出発72時間前のコロナ検査をバンコクで受ける
バンコクにはコロナワクチンを三回接種すればそれだけで渡航できます。私がバンコクに行ったときはタイランドパスへの登録と医療保険の加入が義務でしたがそれらが廃止されました。そのためワクチンさえ接種していれば、コロナ以前と同じように渡航できるみたいです。
現地にいるときはマスクをしていました。バンコクは30℃を超える日が毎日続きます。日が強いため体感温度は40℃くらいでしょうか。一応マスクは義務ではなくなったものの、そこまで周知されておらず欧米人を除きほとんどの人がマスクをしていました。マスクをせずに歩いていて変な人に絡まれるくらいであればマスクをし続ける方がよいでしょう。でも今後は徐々に緩和されていくのでしょう。
このようにバンコクは少しずつ以前の状態を取り戻しつつあります。
しかし、渡航するのは簡単だとしても、日本に帰るのは大変なんです。行きはよいよい帰りは怖い。
日本への帰国は出発日時72時間以内の陰性証明が必要なんです。
現在日本でも渡航制限は緩和されました。コロナ感染国を赤・黄・青の三つに分け、赤はこれまで通り日本入国後は隔離措置ですが、青の国は隔離が必要なく普通に入国できます。ただし、渡航先で帰国前にPCR検査をしなければなりません。タイは青に区分されていますが、帰国の際に検査が必要。
72時間以内の陰性証明ってことは三日前から検査ができます。ただし私が帰国する便は夕方です。夕方やっている病院もありますが、遅い時間になるのもアレなので二日前に検査を受けに行きました。
タイに渡航する前、帰国時に検査が必要ってことを知っていたので事前に病院を調べていました。探すと500バーツくらいで検査をしてくれるところもあるようですが、タイ語と英語で頑張らなければなりません。万が一書類に不備があると帰国ができなくなるので、そこはお金で解決します。さすが日本人が多くいるバンコク。ここには日本語対応してくれるクリニックがあります。
検査方法はいくつかありますが抗原定量検査(唾液)で調べることに。日本に入国の条件はコロナの陰性証明が必要ですが、証明をする検査はいくつか条件があるようでこの抗原定量検査であれば問題ないそうです。
この検査の費用は2500バーツ。つまり1万円かかりますがこれは致し方ない出費です(PCR検査はこれより少し高い)。
LINEでやり取りをして検査日時を決めます。全て日本語で対応してくれます。
検査当日、クリニックに行きました。受付には日本人の方がいます。またタイ人も片言ですが日本語で対応してくれます。ほぼ日本にいるのと同じ。
こちらが検査キット。ここに唾液をいれて提出するだけ。
一応検査の手順もかかれています。
私は以前抗原検査キットを購入したことがあります。それと似たようなやつなんでしょうかね。じゃあ薬局で売ってるやつ買って自分で検査すればいいんじゃね?と思いましたが、どうやら別物のようでちゃんと検査をしなきゃダメなようです。
唾液を入れて蓋をしめて終了。
検査結果が出るのは26時間後。つまり翌日まで待たなければなりません。そんなわけなんで出発日前日では遅く、最低でも2日前に検査をしなければなりません。私は2日前に検査、結果を受け取ったのは渡航日時の30時間前でした。一応特急プランみたいなのもあるそうですが、まぁ二日前に検査をするのが一番でしょう。
唾液を入れて渡すだけなんで日本語が通じないクリニックでも問題なさそうですが、帰国で一番重要なことですからね、万全を期すのであれば日本語対応可能なクリニックを利用するのがよいです。
しかし久しぶりに日本語で会話をするため「コロナ、検査しにきた、これ、わたしの予約」みたいな状態で私の方が片言の日本語になっていました。
検査結果です。陰性でした。
書類は日本仕様のやつを出してくれます。
正直なところコロナにかかっていてもおかしくないと思っていました。アユタヤに行ったときに少し体調が悪くなってました(多分熱中症)。そしてあれだけの人だかりの中にいたのです。日本では外出していましたができるだけ人と接する機会は少ない生活をしていました。人ごみは避け、ドレスを着た異性と酒を飲みながら会話をする店やお風呂の介助をしてくれる女性がいる店は避けてきたのです。タイでもそのような店は行きませんでしたが、人が多くいるところを出歩いていたんです。これだけ濃厚接触してればコロナの一つくらいかかってもおかしくないと思ってましたがまさかの陰性でした。
つまり、これで帰れます。
今回の旅で一番の悩みの種がコレで解決しました。でもこれってあまり意味がないですよね。
この検査をして感染していた人の入国を抑えることはできます。しかし検査してから出国までの72時間はフリーなんです。
テスト明けたから飲みに行こう!
仕事がひと段落付いたから飲みに行こう!
やっと片付いた、これから打ち上げだ!
日本人は何かにつけて飲みに行く人種なんです。そしてそこで羽目を外す人もいます。
陰性だったから飲みに行こう。
これが全然あり得るし、私も少し頭を過りました。
だってバンコク最終日なんですよ。最後の最後、打ち上げ花火を上げたいじゃないですか!
多くの人たちがこのように考えるのでしょう。そんなわけなんで72時間前の検査ではあまり意味がなくただただ帰国者に負担がかかるだけなんです。それであれば検査はせずに「最終日だからって羽目を外すのはよそう!」っていつものようにお願いベースにする方が効果があるんじゃないでしょうか。
そもそもこの陰性証明、どこまで本当なのかはわかりません。まぁ信用にかかわる問題なのでちゃんと検査はしているのでしょう。しかしこれは72時間前の検査の結果であり、71時間前はどうなっているのかわかりません。病院が検査をせずに陰性証明を出していたとしてもそれを疑う余地がないのです。
だってみんな、最終日にはっちゃけちゃうんですから。
検査する人もかわいそうです。
最終日にコロナの巣食う中に飛び込む人を調べてるんですからね。
私はおとなしくホテルでのんびり過ごします。だいたいこういうときにはっちゃけるとコロナに感染しなくても別のなんか変な病気をもらって性病科に通わなければならなくなるんです。私はコロナよりもチンチンイタイイタイのウイルスの方を恐れています。
今日は最終日。最後の最後はのんびり過ごします。