山林生活

【動画】蝉の声、鳥の声は一定レベルになるとただの騒音

【動画】蝉の声、鳥の声は一定レベルになるとただの騒音

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田舎暮らしがしてみたい。
都会に住んでいるとこのような気持ちになることがあります。
人はないものねだりをするもので、田舎の人は都会に憧れ上京する。都会に住んでいる人は田舎暮らしに憧れる。

都会と田舎どちらにも良い部分があるのでしょう。でもどちらにも悪い部分というのはあります。

都会の喧騒から離れ、自然豊かな日々を送りたい。
たしかにコンクリートジャングルよりも緑豊かなところにいるほうが精神的にもよいのかもしれません。

しかしそれは住むのではなく田舎に遊びに行く程度での話。

都会に家がある。たまの休みは一泊で地方に行こう。
週末田舎暮らし的な奴です。

移動こそ面倒ではありますが、普段はなんでもある都会で過ごせるのです。週末だけであれば不便もスパイスの一つになるのでしょう。田舎の良い部分だけ味わえるわけです。このような生活であれば一番楽しめるんだと思います。

しかしこれが毎日となれば重くのしかかってくるわけです。

今日のお昼は何にしようか。

悩むんです。
自分で作るのがめんどくさい。でもご飯食べに行くのも一苦労。
コンビニで済ますにもそもそもコンビニがない。

私は定住していませんが、少しいるだけでこんな状態です。住み続けていればなれるもんなんでしょうかね。結局めんどくさいでインスタントラーメンになってしまうんです。

田舎暮らしって畑で獲れた野菜で作ったオーガニック的な食事が味わえるようなイメージが強いですが、実際は日清食品が主になってしまうんです。外に出ないから保存食を買い込む。そして保存食で生き抜く。こんな感じです。

もちろん、ちゃんとやる人であれば田舎のスローライフ的なヤツを満喫できるのでしょう。でもそれができるのはほんの一握りの人。そしてそれができるのは人間ができている人。そういう人は田舎だからとか都会だからとかそういうの関係ないのでしょう。どこにいてもそつなくこなすのでしょう。

私にはそれができないんです。結果的に都会よりも健康に悪い暮らしとなるわけです。

そして、山林はうるさい。

歌舞伎町に住んでいたときは薬物中毒者の暴れる声、ホストの騒ぎ声がありました。ちょうど隣のビルにホストクラブが入っていて、夜には重低音と共にホストたちのシャンパンコールが。私、ホストクラブには一度も行ったことなく、当然働いたこともないですが散々聞いていたのでシャンパンコールはそらで言えます。
とはいってもずっとではなくたまにうるさいくらいです。たまにあるシャンパンコールがあってうるさいだけ。
とくにホテル街でもあるので一定の時間になれば比較的静かになるわけです。

しかし山林に棲む者たちはそのへん容赦がないんです。

もうずっとうるさいんです。

鳥のさえずり、たまに聞こえるのであれば風情がありますがずっと鳴いています。
そしてこの時期で一番厄介なのがセミの鳴き声です。これが昼夜問わずずっと鳴いているわけです。とくに車中泊は窓開けて寝てるのですが外がうるさい。小屋だったとしても換気のため窓を開けるのでやはりうるさいです。

カエル、セミ、鹿。

虫や鳥のさえずり。このような言い方をすれば風情ある感じです。恐らく一匹だけであればうるさくなく心地よいんでしょう。しかし無数の虫や鳥獣が一斉に鳴きだせばそれはさえずりではなく騒音でしかないのです。

その騒音がどんなもんなのか。録音してきたのでちょっと聞いてみてください。

1分20秒を過ぎたあたりから急激にうるさくなります。前半は夏の感じなんですけどね。
なんだか工事現場見たいな音ですよね。これ、ずっとなんです。
朝方は多少おさまりますが、夜もそれなりの音がするわけです。

こいつらのせいで夜寝れないんです。やっぱり山林に滞在するのは夏よりも冬のほうがよいのかもしれませんね。
寒いという点はありますが、虫がいないというのはやはり良い点です。この時期は羽音にビクビクしながら生活しています。蠅であればよいのですが、スズメバチとかも飛んでいますからね。滞在していると羽音で何の虫なのかがわかるようになってきていますが気分のいいもんじゃないです。冬ならば虫もいません。比較的静かに過ごせます。といっても動物の鳴き声は季節関係なくあるのですが。

それとやっぱり暑いんです。山といってもそこまで高い山ではありません。夜は平地よりも涼しくはありますが、日中は普通に夏真っ盛りです。この暑さで野良仕事は命にかかわります。そのため日が出てる時間帯は日陰でのんびり記事作成をしています。

小屋にエアコンつけてみてはどうだろうか。

当初私はオフグリッドな慎ましやかな暮らしがしたいと思っていました。しかし現実はそこまで甘くありませんでした。私のように決意なんてどこかに置き忘れてきた人には生ぬるい生活しかできないのです。自らハードモードを選べない。そんなわけで小屋には電気が来てます。電気があれば電動工具もバッテリー気にせずつかえます。であればいっそのことエアコンつけちゃったほうが快適に過ごせるのではないでしょうか。

自然が触れ合える場所ではありますが、無理に自然と触れ合う必要もないわけです。エアコンのある部屋で快適に暮らすというのだって小屋暮らし、山林生活の一つだと思うんです。そもそも「暑いから山に行きたくない」こんな感じになってしまっています。であれば山に行っても快適に過ごせる環境が作れれば、季節関係なく山に滞在するようになるんじゃないでしょうかね。

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