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デリーからアグラへ 世界遺産を目指す鉄道の旅

デリーからアグラへ 世界遺産を目指す鉄道の旅

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ニューデリー駅は東京駅みたいなところ。そのため全ての列車の出発地だと思ってましたが人が集中しないよう分散させているのでしょうか。ニューデリー駅から離れた駅も始発駅となっています。
これより向かうのはハズラト・ニザマディン・デリー駅です。ニューデリーの一駅南にある同駅が始発駅なのでメトロを乗り継ぎこちらに移動しました。品川駅みたいな感じのところでしょうか。

これより鉄道に乗りアグラへ行きます。
デリーから190kmの距離にあるアグラ。アグラには世界遺産のタージマハルがあります。デリーからアグラへ鉄道旅。インド旅行のお決まりルートです。

旅立つ前に腹ごしらえ。こちらはビリヤニです。

屋台のビリヤニ、250gで50ルピー。一食100円で食べられるインドは懐に優しいです。でも懐に優しくてもお腹に優しくないのでは?

デリーベリーという言葉があります。
ベリーは英語でお腹なので直訳するとデリー腹です。

インドに行くと絶対にお腹を壊すと言われてます。菌やウイルスによる感染症だけでなく油や香辛料などが原因となり下痢となることも。インドでは確実にお腹を壊すのでそれをデリーベリーと呼ばれてるんだとか。

旅行の時の体調管理はかなり気を付けています。限られた日程で移動するため体調を崩すと予定通りにすすめなくなります。とくに食中毒や下痢は身動きが取れなくなるので口にするものは注意しています。

水はボトルウォーターしか飲まないしお店では水ではなくジュースを頼む。生野菜は絶対に食べないようにし、マックのハンバーガーですらレタスを抜きました。一応それなりの対策をしています。生野菜と水さえ気を付けてればお腹は壊しません。

気を付けてるやつは屋台で飯食わない。
でも今のところお腹は壊していません。

それとインドに来て一度もカレーを食べてません。これもお腹を壊してないポイントでしょうか。
スパイスを使った料理をカレーと定義するならばこのビリヤニもカレーに該当するのですが一般的に言われるカレーはまだ食べてません。
腹を壊す一番の原因は油だと思っています。日本でも油の多いラーメンを食べるとお腹を壊します。油脂の多いカレーは下痢の原因となるため今回のインド旅ではカレーを食べない。

カレー不食の誓い。

かなり難易度高めの縛りルール。

カレーが国民食であるインドですがカレー以外にもいろいろな料理があります。案外カレーを食べずに過ごせそうです。
そんなわけで今回のインド旅行は、カレー食べない縛りで行きます!

ビリヤニを食べたあとはチャイを一服。
出発時間まで余裕があるのでゆっくり過ごします。

インドの鉄道に乗るのははじめてです。時間通り来ないと言われるインドの鉄道。出発予定時刻前に出ちゃうなんて話も聞きます。そのため駅には一時間以上前に到着してます。

しかし電車が遅れているようです。電光掲示板にはDと書いてあるのですがディレイ、つまり遅延しているみたいです。

出発は二時間遅れ。
始発駅にもかかわらずすでに遅れてる。

日本で二時間遅れが発生すればニュースになりますがインドでは通常営業。むしろ二時間遅れは定刻通りと同義のようなもの。6時間遅れとかもざらなんだとか。電車移動は余裕を持って動いた方がよいでしょう。

二段ベッドの下の座席を予約しました。

目的地のアグラまでは3時間ほど。寝台車ですが横にならずに座ります。

私が予約した席ですが隣には知らないインド人が座ってます。昼間はみんなで座席を共有するんだとか。

予約席なのに!

二段ベッドの上の人が下の席に座るのですが私の席には私含め3人座っています。この中に予約してない人がひとりいます。でもこれがインドの日常なんでしょう。

改札がないので切符がなくても電車に乗れます。駅員が車内を巡回しており定期的に切符を確認するのですが駅員と鉢合わなければただ乗りが出来るシステム。私の席に座る3人のうち1人、ただ乗りの可能性が高そう。もしくは自由席で指定席エリアに来ているか。

どちらにせよただ乗りには変わりない。これは虚を突かれた気分。

長距離鉄道なので車内販売をしています。
チャイに水ボトル、それにお弁当などが買えます。せっかくの電車の旅です。何がでるかわかんないけど食べてみましょう。

カレー食べない縛り、数時間で破られる。

コーンのカレーにダルカレーに芋のカレー。

弁当にはベジとノンベジがあるようでこちらはベジ弁当。ノンベジにはチキンカレーみたいです。

選択肢はカレーしかなかった。

ダルカレーが優しい味がして美味しいです。宗教関係なく全てのインド人が食べられるダルカレー。インド人にとって味噌汁のような存在なんだとか。豆が入ってるのでたしかに味噌汁なんでしょう。

カレー味の味噌汁(いやそれはカレー)。

ダルカレーには白飯が合います。
インドの食事は炭水化物が多めです。こちらの弁当は白飯以外にチャパティもついてます。けっこうな量です。でもカレーだからぺろりと食べられる。

やはりインドといえばカレーです。
カレー食べない縛りとかしてる場合じゃなかった。

車窓から見るインドの景色。
170年以上の歴史を誇るインド鉄道。インド鉄道の総延長は62000kmもあり世界で4位の鉄道網なんだとか。インドの端から端まで行けるため飛行機よりも安い値段で移動できる鉄道はインド国民の足なんだとか。そのため車内は混雑するようです。

私は予約席ですが予約なしの当日券もあるようでそれだとかなり安く電車に乗れるそうですがそちらの車両はめちゃくちゃ混んでるんだとか。
混んでる上にインドの鉄道はドアが開いたまま。そんなわけで毎日7人くらい死んでるそうです。

海外旅行はガンガン行こうぜより命を大事に。
安全はお金で買う。

私が予約しているのは1等席もしくは2等席。日本の電車でいうグリーン車的なやつでしょうか。日本の新幹線ですら自由席と指定席の民度は違います。インドもそれは同じなんでしょう。

当然指定席は値段は高くなりますが、すげー高額ってわけでもないので指定席にしました。

指定席乗車券はネットで予約しました。煩わしいやり取りも不要だし料金もカード決済。アカウントの作成に200ルピー必要ですがインド行くなら事前に作成した方がよいでしょう。

私は出発前の日本でアカウントを作成。
座席の予約は2日前にインドで行いました。

価格は1018ルピーなので約2000円。チケット代自体は760ルピーですが手数料で250ルピーほど取られているようです。
ちなみに自由席は100ルピーくらい。手数料よりもはるかに安い自由席。外国人価格ってのもあるようですが10倍差。3時間我慢すればよいんですからそりゃ多少混んでても自由席を選びますよね。

私の予約席に座っていたおそらく無賃乗車の人は駅員に追い出されていました。予約してない人がひとりいると思ってましたが、2人とも予約してない人だったようです。

民度。

2時間遅れ3時間の鉄道旅。
アグラに到着しました。

インドの鉄道っていい噂を聞きませんがどうやらそれは自由席の話のようで指定席は問題なく乗れました。まぁ通常の10倍の値段を払ってますからね。

デリーアグラ間は東京から静岡くらい。その距離を2000円で送ってくれるんです。バス移動も考えたのですがインドは電車移動が一番良さそうです。

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