山林生活

【全てを無にする酒】ストロングゼロはヤバいヤツ

【全てを無にする酒】ストロングゼロはヤバいヤツ

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ついこの間宅飲みを控えるといったのに最近になってまた飲むようになってしまいました。
夏の暑い時期はビールが主ですが、寒い時期は別のお酒を飲みたくなります。値段を気にしないのであればシングルモルト。でも金銭的な問題から焼酎を選びがちです。しかし焼酎は一瓶買うとそれをずっと飲み続けなければならないし、お酒があると飲み続けてしまうんです。今年は酒の量を減らしたい。ってわけで焼酎を買わずに別のものを選びます。

ビール以外だとワインか缶チューハイでしょうか。ワインも一本買うと全部飲んじゃいますから一番無難なものが缶チューハイでしょう。

昔は缶チューハイがそこまで好きではありませんでした。甘ったるいし飲んでいると逆に喉が渇く。そしてそこまで美味しくない。
でも最近は色々な味が出て結構おいしいんです。甘くない系のもいいですが、私が一時好きだったのはほろよいのハピクルサワーでした。味が乳酸系ドリンクのソレなんです。ビールの苦みが邪魔な時、アレを飲むとさっぱりして美味しいんです。

でもガツンがない。そもそもアルコール度数が3%と低めでジュースみたいなので物足りないんです。やはり男は酔いたい夜もあるじゃないですか。

そんなわけでこちらを購入しました。ストロングゼロです。

ついに禁断の酒に手を出してしまいました。
巷ではこれを飲みだしたらヤバいと言われる代物です。名前もストロングゼロ。「強い無」。
恐らく「全てを無にする」という意味が込められているのでしょう。

ストゼロの何がやばいのかはアルコール度数が9%もあるんです。焼酎は20~25%、ウイスキーやラム、テキーラは35~45%。それに比べると9%は大したことのない数字に見えますが、500mlもあるんです。単純にウイスキーを500ml一気飲みすれば急性アルコール中毒になるでしょう。
そうなんです。ウイスキーは少しずつ飲むものなんです。でもストゼロはグビっと飲めちゃうんです。

500mlで9%なので125mlで36%のアルコール含有量となります。
テキーラのショットグラスは30mlなのでストゼロの500ml缶にはテキーラのショット約4杯分が含まれる計算となります。つまり3本飲めばテキーラ12杯分に相当するのです。これが安全な酒のはずがありません。

去年の10月頃に期間限定の林檎ダブルってやつを飲みました。これはこれで美味しかったです。リンゴの香りが有機溶剤のようなにおいに似ているし、口当たりもなんとなく科学的な感じ。

これは飲みやすくて良かったです。

でもストゼロの神髄はこの無糖でしょう。いわゆるウォッカの炭酸割りです。

ほのかに柑橘系の香りがしますがアルコールの邪魔はしません。アルコールの甘さがありますが、ドライです。クセがなく飯にも合うしアルコール度数も高いため最適な飲み物なんじゃないでしょうか。

100mlあたりのエネルギー量は52kcalなのでこれ一本で260kcalもありますが、エンプティーカロリーなので気にしなくてよいでしょう。ただ一緒に揚げ物を食べると確実に太ります。

そのためストゼロに合わせる酒の肴は「塩」が一番でしょう。

スッキリしていて飲みやすいので別にアテとかいらないんですよね。これだけを飲み続けても飽きません。

これってウォッカと炭酸を買ってくれば自分で作れるんです。柑橘系の香りがしているのでレモンかライムを少し入れれば同じ味が自作できるでしょう。

ちなみにストゼロの小売価格は200円。実際の販売価格は安いところで税込み162円くらいでしょうか。

安いウォッカだとウィルキンソンウォッカがあり、そちらだと40%で720ml、957円になります。ストゼロと同じ度数にした場合、3168mlつくれるためおよそ6本分のストゼロを作れます。一本単価は160円くらいになりますが、これには炭酸など別の材料費が含まれておりません。つまり自分で作ると高くなるんです。

しかもこちらを見てください。ストロングゼロっぽい雰囲気ですがストロングドライと書かれています。いわゆるパチモ...PB製品です。イオン系の店に置いてあります。通称で呼ぶなら「ストドラ」になるのでしょうか。

多少原料に違いがあるようです。本家ストゼロはレモン、グレープフルーツ、ライムが含まれるのに対し、ストドラは酸味料と香料しか入っていません。

販売者はイオンですが製造者が合同酒精株式会社となっています。こちらはオエノングループです。有名なお酒だと鍛高譚やビッグマンでしょうか。
それと電気ブランも製造しています。そもそも合同酒精株式会社の起源は浅草の神谷バーなんだとか。

つまりこのストロング某は神谷バーの流れを汲んでいるのでしょうね。

このストロングゼロっぽいストドラ。値段が税込みで126円なんです。つまり自作して作るよりもはるかに安い。さすがはビッグマンで様々な人を廃人にしてきたメーカーです。
そもそも配分や作る手間を考えると買った方が楽だし美味しいんです。もっと強めがよいならばストゼロにウォッカ足せばよいわけですからね。

まぁ何のウォッカ使ってるかわからないし、ちゃんとしたのを作りたかったら自作するしかないです。
プレミアムウォッカで自作すればストゼロの高みを目指せるのかもしれませんが、それではストゼロの魅力がゼロです。

安くてうまくて酔えるってのが廃人系ドリンク・ストロングゼロの魅力。
後悔なんて時間の無駄!全てを無にする酒を飲んで忘れれば皆が幸せになれます。

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