗り琉球、台湾を経由しアユタヤまで来たんだとか。その人たちがアユタヤに定住し、日本人村ができたそうです。

その代表的な人物が山田長政。山田長政は駿河国出身の武士。その当時アユタヤは近隣諸国やスペインから侵攻を受けていました。つまり戦士が必要だったのです。戦闘民族と呼ばれていた日本人。これは願ったり叶ったりです。山田長政は傭兵部隊に加わり、スペイン艦隊を退けるなど功績をあげていきます。功績の結果、王の目にとまりシャムの王女と結婚したそうです。日本人で唯一シャムで伯爵の爵位をもらった人なんだとか。

最終的には毒殺で死を遂げるのですが、日本とタイの関係はこのころからの付き合いのようです。

日本人村は50バーツで見ることができます。

「村」といっても村があるわけではなく、博物館と日本庭園っぽいものがあるだけです。
着物の着付もしてもらえるそうです。さすがに日本人はここで着物は着ないでしょう。タイの人が日本を味わうために着るんでしょうね。

山田長政も江戸の頃の日本人村も関係ないクールジャパン的ところもあります。

山田長政がいたから今の日本とタイは友好な関係を築けているのかもしれません。そうなるとその当時の人たちに感謝しなくちゃですね。

でも、私の求めてるのとは違いました。

【バンコク】タニヤとパッポンには何があるのか。

バンコクは多くの日本人が来ているそうです。気候も暖かくそして食事も比較的日本人の舌に合っている。宗教的な側面

バンコクで日本人の多い場所といえばシーロムのタニヤ通り。日本人村ってそういうのを想像していました。
妖艶な灯り、手招きする女性。ピンクのネオンが灯る街を期待してたんです。

そういうのはアユタヤに無いのか調べたところ、どうやらリトルトーキョーと呼ばれる場所があるそうです。

ってわけで早速そちらの方へ行ってきました。
こちらはリトルトーキョーの中にあるグランドホテルです。

アユタヤは世界遺産のある街ですが、工業都市でもあるそうです。工業団地がありそこに日系企業が進出しているそうです。日系企業があるので日本人がこちらの方へくるわけで、日本人向けの店が続々とできたそうです。

店名が日本語です。まさしく日本人のための店。カラオケ店ですが、日本でいうカラオケ店とは異なり、どちらかというとスナックやキャバクラに近い店。そして交渉により女性をお持ち帰りできる連れ出しスナック的な店のようです。

バーもゴーゴーバー的なところなのでしょうか。

まさしく日本人のための店。

タイでは日本人＝エロという図式が出来上がっているのでしょう。この界隈はその手の店が複数あるようです。

しかし、一時期よりだいぶ減ってしまったようです。
タイは頻繁に洪水を起こしていますが、アユタヤでも10年ほど前に大洪水があったそうです。それにより工場をアユタヤから別の場所へ移転した日系企業もあったのでしょう。日本人が来なければカラオケ店も繁盛しない。それにより日本人相手ではなく中国や韓国など別の国の人たち向けに変わっていったようです。

置屋もあったそうですが、そのような店は見られませんでした。

夜になればまた違った雰囲気の街並みが見れるのかもしれません。タイは日中かなり暑いため、夕方以降日が落ちてから動き出すのがよいそうです。ナイトマーケットがあるのもそれが理由です。しかし夜は犬が怖いんです。日中は暑いので犬は休んでいますが夜になると動き出します。そしてアユタヤはバンコクと違って野犬が結構多いです。それを考えると夜の街歩きはあまり良くないですよね。