バンコクの夜に春はあるか?世界で一番大きな大人の楽園「ナナ歓楽街」

本日はバンコクに来ております。こちらはBTSナナ駅です。
アソークの隣駅にあるナナ。
BTSは隣駅との距離がさほど離れておらずアソークからナナへは徒歩でも行けます。これより私は西方向。プロンチット駅の方へ向かいます。
ナナって言っていますが正しくはナーナー。
ナナという地名は人名からきているようです。
ナナの語源はグジャラート語で「小さい」を意味するそうです。
グジャラート語ってのは初めて聞く言語ですが、インド西部グジャラート州で話される公用語で世界で23番目に話者が多い言語なんだとか。
まったくピンとこない。
グジャラート州を分かりやすく説明するとガンジーの生まれ故郷のようです。
やっぱりピンとこねぇ。
どうやらイギリス植民地時代にグジャラート州インド人が海外に移住したようでアフリカやイギリス、北米、そしてタイにも移住してきたそうです。
タイにはナナー家という実業家の一家がいますがその祖先は19世紀にグジャラート州から移住してきた人です。
元々は国王の御用商人でしたがのちに不動産業に転業。まだ安価だったスクンビット界隈の土地を購入し土地開発をはじめました。そして開拓した土地に自身の名をつけたそうです。
自分の名前を街の名前にするなんてすごいですが渋谷も道玄坂も元々は人の名前だし川崎の鈴木町は味の素の創業者の名前が由来。日本の方が人の名前の地名が多そうです。ちなみにナナ家はイスラム教シーア派のようです。ナナにはアラブ人街がありますが、元々ムスリムの人がいたからここにアラブ人が集まったのかもしれませんね。
アラブ人街があるようにナナは外国人街です。
アラブ人だけでなく各国いろんな国の人がいるエリア。バンコクにいながら世界各国を味わえるナナ。本日はそんなナナの中心地であるナナエリアに来ました。

スクンビットソイ4、通称ナナエリア。
バンコクで一番の夜の歓楽街で、ここは世界の美女が味わえるところと思いきやほぼタイ人の風俗街です。
スクンビットのソイカウボーイ、シーロムのパッポン通り、そしてナナエリア。
これら三つがバンコクの三大歓楽街です。
こちらのナナエリアは東南アジアで一番の歓楽街と自称しています。アジア一ではなく東南アジア一としたのはほかに一番を取るところがあるからでしょう。
アジアで一番の歓楽街は新宿歌舞伎町です。これを抜くことはできないでしょう。
そもそも歌舞伎町は世界で一番の歓楽街。全てが揃った街は歌舞伎町くらい。
ちなみにアジアで二番目の歓楽街は九州中洲、三番目はすすきの。
日本は歓楽街だらけ!
ナナも日本に負けず劣らずの人気スポット。けっこう人がいるんです。そしてその多くは外国人観光客。ここは六本木みたいなところでしょうか。
でも六本木と違うのはここにある多くの店が性風俗店に準じた店です。いわゆるゴーゴーバーとかそういった店です。

ナナエリアの中心にほど近いお店。
こちらはフーターズです。
フーターズはアメリカの企業が運営する飲食店です。フーターズは2025年3月末に破産しました。でもフランチャイズチェーン店だったのでそのまま子会社が引き継いでいるのでしょうか。バンコクのお店も生き残っているようです。
ちなみに日本には銀座店だけ残ってます。かつては新宿と渋谷にありましたが閉店しました。新宿店には一度訪れています。
フーターズは女性の胸を意味する俗語です。
なんだオッパブか。違います。
ハッスルタイムのないオッパブ。いやオッパブですらありません。
ちょっと過激な衣装を着たウェイトレスがいる店。
ライトなノーパン喫茶みたいなところ?
認識はそれであっています。でも性サービスなどはない飲食店。手を出したら逮捕されます。要は風俗前に行くライト風俗店みたいなところ。ちょっと過激なアンナミラーズです。
アンナミラーズもオッパブのジャンルに入れてる!
いやいやどちらのお店も健全な喫茶店。あんしんしてください。ウェイトレスの衣装がカワイイだけのお店です。でもこの店、風俗街の中にあるんです。

これは疑わしい店。
普通の飲食店だよ!って言い訳出来ない立地にあるフーターズ。フーターズでムラムラしたあとにゴーゴーバーへ。フーターズはほぼ前戯。
ちなみにフーターズの従業員にはポルノ女優も多く働いていたそうです。

こちらはナナエリアの中心にあるモール、ナナプラザです。
バンコクは多くのショッピングモールがあります。この近くにもナナスクエアっていうモールがあります。ナナスクエアはアパレルショップが多くあるモール街。観光客が多く来るのでしょう。こちらのナナプラザは風俗だけのモールです。

コの字型の3階建て雑居ビルには20軒以上のバーが入居しています。入居するすべてがゴーゴーバーやバービアです。
一応表向きはダンスショーを見るお店です。しかし売春が行われているのは周知の事実。この街に来る多くの男性はそれを求めてきてる人。
ここに来る多くの女性は働きに来ている人。
歌舞伎町にも濃いめの地域はありますが
ナナプラザはナナプラザで色々と濃いです。
しかもナナプラザ、レディーボーイの店もあるんだとか。さすがは多様性を受け入れるタイバンコク。そういえばスクンビットのソイカウボーイでもレディーボーイの人に声をかけられました。バンコクのお遊びにはイチモツのついた女性はつきものです。
キレイな女性を選び一緒にベッドに入ったら見慣れたソレがついていた、そんな話をよく聞きます。
ある意味文化となっているレディーボーイ。
多様性として受け入れているタイですが現実的には厳しいのでしょう。就ける仕事がなく春を売るしかないのでしょうか。そのため結構レディーボーイがいるようです。せっかく女性とにゃんにゃんしたかったのになぜか横には元男性。そんな悲劇な喜劇の話をよく聞きます。

スクンビット通りのコリアタウンまで戻ってきました。

コリアタウンの向かいにあるお店、こちらはカフェです。テーメーカフェという名のカフェ。
タイにはお茶文化があります。起源はアユタヤ時代。中国から伝わってきたお茶文化が由来のようです。またインドとも陸路でつながっているタイ。19世紀にはミルクティーが飲まれるようになり今飲まれているタイティーが誕生しました。
私もタイティーが好きでバンコクに来ると必ず飲んでいます。カフェでゆっくり過ごす。そういうタイ人が多くいるのでしょう。
こちらのテーメーカフェ。
テーメーという名前ですが由来はテルマエから。テルマエはご存知の通り浴場です。ここはもともとマッサージパーラーだったのです。
まともな喫茶店じゃなかった。
テーメーカフェができたのは1960年頃。ベトナム戦争で米軍兵士がタイにいたころです。米軍相手に春を売っていたのでしょう。マッサージパーラーはだいぶ前に閉店。カフェだけ残り今の状態になったようです。
じゃあカフェなの?
認識はカフェで間違いないでしょう。
日本にもあるじゃないですか!出会い喫茶とかマッチングカフェとか。
ぜんぜんカフェじゃなかった。
要は売春窟です。カフェはあくまでもカフェを提供してるだけ。客が勝手に出会いを求めるだけです。室内型の大久保公園です。
ここは日本人にも有名なスポットのようで、一時期は日本人客だらけとなっていたそうです。

でもここが開くのは20時からのようです。
店、日中にやってないの!?これ、問題だと思うんです。
世界の風俗店ははじまるのが遅いんです。ムラムラって来たとき、店がやってないんです。これじゃあ性犯罪が増えるのも無理ありません。
歓楽街が多い日本を見習ってください。6時ですよ6時。午後6時じゃなく午前6時です。
日の出から営業してるんです。深夜はデリがある朝はソープがある。日本はユーザビリティーが高いのです。でも海外のソレはどうでしょう。大久保公園ですら17時から立ってるのに、どこもかしこも夜しか営業してないんです。
勤勉な日本人だからですか?
勤勉だからですか?
私のバンコクの門限は21時まで。20時オープンの店だと一時間しかありません。一時間じゃ、なにもできないじゃない!

夜のバンコクです。これは門限破るの不可避。

テーメーカフェ、オープンしてます。ほぼ新宿の大久保公園のような場所。ここに来ればバンコク版の地雷系女子と出会えるのかな?

でも入り口手前のところに女性が立っています。
そして行き交う男性に声かけしてるんです。
客引きはリスクがあります。
私がバンコクに来る直前にも摘発がありました。我先にと客を取ろうとしているのでしょうか。でもどうやら違うようです。
テーメーカフェは出会いたい男女の場所です。男が女性を買いに来るところです。店の中には戸籍上の女性しかいないようです。女性じゃない女性がいると品質が下がる。そのためレディーボーイは入店不可です。じゃあそういう人はどうすればいいの?街娼となるしかないのでしょう。その結果、店の前で客引きをするのです。テーメーカフェの目の前には立ちんぼがいます。私の認識では女性です。認識では女性ですが医学的にはどうでしょうか。

そういえば私がはじめてバンコクに来たとき、アソーク近くのスーパー「ロビンソン」の目の前で女性に声をかけられました。
「キレイな女性だな。ああいう人も客引きするのか」って思ってましたがロビンソン前の立ちんぼ、レディーボーイ率が高い地域なんだとか。
そういうのを気にしちゃうと街頭になってる女性、女性じゃないのかも?でもぜんぜんそれで構わないんです。

目が合うと手招きしてくれるんです。これは私にも春が来たのではないでしょうか!
買う春だけど!
しかも少し穢れた春模様。







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