【キューバに自由を】クラフトコーラでキューバリブレ
肝臓の数値の問題から飲酒を節制するように。以前までは毎日晩酌をしていましたがそれもなくなりました。自宅では極力飲まない(飲まないとは言っていない)、ホテル泊や外食のときだけ飲むようにしています。しかし緊急事態宣言になると飲食店での酒類の提供が制限されます。何やら日本は終始緊急事態のようで、なんだったらそれが平常運転のようにもなっている状態です。
まぁ外で飲むといっても飲むのは決まってビールです。しかもラーメン屋とかで飲むのでキリンやアサヒ、サッポロといったメジャー処のものしか飲んでいません。それが一番おいしいし食事にもよく合います。そして居酒屋やこじゃれたバーに行ったとしても基本的にビールばかり飲んでいます。コンビニでも売っているビールを飲んでいるのでわざわざ外で飲まなくてもいいんです。でもやっぱり雰囲気とか味わいたいじゃないですか。早くコロナが落ち着いて飲み歩ける状態になってほしいものです。
こんな感じでビールを飲むことが多いのですが、昔はカクテルとかも飲んでいたんです。カシスオレンジ、ファジーネーブル、カルーアミルクといった甘ったるい通称ギャル酒と呼ばれる類の酒をよく飲んでいました。すごい甘いんですけどこれが美味しいんですよ。ビールもいいけれどたまにはこういったカクテルを飲みたいです。このあたりのスタンダードカクテルであればバーに行かなくても居酒屋でどうにかなりますからね。もしくは自分で作ることだってできるわけです。
こちら、クラフトコーラというものです。先日スーパーで見つけて買っちゃいました。
最近クラフトコーラが流行っているようで色々種類が出ているようです。
コーラといえばコカ・コーラ、あとはペプシコーラでしょうか。個人的にはコカ・コーラの方が好きです。そしてコーラを利用したカクテルも好きでした。ロングアイランドアイスティーやラムコークとか、ベタなカクテルですがあれもいいですね。とくにとある店のラムコークが好きで一時期通っていました。
ミクソロジーバーと呼ばれる部類のお店で、ちょっと普通のバーとは様子が違います。一般的なバーだと市販の酒とジュースなどを混ぜてカクテルを作るのですが、そこでは香草を酒に漬けたり、バーテンダーというより錬金術師のようなことをしていました。黒寄りのグレー、酒税法など法的に問題もありそうな感じですが、そこで飲むカクテルが格別なんです。普段であればビールか茶色いお酒を飲むのですがそこでは必ずラムコークを飲んでいました。
そこのラムコークはコーラを一から作ってくれるんです。まさにクラフトコーラ。厳密にいうとコーラではなくルートビアっぽいやつなんですが、注文後目の前で香辛料を混ぜて作るのを見て衝撃でした。そしてすごい美味しいんです。ラムコークなんてラム酒のコーラ割りなんで誰でも作れるんです。でもこの店のように一つずつ丁寧に作ることで誰にも作れないカクテルが出来上がるんです。
でもこのクラフトコーラがあればその味が再現できるかもしれないわけです。
原料は砂糖とレモン果汁、それと香辛料。オールスパイスっていろんなスパイスが混ざったやつだとずっと思っていたのですが、オールスパイスというスパイスだったんですね。はじめて知りました。あとはシナモン、カルダモン、クローブ。これらはチャイ作るときに使用しますね。ヒハツパウダーはヒバーチ、花椒末ってのは花山椒でしょうね。あとはコーラナッツパウダー。このコーラナッツパウダーがコーラで重要なのでしょう。
コーラナッツパウダーさえ手に入れられればなんか作れそう。
本製品1に炭酸水3が通常のコーラの割合。本製品は200mlなので800mlのコーラしか作れません。
これ一本800円なので炭酸と合わせて900円。コカ・コーラの5倍以上の値段です。
一般的なコーラとは違い、香辛料が強めです。カルダモンとクローブの味がしっかりします。
使っている材料からチャイとそこまで変わりありません。味もブラックチャイっぽい感じ。これと合わせるのであればやっぱりラム酒でしょうね。
ラム酒とコーラ、それにライムを絞ってつくるカクテル「キューバリブレ」。
キューバに自由を。
スペイン領だったキューバが19世紀末に独立闘争がはじまりその後アメリカとスペインとの間で米西戦争が勃発。アメリカが勝ったことを機に1902年、キューバは独立ができました。独立ができたのはアメリカのおかげだったためアメリカのコカ・コーラを使い、自国の特産品であるラム「ハバナクラブ」を使用したカクテルに「キューバリブレ」と名付けました。キューバリブレは「キューバの自由のために」という意味を込めているんだとか。しかし1960年以降キューバはアメリカの貿易規制や経済制裁に遭い、2015年に一度は融和政策が取られましたが再度アメリカは強硬姿勢となっており厳しい状態が続いているようです。
当然輸入制裁のためキューバではコカ・コーラは手に入らない。つまり本場でキューバリブレを飲むことはできないんだとか。カクテル名が「キューバの自由」とは皮肉なもんですね。できればキューバも行きたいのでアメリカさんとは仲良くやってほしいものです。
日本ではコカ・コーラも手に入るしハバナクラブも手に入ります。
今度は自家製のクラフトコーラを作ってラムコークでも作ろうかと思います。
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