バンコク最後の夜にロティのバナナ卵入りを食べる
すっきりしたのか、それともすっきりしていないのかよくわからない状態でマッサージ店を出ました。これより夕飯の買い出しです。今日は昼めしを食べた時間が遅く、そして量多く注文してしまったのでお腹いっぱいになりました。そのためまだ腹が減っていません。ということで持ち帰って食べることにします。タイは屋台文化です。でもそこで食べるのではなく持ち帰る人が多いのです。ラーメンもスープをビニール袋に入れて持ち帰れるんですからね。ハエとかゴキブリとかネズミがいて下水臭いところで飯を食うよりも持って帰ってホテルで食べた方がよいですからね。
ということで昨日混んでて食べられなかったカオマンガイ屋に行ったのですが、すでに店じまいをしていました。無くなり次第終了ってことなのでしょうか。バンコクではピンクのカオマンガイ屋とかが美味しいとかいう噂を耳にしたことがあります。食べ比べをしたことがないのでわかりませんが、ここのカオマンガイ屋もなかなか美味でした。実際混んでいて早い時間に店が閉まるくらいですからね。
目的のものが買えず路頭に迷うことに。ラーメンを持って帰るという選択もあるのですが時間が経つとスープが不味くなってしまいます。プロンポンのフジスーパーに立ち寄りましたが、弁当は一品の量が多い、おにぎりもあるけれど明日には帰るので和食は別にいらない。かといってカップラーメンってのも最終日を飾る食事でもない。出来ればもっとタイっぽい感じのものが食べたいのです。こんな感じで道を彷徨っていると屋台が一軒ありました。
売っている人明らかにタイ人じゃないし、全くタイ料理っぽさもありませんが前々からちょっと気になっていた屋台です。インド、もしくはもう少し中東寄りっぽい感じです、ハラルマークついてるし。
タイは仏教国ですがマレーシアやインドネシアなど近隣諸国はムスリムが多く住んでいます。またイスラム教徒は三大宗教の一つです。当然旅行者にもムスリムがいるわけです。そのためハラルフードというのは需要があるのでしょうね。
私はムスリムでも無ければ仏教徒というわけでもない。かといって無神論者ってわけでもありません。とくに食に対して禁忌というのはないのですが、ちょっと食べてみたかったので注文しました。
モノはロティというパンみたいなやつです。先日フードコートで食べました。小麦粉を使った生地を焼き、その上に具材を載せるようです。クレープみたいなものをイメージすればよいのでしょうか。
ロティプレーンは生地を焼いただけのもの。
ロティエッグはたまご乗せといった具合に具材を乗っけていく感じのようです。
具材は「たまご」と「バナナ」のみ。それにジャムを追加するかヌテラを追加するか、ブルーベリー、カスタード、チョコを追加するかという具合です。今回はロティたまごバナナ乗せ、チョコレートソースを注文しました。値段を最初にきけばよかったのですが不明だったので100バーツ渡したところ40バーツ返ってきたので60バーツのようです。ちょっと持ってかれたっぽい感じがします。
こちらが今回注文したロティです。チョコソースがいらなかったですね。生地がもっちりしてて美味しいです。甘くないバナナとたまごだったらご飯にできそうです。
まだ21時。バンコクの夜はまだまだにぎやかです。本来であれば夜の街に繰り出すべきなのでしょう。そしてこれまでもそうすべきなのでしょうがそういうことをしませんでした。もう若くはないのでそういうところに出ると疲れちゃうというのも出かけない理由の一つですが、そもそも飲み屋に行って乱痴気騒ぎというのがそこまで好きではないんだと思います。静かなバーで静かに酒を飲むくらいがちょうどよいんだと思います。でもそれなら部屋に戻って飲んでいればいいだけです。たまにホテルのバーに行けばよく、今回はそのような気持ちにならなかっただけです。
バンコクで乱痴気騒ぎをしない、エロいことをしないということに面白さが半減したとは思っていません。こうやって何もせず、何の感動もせず、何の知識も利も得ることのない旅をするというだけでも十分楽しめました。結局本人が楽しめていればよいわけです。
本当であれば同じホテルにずっと宿泊したかったのですが、予約が取れず途中で別のホテルに移りました。移動するのであれば途中からバンコクを離れるってのもアリだなぁと思っていました。行き先はアユタヤ。そちらに一週間ほど滞在することも考えていたわけです。でも結局それを選択せずバンコク中心地にいただけです。アユタヤまでは電車やバスも走っており日帰りでも行けるようですがそれすらせずに行動範囲は市内に走るバスの範疇だけでした。でもこれがよかったのです。
都内にいて休みの日は遠出するかっていうと出かけないです。新宿にいてたまには渋谷に行ったり池袋に行ったりするかもしれませんが行動範囲はその程度。遠出しても立川ぐらいでしょう。このようにそこに生活をしていれば滅多に遠出することはないです。それをしてみたかったただそれだけです。昨年末は中国からミャンマーまで約4000kmほど移動しました。ずっと移動をしていたんです。昨年が動の旅ならば今回は静の旅です。どちらが良かったかは甲乙はつけがたいです。
静の旅は移動費がかかりませんが様々な欲望に耐えなければならず、大体耐えきれません。しかし心に余裕を持つことができ、色々と考える時間があります。
動の旅は移動のことばかり考えているためほかのことに頭が回りません。でも観たことのない景色を観れたり、色々な経験ができます。どちらもよい部分があるのです。それであれば動と静をミックスするのが一番良いのでしょう。
次に行くのはミックスされたハイブリッドな旅となるでしょう。次回の旅は果たしていつ行くのでしょうか。次に行く旅が楽しみです。