【自作カクテル】スミノフウォッカでシークァーサーハイボール
お酒は生で飲め。
基本的にお酒は造り手の気持ちを考えてそのまま飲むように心がけております。基本的にストレート。それが一番良いと思っています。しかし中にはそのまま飲むのはちょっとしんどいというお酒もあります。また若いころは代謝がよかったけれども、年々アルコールを消化し辛くなる身体です。強めの酒をそのままで飲むと、翌朝に響くことも。そのため最近では何かで割ることが徐々に増えてきております。
好きに飲めばよい。だって金払ってるし。
お酒の飲み方で文句を言うのは無粋です。人それぞれ好みがありますのでそれに合わせて飲めばいいんです。牛乳で割ったりしてもOK、出汁で割るのもOKです。好きなものを好きなように飲めばいいんです。そんなわけで本日はカクテル三昧といきましょうか。
スーパーでたまたまシークァーサーの原液を見つけました。沖縄のアンテナショップとかに行くと売っているやつです。これをそのまま飲むのは苦みも強いのでしんどいですが、お酒で割るとかなりいい感じになります。本日はシークァーサー割にしようと思います。
手に取った酒はウォッカです。ウォッカはいわゆるロシア人にとっての焼酎的な存在です。原料は様々ありますが、原料が違ってもそれらは全てウォッカになります。
今回購入したスミノフ。個人的にそこまで好きではありません。えぐみが若干あるんですよね。あと変な甘さが主張してきます。
ウォッカは複式蒸留で雑味を最大限消したものですが、それでも素材の香りや味というのが少なからず残り、それが個性となります。個人的に好きなウォッカはストリチナヤです。ストレートで飲むよりもソーダで割ってレモンかライムを添えると一級品のカクテルになります。似たような無色透明で出来る限り個性を出さないように作られていたとしても味に違いがあるというのは不思議なもんです。
でもストリチナヤが売っていなかったのでスミノフの赤にしました。
スミノフウォッカの生まれは当然ながらロシア。
1860年に創業、1886年にはロシア帝室御用達となったそうです。しかし御用達となったことが裏目となりロシア革命により追われる身に。フランスを経てアメリカに亡命。アメリカの地でウォッカを売っていたそうです。その後は度々の吸収、合併に遭い、現在はもモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン傘下のディアジオ社が版権を持っているそうです。ルイ・ヴィトンって酒も取り扱っているんです。ドンペリとかもこちらが版元です。そしてフランス企業。もうロシアとは関係ない状態ですね。
とはいえ元々ロシア生まれのアメリカ育ち。白人文化が作った酒ですので安心して飲めます。Amazonで商品を買うと中国やら韓国やらの製品が多くあります。最近では品質も良くなりつつありますが、やはり大陸系のものって信用がないんですよね。これまでいろんな商品を購入して幾度涙したことか。大体手に取るものは大陸系です。それでもなお大陸系を買っている私ですが、やはり信頼できるところを選びたい。欧州やアメリカ製品であれば安心して購入が出来るってわけです。
2015年7月より、日本市場向けのスミノフウォッカ、及びスミノフブランドの全製品は、韓国・京畿道利川(イチョン)市のDiageo Korea工場で製造しています。
ここでもまさかの大陸系!
ロシア生まれのアメリカ育ちでメイドインコリア。
ロシア生まれにもかかわらず現在はロシアで飲まれるよりもほかの地域では人気のようです。
あまり好きではない種類のウォッカですがコンビニでも気軽に変えることができる一つです。何かで割ればそこまで主張してこないのでカクテルには適しているのでしょう。
今回はスミノフとシークァーサーを使ったお手軽カクテルを作ろうと思います。
材料は以下です。
■スミノフウォッカ
■シークァーサー原液
■シュガーシロップ
■ソーダ
分量はお好みです。試してみたのはウォッカ45ml、シークァーサー45ml、シュガー13ml、ソーダUP。これだと砂糖の量が少し多いような感じがしました。かといって砂糖を無くすと酸味が強くなります。半分くらいがちょうどよいのかもしれません。シュガーシロップはポーションタイプのヤツを使いました。
砂糖を減らして飲んだところちょうどよい感じです。もう少しシークァーサーを強くしてもよいかもしれませんね。さわやかな味わいでアルコール感がなく、ついつい飲んでしまいます。ストリチナヤを飲むときもそうですが、ウォッカには柑橘系が合いますね。シークァーサーも柑橘系だから合うのでしょう。沖縄行ったことないですが、琉球の風を感じることができました。
シークァーサー原液じゃねーし!
シークァーサー入りというだけであり、四季柑という果物がメインのようです。でかでかと四季柑って書いてありますね。てっきり四季柑というのはこのドリンクの名前だと思っていましたが果実の名前のようです。恐らくシークァーサーを採取して果汁にするよりも四季柑の方がコストが安いのでしょう。これじゃあシークァーサー割じゃなくて四季柑割になってしまってますね。
四季柑はシークァーサーの代用品として台湾から輸入しているようです。
ここでもまさかの大陸系!