山林生活

タイホンダdash125RSという街中最強バイク

タイホンダdash125RSという街中最強バイク

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YZF-R6は街乗りに適さない。そのため街乗りバイクが欲しい!そんな気持ちが強くありました。しかし街乗りバイクってどんなのがいいんだろ?という疑問があります。やっぱり250㏄のビッグスクーターかな?あれって雨具とか入るし便利そう。

その当時ビッグスクーターブームみたいなのがあり、街中に溢れていました。

でもスクーターなんて軟弱なものには乗りたくない。という気持ちがありまして。それともう一台中型や大型バイクを乗るとなると二台分の任意保険に加入しなければなりません。街乗りと峠を両立させるための負担はかなり大きいです。そのため125㏄以下のバイクを選ぶことにしました。

125ccであれば自動車保険にファミリーバイク特約というものがあります。これであれば月額500円程度で利用が出来るわけです。それであれば月々の負担もおさえられます。もちろん普通のバイク保険よりかは保障が少なくなるところもありますが、最低限の保障はクリアしているので、125㏄を買ってファミリーバイク特約で乗ることとしました。

そうなると125㏄のバイクをどれにするか考えなければなりません。

スクーターは無しとすると、オフ車とかになるんですかね。スポーツバイクだとR6と被っちゃうし。125のアメリカンとかもなんだか違う...。
125の種類は結構あるのですがスクーターを除外すると選択肢がかなり狭まる125㏄。

国産には私が好む125㏄はないなぁ...。じゃあ外車買う!?

ということで手に入れたのは外車でした。その外車の名前はdash125RSというものです。

外車っていっても欧州や米国ではありません。タイランド製です。しかもホンダ。

タイと言えばバイクが信号待ちで酷い状態になるイメージがあります。それだけタイではバイクが浸透しているわけなんです。またタイはバイクの排気量の上限が決められているわけで、125㏄とか150㏄が主流のようです。そんな主流のバイクであれば安心です。しかもホンダ製ですからね。タイホンダだとしても同じように優秀なのでしょう。

見た目は明らかにホンダカブのような形です。カブと同じアンダーボーンフレーム。見た目はカブっぽいんですが、走りは全く違います。

水冷2stで22ps。6速ミッション。

明らかに速そうな感じがします。それも当然です。dash125RSはタイの二輪レースで優勝するようなバイクです。その当時はタイで最速だったのでしょう。そんなバイクを手に入れてしまいました。

タイホンダということで周りに知っている人はそんなに多くありません。また盗まれる心配もない。それでいて早いんだから申し分ありません。

しかしこのdash125RSは運転技術がかなり必要なんです。

タイヤはすげー細い、タンクが無いためニーグリップが出来ない、ブレーキが全くきかない。エンジンは高性能ですがその他が低スペックなんです。
そもそもタイは舗装されていない道も多く、早く走るのには適していません。そのため速度は出さない。速度出さないからブレーキも使わない。砂の浮いた道でフロントブレーキを使えばロックしてしまう恐れがあります。そのため現地ではリアブレーキがメインとなっている感じです。

それをそのまま日本に持ち込んでいるから、速度は出るが止まれないバイクとなっているわけです。

そんな危なっかしいバイクですが最高速はメーター読みで160kmほど出るわけです。メーターは125㏄なのに200kmまで表示できます。もちろんメーターの信ぴょう性はありますが、実際に早いです。
2stなんでピーキーすぎる。全く街乗りに適していないような感じですが、私はこのバイクが一番のお気に入りでした。

車幅が小さいのですり抜けも楽。
しっかりとスロットルを回せば足りないトルクもカバーできる。
車重が軽いので取り回しも楽チン。
整備性も考えられた作りになっている。

流石は常夏の国で作られているだけのことあり、タフなバイクでdash125RSは街乗り最速と言っても過言ではありません。

乗り方はニーグリップが出来ないため、ヒールグリップ、つまりかかとで車体を抑えます。重心は若干後ろ乗りで、曲がるときは斜め後ろに身体を入れる感じです。前乗りで前に荷重をかけると安定しません。昔のバイクの乗り方に近い感じでしょうか。思いっきり倒しこむとセンタースタンドを擦ることがありますが、基本的にそんな乗り方はしないので別に心配ではありません。速く走るためには常に高回転をキープしておくこと。タコメーターはないためエンジンフィーリングで判断するしかありません。ブレーキの効きが悪いため、そこの所を注意していれば問題なく走れます。

そんな街乗り最速だからこそ、ついつい頑張っちゃうわけでして。
それが原因で事故に遭いました。

首、鎖骨から腕、足、肺挫傷やくも膜下出血まで。
完治六カ月。実際は一年半ほど入退院を繰り返すことになりました。
事故から二週間ICUで生死を彷徨っていたわけです。

しかし人間の身体ってちゃんとできていて、事故の記憶が少し曖昧なんですよね。病院に運ばれた後は記憶もなく、気が付けば二週間経過していました。

だから、バイクが怖くない。

普通、事故に遭えば怖くなるじゃないですか。それがちゃんと記憶を改竄してくれるわけです。

退院したら何乗ろうかなー。

こんな感じでした。

このような経緯により、一度はバイク人生が終わりそうでしたがなんだかんだでバイクを乗り続けることに。この時乗っていたバイクはdash125RSですが、いまだにこのバイクのことは好きです。そんなのに乗ってる方が気が知れねぇぜって感じですが売っていたらまたチャレンジしたいんですよね。

「ピーキーすぎてお前にゃ無理だよ!」

それでもまた乗りたいと思わせるバイクでした。しかしdash125RSは絶版車なんですよね。あちらタイでも公害の問題などを抱えており、2stエンジンのバイクは販売できないようです。あのパワーは4ストロークでは出せないのでしょう。つまり手に入れられないということです。中古市場もたまに見ているのですが、日本にはないんですよね。昨年バンコクに行った時もdash125RSのことを気にかけていましたが、やはり走っていませんでした。

また同じようなバイクが欲しいものです。2月にラオスに行った時も現地のバイク屋さんを覗いてしまいました。

今欲しいバイクがあるとすればGSXR150でしょうかね。
DACH125RSほどのパワーはないんだと思いますが、制動性などはよくなっているのでしょう。150なんで高速も乗れますし。

そもそも125ccで100kmとか必要ないですからね。むしろトルクを最大限にして初動を早く、そして60kmをキープしても安定した走りができるバイクが良いんだと思います。そうなると単気筒の車両が街乗りは一番使い勝手が良いのでしょう。そして燃費のことを考えるとやはりカブの125ccあたりが利用価値があるんだと思います。個人的にはオフ車が欲しいところですが。

こんな感じで私が故障してしまったためバイクに乗ることもできません。
つまりR6もいつ乗れるかわからないためおさらばしました。dash125RSに関しては自動車保険の関係などから保険処理が終わるまで所持することに。

さて、次はどんなバイクに乗るのでしょうか。続きはまた次回。

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