山林生活

線路沿いにあるコルカタのスラム「ダクリアスラム」

線路沿いにあるコルカタのスラム「ダクリアスラム」

[更新日]
[著作者]

橋の下に見える線路がある場所はカンクリアとダクリア地区です。日本で見る線路とは少し様子が違います線路沿いには調理器具もあるし洗濯物も干してあります。

ほぼほぼ炊事場。

普通に人が立ち入っているし日本じゃまず見れない光景です。

コルカタの南の方にある街「ダクリア」。
ダクリアはショッピングモールがあり犯罪率も低いことから比較的富裕層が住むエリアなんだとか。さっきの線路の様子から想像ができませんが大田区みたいなところでしょうか。

大田区は田園調布があります。そのため大田区は富裕層が住むエリアと言えます。でも蒲田もあります。
まるで蒲田には富裕層がいないような言いよう。
そんなことはありません。
大田区は富裕層エリアなんです。大森とか平和島とか糀谷とか。

ぜんぜん反証されてねぇ。

日本でも富裕層エリアに混ざっているようにインドもごちゃ混ぜになっているのでしょう。おそらく富裕層が多くいるけどスラムもある、そんな感じなんでしょう。

こちらはダクリア駅です。
駅の周りにはスラムとなっており2000軒の家が軒を連ね1万人が暮らしているそうです。

ダクリア駅は主要駅のようで頻繁に電車が往来し乗降者数も多いです。
他のスラムと同様に各家に上水下水道はなくあまり衛生的ではない地域。そんなスラム近くに駅があります。
でも駅自体はそこまで汚くない感じです。
やはり富裕層がいるエリアだからでしょうか。

でも走ってる電車、けっこう汚い感じ。

電車って定期的に掃除するもんだと思うんですがその様子が一切伺えないんです。

電車が全体的に汚い。
割れ窓理論と同じで電車汚いし、まぁいいかなで街が汚れていくのでしょう。

インドが汚いの電車が原因。

インドが汚い原因の電車が通ります。まさかのラッピング電車。そのラッピング電車も若干きたなめ。

インドに来た感じです。
私は都心で働いていた時期があり毎日満員電車に乗っていましたがこの通勤電車に乗れる自信はありません。日本に比べると空いているのかもしれません。でもドアが開いたままなんですよね。

日本の電車は窮屈だけど乗っちゃえば安心できる。インドはぜんぜん安心できない。。

実際に転落事故はけっこうあるそうです。

この旅ではじめて踏切をみました。車は通れないようになっていますが歩行者は踏切は関係ないようです。そもそも私自身も踏切の中にいます。

線路沿いを一直線に歩くスタンドバイミーの世界。

日本でこんなことをしたら大変ですがインドでは線路を歩くのは日常?なのでしょう。車も来ないし安心ですからね。一般の道は交通量も多い上に交通ルールが守られてないんです。駐車車両も多く歩道も整備されていない。歩道があったとしても露店があって歩きづらい。それに比べると線路は歩きやすい。

まぁ線路沿いって高確率でウンコ落ちてるのでうんこ踏む可能性は極めて高いのですがその程度。

いやその程度で済ませちゃう衛生観念。

車にひかれるよりうんこ踏む方がよいでしょう。

き、汽車だー。

上下線とも同時に電車が来てしまいました。エスケープゾーンがあったので大丈夫でしたが線路内を歩くのは危険です。

このあたりはダクリア駅の西側。ダクリアは二路線ありここは線路に挟まれたエリアです。パンチャナンタラといわれるスラムでここは目抜き通りのようなところ。商店が軒を連ね人の往来が激しいです。イメージするスラムとは違い北区や足立区とかにある商店街のようです。さすがに北区でこんなところは見たことない。

目抜き通りっていうか線路沿いだった。
こちらは動画冒頭で見た炊事場の線路。炊事場であり洗濯物干場であり玄関であり子供の遊び場であり作業場でもある線路。

そういえばここ、トイレでもあった。

けっこううんち落ちてる。スラム内にはトイレが用意されていますが一つのトイレに複数の人が利用します。朝はトイレが混むのでしょう。

間に合わない!そんなとき、フリースペースがあるんです。

線路をフリースペースだと思ってるインド人。
実際にフリースペースのように使ってます。

洗濯物とか干してあるし。
でもその洗濯物が干されているところ、たぶんうんこ落ちたしね!

治安の悪い地域ってことでしたが活気があってよさそうなところです。でも夜になると危険地帯なんでしょうね。

ダクリア駅の西側、線路を二つ渡った先。こちらはパンチャナンタラロードです。
このあたりは路地がかなり入り組んでおり小さな家が点在しています。お店がある通りに関してはよくあるインドの街並み。

一般的には危険と言われる地域なのでしょうが午前中のためか危険な感じはしません。やっぱ足立区と同じ空気感がする。雰囲気が足立区ってだけ。足立区にスラムがあるなんて一言も言ってない。雰囲気が足立区名だけです。

せっかくなんでここいらで食事にしましょう。

スラム街そばにある屋台めし。
こちらはプーリーと芋と豆のカレーです。
それに玉ねぎと甘い汁。

チャパティを揚げたのがプーリー。今回の旅ではじめて食べた食材ですが私はこのプーリーが好きになりました。

揚げ物だし朝から食べるには少し重いですがインドでは定番の朝食のようです。立ち食いソバ的なやつでしょうか。芋と豆のカレーも定番のようです。

基本的にどこで食べてもカレーはおいしい。

朝ご飯には優しいカレーです。主食は揚げ物だけど!

サラダは生だから手をつけません。あと甘いなぞの汁、ちょっと不安過ぎて食べられない。

屋台は基本的にどこも衛生的ではないですがお腹は壊していません。一応お腹を壊さないように注意しています。
注意している人は本来屋台で食べないんですが手軽で低料金で食べれる屋台って便利すぎです。屋台を選ぶポイントは客がいるかどうかです。混んでいる店であればあるほど安心度は高いです。食中毒の原因は食材の常温での長期放置でしょう。客がいればサイクルが早いため食材が劣化しないため客がいる店にしか立ち寄りません。

プーリーが熱い。しかも油でベタベタ。右手でどうにもできないから不浄の手発動。
インド人は左手使わないで どうやって食べるの?

本日はコルカタのスラムを巡りました。スラムというより線路沿いの住宅を巡っただけ。普通の街並みではありませんが普通のインドの光景って感じ。デリーで見たのと同じでした。スラム巡りはデリーでさんざんしてきました。

JJコロニー、カリヤンビハール、ザキラスラム、バルジットナガー、アナンドパルバット、サンジェイコロニー、ジャイロワラバグ、クワジャ・ミール・ダード。確かにけっこうめぐってる。

そんなわけでお腹いっぱいなんです。どこのスラムも基本的には変わりありません。小さな家がひしめき合っているだけ。少し治安が悪そうなところもありましたが普通の人が普通に生活しているだけなんです。

つまり足立区と一緒。

関連記事

旅人が集まるバックパッカー街「パハールガンジ」
旅人が集まるバックパッカー街「パハールガンジ」

こちらはインド門です。 インド門は第一次世界大戦の戦死者を弔うために建てられた慰霊碑で正式名称は全インド戦...

 
金物屋の二階にある売春窟!デリーで一番の大人の遊び場「GBロード」
金物屋の二階にある売春窟!デリーで一番の大人の遊び場「GBロード」

本日はニューデリー駅の東側に来ております。 このあたりはオールドデリーと呼ばれる地域。ムガル帝国時代の1648年に...

 
ムガル帝国時代から続く私娼窟「マントラ私娼窟」
ムガル帝国時代から続く私娼窟「マントラ私娼窟」

本日はインド北部のウッタルプラデシュ州アグラに来ております。 こちらは世界遺産「タージマハル」です。 ...

 
大気汚染の酷いインド!ディストピアの世界「アショックビハール」
大気汚染の酷いインド!ディストピアの世界「アショックビハール」

こちらはネタジ・スバーシュ・プレイス駅です。 デリーメトロのレッドラインとピンクラインの乗換駅。ピンクライ...

 
コルカタのバックパッカー街!怪しいSPAが多い「サダルストリート」
コルカタのバックパッカー街!怪しいSPAが多い「サダルストリート」

こちらはインドのケンタッキーフライドチキンです。タイやミャンマーにあるケンタッキーではライスがあるのが基本で...

 

Profile

Author:

山林生活

山林生活を目指す。
でも都市型生活、旅行を中心にブログを書いてます。⇒プロフィール

お気に入りRSS