山林生活

古物営業法の一部改正に係る重要なお知らせが届く

古物営業法の一部改正に係る重要なお知らせが届く

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香川県の丸亀署の生活安全課。
先日事件となったやつです。生活安全課の警察官がプライベートでリサイクル店に訪れ、皿を売ろうとしたら割れており、割れている理由を店員に押し付けた上「わし、いま丸亀署の生安の担当者や。古物の。そこの責任者や。なんなら今度、立ち入りしようか。正規に呼んで」という脅し行為をしたことがありました。

警察って怖いですよねー。そんな怖い人たちが鉄砲持ってるわけですからね。もちろん皆が皆こんなわけではないんですが、中には悪いこと考えている警察も多いのでしょう。こういう人たちがいるから警察のイメージも悪くなってしまうのでしょう。

この問題、私と一切関りがないわけではありません。私も実のところ古物商なんです。古物商なんですといっても実際のところはほぼ動いていない古物商です。古物商は丸亀署の警察官がいっている通り生活安全課が管轄している業種です。古物商は都道府県の公安委員会から許可をもらい、それで営業をしているわけです。もしかしたら私を管轄する警察が同じことをしたかもしれないわけです。

リサイクルショップは古物商の許可がなければ営業ができない。つまり警察のさじ加減一つなわけです。警察が「許可取り消すでー」って言ってくればそれまでなんです。首根っこ掴まれている状態ですので警察の言いなりになるしかないわけです。丸亀署の警察官がやったことはほぼヤクザのショバ代払えと同じです。実際に古物商許可の代金を払っているのでそれがある種のショバ代みたいなもんですが。警察がこういうことをするとやる気もなくしますよね(そもそもやる気ないですが)

そんな事件が先日あったわけですが、その後警察より一通の書類が届きました。書類の内容は「古物営業法の一部改正に係る重要なお知らせ(通知)」というものです。

全く知らなかったのですが平成30年4月25日に「古物営業法の一部改正する法律」が交付され、その一部は同年10月24日に施行されていたようです。主な改正点は許可単位の見直しで、これまで古物商の許可は営業所単位で許可を得る必要がありましたが今後は主たる営業所の所在地の許可だけでその他の営業所は許可ではなく届出だけで済むようになったそうです。

このように変更になったため、令和2年4月の改正法施行日以降も古物営業を営む場合はその日の前日までに届け出をしなければならないというわけです。届出しないと許可を失ってしまうそうです。

私は営業所を持っていませんが対象となるため届け出が必要ということです。

個人的にはこの古物営業許可を用いて何かしたいというのがあります。しかし現状で古物ってそこまで必要ではない感じなんですよね。何か中古品を売りたいとなればメルカリとかヤフオクで売ればいいし、仕入れも個人売買という形であれば許可証いらない状態です。この個人売買なのか古物に該当するか否かというのはすごいわかりづらい線引きなんだと思います。

反復して売り買いをすれば古物業。
業として売り買いをすれば古物業。

どの程度が反復なのか、何をもって業なのか。この辺すごい曖昧なんですよね。
実際にネットオークションとか見てみると明らかに業者のような人もいるわけです。まぁ古物商の許可とったところで何の不都合もありません。恐らく都内だと毎年立入り検査があるのでしょうが、私は神奈川で許可を取っています。神奈川の場合だと今回のような案内くらいしか届きません。

当然今回も届出を出します。たしか許可を取るのに三万くらいかかったと思うんですよね。そして許可申請をするのは件の生活安全課です。生活安全課の人って風俗店とかの届出を請け負うところなんです。届出を出す人たちってその手の若干カタギじゃない方々が多いので、自然と生活安全課の人たちもその手の人と同じ雰囲気だしてくるんですよね。

若干気まずいんです。なんかヤクザの事務所みたいな感じで。怒鳴り声とか聞こえてたし。

「わし、いま神奈川県警の生安の担当者や。あんさん、仁義切らなあかんで」

こういうの言いそうな人相の方々がゴロゴロいるんです。人を見た目で判断しちゃいけないというのはわかりますが、そもそも事務手続きしかしないんで判断材料は見た目しかないでしょ!

お控え下すって有難う御座います。
手前、粗忽者ゆえ、仁義、前後を間違いましたる節は、まっぴらご容赦願います。
向かいましたるお兄いさんには、初のお目見えと心得ます。手前、生国は武蔵国。橘樹は川崎でございます。わけあって稼業は古道具屋をやっております。姓は山林、名は生活。稼業、昨今の駆出し者で御座います。
見苦しき面体お見知りおかれまして、行末万端御熟懇に願います。

こんな感じでよいでしょうかね。

出来ればあそこには近づきたくない。
もし今回許可を取り消し、以後再度許可をもらう際にまた同じことしなきゃならんのでしょ。もう嫌なんですよね。
でも行かなければなりません。書類を書いて生活安全課に向かいます。

作業は簡単で書類を提出するだけ。受領書を貰って終了です。
はじめて許可申請を出したときは強面の中年男性でしたが今回は女性の方でした。仁義を切ることなく受け取ってくれました。

古物商で何かいい仕事ないですかね。
出来れば在庫とか抱えず右から左に受け流すだけでお金が入ってくるシステムがあると望ましいんですが。
セドリとか転売とかあまり良いイメージがない古物商です。でもせっかく許可を貰ってるのでそれを使いたい。何かないでしょうかね?

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