【コンビニ酒】ビーフィーターとソルティライチのカクテル
コンビニで売っている酒を色々と飲みました。缶チューハイとかは手を出していませんが、無難な蒸留酒や日本酒。このあたりは大体飲んだと思います。個人的には焼酎が安くておいしいのですが、ちょっと変わったお酒を飲みたくなることもあります。出張先や出先でお酒を買うとなるとコンビニがメインとなりますので、そこでどうにかこうにか宅飲みならぬ車中飲み、小屋飲み、ホテル飲みをいいものにしたいものです。
本日は焼酎から離れてジンを選びました。
コンビニで売っているジンの種類は限られており、大体以下の三種類となります。
・ギルビージン
・ボンベイサファイア
・ビーフィーター
この三種類の中で必ず売っているのがギルビージンです。どのコンビニにも必ず置いてあるんです。値段もお手頃。でもなんでしょうか。お口に合わないんですよね。私が若いころに初めて飲んだのがギルビージンだったと思います。それから一時ジンが嫌いになった時期がありました。そのためコンビニに行ってもギルビーしかないのであればジンを諦めて別のお酒を購入していまして。
ボンベイサファイアに関してはジンの中でも好きな方の部類です。値段は少しだけ高いですが、味はそれなりにといったところです。ほかのジンに比べると甘みが少し強いです。そのため何かに混ぜて飲むというよりも、それ単体でロックやストレートで飲むことが多いです。小洒落た飲み方をするのであればマティーニでしょうか。やっぱりバーに行ってラーメン二郎みたいな注文をしてみたいじゃないですか!
私「ボンベイ指定で、ジンマシマシ、ベルモット少なめ、ビターズ、レモンピール、カラメ」
店員「オリーブ入れますか?」
こんなこと言ってみたい!そしてそんな粋なBARがあるとよいですよね。
ボンベイサファイアはコンビニだと売っている店舗は少ないです。
そのためあると買っちゃうんですけれどね。
それと同じようにあまりお目にかかれないのがビーフィーターです。
ボンベイサファイアもビーフィーターも有名なジンであり、BARに行けば置いてあります。しかしジン自体を日本人が飲まないのでコンビニに置いても売れないのでしょう。ジンといえばジントニックとかになるんだと思いますが、それであれば既製品の缶のカクテルを買うんだと思います。わざわざボトルで購入してトニックウォーターとライムを用意して酒を造ろうとはならないのでしょう。そのためジンだけでなくウォッカやテキーラ、ラムも置いてある店舗は少ないんだと思います。まぁそもそもトニックウォーターを取り扱っているコンビニは少ないですからね。
本日はたまたまビーフィーターがあったのでそれを購入してみました。
ビーフィーターを直訳すると肉食いになります。この名前の由来はボトルに描かれている人のことらしいです。この人はイギリスの衛兵で、その当時衛兵の給金の一部に庶民が食べることができない牛肉が含まれていたとか。これが由来の一つ。もう一つは汚職のニュアンスを持つ"buffetier"から来ているのだとか。諸説ありますが、どちらも皮肉がこもったお酒のようです。
カクテルの王様であるマティーニもベースはジンです。そのため少し知的な印象もありますが、所詮は大衆酒なんだったら貧民の飲む酒です。安くてアルコール度数も高い。簡単に酔えるということでスラム街でよく飲まれるお酒のようです。
日本でいう大五郎的なところでしょうか。甲類焼酎に香りづけをしたと考えればよいのだと思います。
そんなクソみたいな蒸留酒をお金を払って呑むわけです。
ジンが飲みやすいかというと、そこまで飲みやすいとは思えません。ウィキペディアには「ジンは比較的個性が強くない」って書かれていましたが、何をどうすればそのような回答になるのでしょうか。私の感覚が間違っているのでしょうか?
明らかにジンは個性が強いでしょう。まだ大五郎の方がクセが無いと思いますがいかがでしょう。
そんなジンの中でも今回はビーフィーターを選びました。
ビーフィーターの味についてはまぁジンといった感じです。そこまでトゲのある感じもありません。ただほかの人の味の評価を見てみると「クセがなく飲みやすい」「クセがないからカクテルベースに最適」なんて言葉もちらほら。何をどうすればそのような回答になるのでしょうか。私の感覚が間違っているのでしょうか?
ビーフィーターも個性がある。クセもあり飲みやすいとは思えない。
たしかにビーフィーターはえぐみとかはありません。ただそれなりに主張してきます。
個人的にはタンカレーのほうが味が調っていてクセがないように感じます。
味の感じ方って人それぞれなんですね。どちらかというと私はクセが強いけどたまに飲みたくなるのがビーフィーターって感じでした。
今回の割物はソルティライチで。
このソルティライチって秀逸で、どのお酒にも合うんです。どれにいれてもソルティライチが主張してくるのでコーラに似たようなところがありますが、コーラみたいにくどくないのでガバガバ飲めちゃうんですよね。困ったらソルティライチを入れておけばどうにかなる。
コンビニカクテルの救世主です。
ジンだったら缶で売ってる既製品のやつを買えばいいじゃないか??と考える方もいらっしゃいますが、ボトルで買うと味や度数の調整ができるんです。どうしてもお酒って同じものを飲んでいると飽きてしまいます。とくにクセが強いやつは飽きも早いんです。350mmの缶ですら飽きてしまうわけですからね。でもボトルで買えば味の調整が出来るわけです。アルコールを強めたり、割物を増やしたり。こんな感じで楽しめるんです。
ファミレスのドリンクバーでコーラとメロンジュース混ぜたりするのと通ずるものがあると思います。
自分好みにできるからボトルで買うのはいいんです。もちろん味を調えて作られているヤツもいいのかもしれませんが、必ずしも自分好みとは限りません。アルコールの濃さなどは人それぞれですのでそれに合わせたカクテルを作るっていうのもよいんじゃないでしょうか。
ジンはクセが強いですが、イギリスの労働者階級の飲む酒です。個人的には大五郎よりもこちらの方が口に合います。
労働者諸君!ぜひジンを手に酔っぱらってみてはいかがか?
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