山林生活

【タイの車窓から】クルンテープ⇒アユタヤまで15バーツの鉄道旅

【タイの車窓から】クルンテープ⇒アユタヤまで15バーツの鉄道旅

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アソークから地下鉄でフアランポーン駅へ。そこから直結している国鉄のクルンテープ駅に着きました。これより鉄道で北に向かいます。

いくぜ、東北!

と言いたいんですが、あまり奥まで行くのはしんどい。これより行くのはアユタヤです。

アユタヤは700年ほど前にタイの都だったところ。
バンコクから80kmくらいしか離れていません。立ち位置としては鎌倉に行く感じでしょうかね。ほんのちょっと都心から離れるくらいの距離です。

【陸路】バスでミャンマーとの国境の街メーソートへ
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夕食はアソークにある定食屋へ。こちらはローカルフード店ですが外国人向けのお店となってます。これよ

私は以前、カンボジアからバスでバンコクを経由しミャンマーまで行きました。その際にバンコク県の外に出ましたが、それ以外のタイ滞在ではバンコク県どころかバンコク都すら出ていないのです。日本でいえば山手線の内側から出ていないようなもんです。
せっかくタイにいるわけです。そして規制緩和といってもまだまだ観光客が多くない。このタイミングであれば世界遺産も人ごみの中で見ることなく、悠々自適に観光できるんじゃないでしょうか。

アユタヤへはタクシーで行くか、乗合バスで行くか、国鉄で行くかの三通りあるそうです。一般的な行き方はモーチットバスターミナルから乗り合いバスで行く形です。エアコンのきいた車内で1時間30分ほど。道は舗装されているため苦痛ではないのでしょう。

でも、なんか味気ない。

せっかくの旅です。やっぱりここは国鉄で行くべきではないでしょうか!ってわけでバンコクのターミナル駅、フワランポーン駅に来たわけです。

列車は各駅停車、急行、特急、特別特急みたいなのがあるそうですが、着く時間はそこまで違わないようです。違いがあるのはエアコンがついているか否か、座席を指定できるか否か。

とりあえず乗車券を購入します。
「エアコン付き、指定席」と伝えるも「NO」といわれ「15バーツ」と言われます。席の空きが無いのか、指定席の列車がまだ先なのか、はたまた私の英語力がダメなのかわかりませんが、席は指定できませんでした。席が指定できなかったってことはエアコンなしの車両でアユタヤまで行かなければなりません。

まぁ走行風あるからいいかな...。

東京駅のように駅前には弁当屋があるって話でしたが、数が少ないです。恐らくコロナで店を閉めているところが多いのかもしれません。車内販売とかもあるそうなんでそういうのを期待しましょう。

バンコクからアユタヤへ旅立つ。この雰囲気、良いですね。

定刻の10分前くらいに車両が到着。自由席は早いもの順ですぐに満席となるから早めに列車に乗った方がよいってことでしたが、この駅で乗る人はそこまで多くないのか普通に座れるしかなり空いていました。もしかしたらエアコン付きの車両は混んでいるのかもしれません。

今回はアユタヤまで15バーツ、およそ60円で行けるわけです。ちなみにアソーク駅からフアランポーン駅までは15バーツ以上かかってます。

そして60円だから相応の設備です。扇風機がついているため風の対流があります。走り出せばそこまで暑くありません。

こちらはトイレです。一昔前のタイのトイレでしょうか。このトイレはミャンマーで出会ったことがあります。使い方が若干不明です(今回も使いませんでした)。このトイレ、解放式トイレなんだそう。
日本も昔はトイレが解放式でした。要は出した糞尿はそのまま線路にたれ流し、青空にさらして自然分解させます。1990年代まで日本でも垂れ流し車両が運用されていたそうです。どこの誰がしたのかわからないものが線路上に飛び散っているわけです。当然悪臭や害虫などの「黄害」へとつながっていたそうです。その当時線路を点検する人たちは大変だったんでしょうね。
それがタイでは今でも現役のようです。これがターミナル駅を移設できない理由の一つにもなっているようです。

タイは渋滞解消のためバンスー駅を始発駅にする予定でした。2021年にレッドラインが開業したわけですが、レッドラインは電気で動く電車。しかしタイ国鉄の多くの車両がディーゼル車で、そしてトイレは垂れ流しのぼっとん便所。レッドラインは高架線です。もしそこで垂れ流しをすれば、地上20mの高さから糞尿をまき散らすわけです。この黄害問題が解決しない限り、バンスー駅をターミナル駅にするのは難しいのかもしれませんね。

売り子が飲み物や食事を売っています。何かわからないけれど50バーツだったので買ってみました。

ご飯ではなくもち米。カオニャオってやつでしょうか。おにぎりのように固めれれているため片手で食べられます。
付け合わせはレバーを煮たやつ。ナンプラーで味付けがされています。50バーツはちょっと高いですが、これもアクティビティみたいなもんでしょうか。

時刻通り出発。フアランポーン駅を出てすぐはかなり怪しげなスラム街の中を電車が通っていきます。

バンスー駅、ドンムアン駅、結構駅に止まります。
走っているときは風があるから涼しいです。駅に止まると扇風機だけではちょっと暑いですね。

ちょっと風景が変わってからはほとんど止まらず、予定通りの時刻にアユタヤに到着しました。海外の乗り物って遅れる印象がありましたが、ターミナル駅だったからなのか、もしくはコロナで利用者が激減しているのかわかりませんが、時間通りでした。

トイレはあまり衛生的ではないし、連結部分でタバコを吸ってる人もいます。座席は砂やほこりがたまっててあまりきれいではありません。でも15バーツなんだから全然我慢できます。市内を走ってるエアコンバスより安いわけですからね。片道15バーツ、往復30バーツでアユタヤに行けるならこれは良いですね。乗合バスじゃなくても何ら問題ありません。

アユタヤです。ここには世界遺産があるため明日はそれを見て回りたいです。

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